「可愛い。でも疲れる…」孫たちがやってくるのを手放しでは喜べない祖父母たちの心の声
LIMO / 2019年11月30日 19時45分
「可愛い。でも疲れる…」孫たちがやってくるのを手放しでは喜べない祖父母たちの心の声
もうすぐ年末。今年もあっという間に終わりを迎えそうです。そろそろ正月休みを利用した実家帰省の計画を立て始めた人も多いのではないでしょうか。子どもたちはおじいちゃんおばちゃんに会えると大喜び。きっと向こうもそう思っているはず…。
しかし、「孫たちがやってくるのを手放しでは喜べない」なんて声もチラホラ聞こえてくるのです。さて、その理由はいったい…?
体力もお金も限界です…!
さて、早速ですが、孫たちが遊びに来るのが嬉しくもあるけれど、憂鬱でもある…という人たちの声を集めてみました。
「娘は帰省してくると必ず近所にあるアウトレットモールに行こう、と私たちを誘ってきます。そして、孫たちの服をアレコレ物色。孫可愛さでついつい『買ってあげる』と言ってしまう私たちも悪いのですが…。孫に会えるのは嬉しいものの、『また洋服を買わされるのか』と思うと少し釈然としません」(68歳/女性)
「息子夫婦と小学生の孫は年末年始に顔を見せに毎年帰省してくれます。しかし、小学5年生ともなると、老人の家は退屈なんですかね。話しかけてもろくに返事もせず、持参したゲームばかりしています。それを見ている息子夫婦も注意するわけでもなく…。お菓子やら小遣いやらを用意して待っているのがだんだん馬鹿らしくなってきましてね。今年は『帰ってこなくていいよ』と言うつもりです」(72歳/男性)
「娘は毎回帰省すると、4歳の孫を私たちに預けて毎晩飲み歩いては朝帰り。なんだか孫が不憫で『夜遊びは控えなさい』と言っても、『うちでは飲みに行きたくても行けないんだから、実家に帰った時くらい羽を伸ばしたい』と聞く耳もちません。そして最後には『遊びに出ちゃダメ、というのなら帰省する意味がないから帰らない』とまで言い出す始末。
孫には会いたいし、かといって連日夕食の世話から風呂、寝かしつけまでやらされるのは疲れます」(65歳/女性)
「孫は男の子3人だからかとても乱暴で…。毎回帰省のたびに、ふすまを破られたり、電化製品を壊されたり…。あまりきつく叱るのも心が痛いし、かといってこのまま見過ごすわけにもいかない。今度の正月にはいったい何が起きるのやら…」(70歳/男性)
「毎年正月に、仲のいい友人たちから旅行に誘われています。しかし、見事に子どもたちが帰省してくる日とかぶっているので旅行は断っているんです。孫たちは可愛いのですが、『遊ぼう遊ぼう』とひっきりなしに言われると、3日もするとクタクタに。『あぁ、今頃お友達は温泉で疲れを癒しているんだなぁ』と思うと、ますます疲れてしまいます」(67歳/女性)
孫は来てよし、帰ってよし
「孫は来てよし、帰ってよし」という言葉をご存知ですか?確かに孫が来てくれるのは嬉しいけれど、帰るころにはホッとしている…というのが本音、という方も少なくないようです。
それもそのはず。孫たちが帰省すると、可愛い半面普段の生活リズムが乱れたり、遊びにとことん付き合って体力を消耗したり、いろいろねだられたりお小遣いをあげたりして出費がかさんだり…。当の親たちはどうしているかというと、ここぞとばかりに子どもの世話を押し付けてきて、自分たちはのんびり…なんてことも。
たまに会うから思いっきり甘やかしてあげたい、かまってあげたい気持ちはあるけれど、気力も体力も、お金も限界!孫たちが帰るころには一安心…これがおじいちゃんおばあちゃんの本音なのかもしれません。
「孫の顔を見せてあげるのは親孝行だ!」と思っている人も多いかもしれませんが、一概にそうとは言えないのかも。もしかしたら「もう少しゆっくりして帰ればいいのに…」と思われるくらいの「腹八分目の帰省スタイル」が一番いいのかもしれません。
まとめ
「おじいちゃんおばあちゃんは、とにかく孫の顔が見られれば嬉しい」、それはあながち間違いではないのでしょうが、「可愛い=世話をしたい」ではない、ということを肝に銘じておいた方がよさそう…。祖父母世代の方々の意見を聞いた率直な感想です。
あまりに孫の面倒を押し付けすぎて、「孫は来てよし・帰ってよし」が「来なくてよし!」になってしまわないように、お気をつけて。
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