「男は何歳でも結婚できる」…20代女性を狙う40代男性のアプローチは「公害」
LIMO / 2019年11月20日 19時45分
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「男は何歳でも結婚できる」…20代女性を狙う40代男性のアプローチは「公害」
TOKIOの城島さんが24歳年下のアイドルと結婚しました。では一般人が20歳以上年下の女性と結婚できるのでしょうか?
男性は婚活イベントの参加年齢を確認しない?
こんにちは。恋愛婚活コンサルタントの菊乃です。
以前、婚活イベントの企画運営をお手伝いしたことがありました。参加年齢が女性は35歳ぐらいまで、男性は39歳ぐらいまでのイベントでした。
女性の場合、年齢制限が28~35歳までのイベントだと35歳34歳という方はほとんどおりません。参加者の中で自分が年齢が高い方になるといやなのです。28歳ばかりでその中に34歳35歳がポツンといたら、不利ですから。
ところが男性になると全く別で、39歳ぐらいまでのイベントに40歳前後が一番多くなるのです。40歳なら許容範囲でしょうか。「参加年齢39歳ぐらいまで」なのに45歳47歳が普通に参加してしまう。
日本語読めるの?と思ってしまうけれど、彼らは男性の年齢よりも参加女性の年齢ばかり見てしまう。
「若い女性に会えると思って」という理由らしい。
女性の「年上の男性」というのはせいぜい4歳上
TOKIOの城島さんが24歳年下で24歳グラビアアイドルとの結婚を発表しました。これで、「オレも24歳年下の女性と結婚できる」と勘違いするおじさんが増えないことを願いたい。
婚活中のアラフィフ男性の中には「男は何歳でも結婚できる・子どもも持てる」と勘違いしている方もいる。
ドナルド・トランプとか加藤茶とかそういう方もいるけれども、かなり年が離れた女性と結婚する男性のスペックを確認してみましょう。ジャニーズや大御所芸能人、大富豪であれば別ですが、そんなスペックもないのに若い女性に数打てば当たると思うイタイおじさんがいるのです。
国立社会保障・人口問題研究所の「第15回出生動向基本調査(http://www.ipss.go.jp/ps-doukou/j/doukou15/NFS15_reportALL.pdf)」によると、未婚女性の67.7%は年上の男性との結婚を理想としています。しかし、年上男性希望の女性の半分以上は1~4歳上までを希望しているのです。
7歳以上年上の男性を希望する未婚女性は5.6%しかおりません。
28歳ぐらいの女性が結婚相手としてみるのは34歳ぐらいまでなのです。年上ならいくらでも大丈夫と勘違いするおじさんは本当にイタイ。
1歳でも年下の女性に会えたら低姿勢で
ご相談に来ているアラフォー女性から聞いた話ですが、4歳ぐらい年上の男性とお見合いした時に
「相談所の人から若い女性ばかりに申し込みしないで、もっと対象を広げましょうと言われたから申し込みました」
と言われたそうです。
彼女だって自分の年齢は気にしている。同年代の男性と思って会ったら「若い子がいいけれど、若い子からは断られるから会ってやった」みたいな言い方をするバカ男だったと驚いておりました。
もちろん、その彼は1回会ってお断りだったそうです。
かつて結婚したい男の条件は3高「高学歴・高身長・高収入」と言われました。しかし、今の婚活で人気男性の条件は3低「低姿勢・低依存・低リスク」が好まれるのです。
会ってくださったと低姿勢で、自分も家事をやり、高収入よりは安定している方が人気があるのです。アラフォー以降はおじさんの自覚をもって、1歳でも若い女性が自分と会うために時間を作ってくれたら、そこに感謝をしなければならない。
結婚相談所のようなお金を出して出会いをお膳立てしてもらえるサービスを使うと、「こんなにお金を出しているんだから、若い子と結婚させてくれるんでしょう」と思う40代男性もいる。
出会いサービスへの課金はテナント出店料のようなもので、出店してからは自分を売るために自分が努力しなければなりません。お金を出して人の気持ちを買えると勘違いしてはいけない。
アプローチをするだけなら「タダ」というのは大きな間違い
男性側の意見を聞くと、積極的にどんどんアプローチをした方がいいと思い込んでいる方は多数いる。もちろん、積極性は大事です。
でも女性は、10歳以上年上男性からアプローチがあっただけで「気持ち悪い」とか、がっかりするのです。
10歳年上の男性と結婚する女性もいますよ。でもそれは、年齢差を超える魅力があるからでしょう。婚活は自分より10歳20歳若い男性と同じフィールドで競争するのです。
若い女性の方がいい。そう理想を持つことは自由ですが、自分より若い男性がたくさんいる中で、自分を選んでいただくメリットはどこにあるのか明確になっているのでしょうか?
賢い人は成長を選ぶ。バカは変わることを「妥協」と呼ぶ
婚活を始めたばかりのころ、自分の身の程以上の異性を希望するのはよくあることです。何人かにお見合い申請して断られ、会って2回目に行かないというのを繰り返し、立ち止まって考え、初めの理想とはちょっと違うけれど試しに会ってみるということをやるのです。
試しに会ってみたら、会話も合うから同年代の女性や、場合によっては年上の女性と結婚したという男性もおります。
この「試しに初めの理想とは異なる人と会う」ということができる人とできない人がおります。賢い方は変えることを「成長」と呼びます。しかし、変えることを「妥協」「自分を曲げる」と受け取り、かたくなに変えず同じ失敗を繰り返し続ける方もおります。
残酷なことですが、年齢が上がるほど変化を嫌う。そして、どんどん柔軟性をなくし、不毛な婚活を繰り返してしまう。
男性の場合、日替わりでいろんな女性に会える婚活がレジャーになる方もおります。結婚がゴールじゃなく婚活がゴールになっていいのでしょうか?
【参考】
「第15回出生動向基本調査」国立社会保障・人口問題研究所
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