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年収で家事育児分担を判断する夫…「そこ比べますか?」納得できない妻たち

LIMO / 2019年11月28日 20時10分

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年収で家事育児分担を判断する夫…「そこ比べますか?」納得できない妻たち

共働き世帯の増加に伴い、家事や育児を分担する夫婦も多く見られるようになってきました。しかし、なかには「年収」を基準にして分担の割合を決めているケースもあるようです。

一見すると分かりやすい考え方のようにも感じますが、これは本当に正しい判断なのでしょうか。「そこを比べるのはおかしいのでは」と異議を唱える妻たちの意見をきいてみました。

ほとんどの家事育児を担う妻たちの本音

そもそも、家事や育児に給料は発生しないもの。それにも関わらず、「家計を支えているのは夫」「私の方が低い年収だ」という前提で役割分担を決めている状況に不満を感じている妻は少なくありません。その本音を詳しく聞いてみましょう。

・「誰からも褒められることなく育児や家事をする私と、上司からの評価や周囲からの言葉にやりがいを感じる夫。そう考えると、1人で家のことをするのが虚しくなってきます。モチベーションを保てず、孤独感を味わう毎日です」

・「夫はなんのハードルもなく仕事に打ち込めますが、私が働くとなると保育料が発生します。送迎の時間を考えると、フルタイムでの仕事も難しいでしょう。それなのに、休日さえも『俺はしっかり稼いでいるから』と言いつつダラダラと過ごす夫が理解できません。状況の違いに気づいてほしいです」

・「どことなく『俺が家計を支えている』という空気が家の中に漂っていて、居心地が悪いです。私だって24時間育児に向き合っているのに、まるで夫より下の立場の気分…。こんなピリピリした夫婦関係が嫌になります」

・「『収入を得ているのは俺だから』という理由で、夫は自分で家計を握りたいと言っています。しかし、浪費家である夫に家計を任せるのはかなり不安。そのため、『どちらが家計を管理するか』でいつも揉めています。私からすれば、『家事や育児はお前がやって、家計管理は俺』と決めるのは勝手だと思います」

不満を解決した夫婦たちの事例

家事育児の負担を軽視されている妻たちの不満は、日に日に募っていく一方です。そこで、そんな状況から脱却した夫婦から、解決のヒントを教えてもらいましょう。

・「家のことは女性がすべき、と考えている夫に不満を抱えていました。そこで、『2人の子どもは夫婦で育てるべき』『協力し合える家庭がいい』と夫婦で話し合うことに。最初は仕方なく協力している様子の夫でしたが、実際に動いている夫を見ているうちに不満が和らぎいでいきましたよ」

・「『あなたもちょっとは手伝ってよ』と投げかけても、夫は『時間があったらやるよ』と受け流してばかり。そこで、『朝のゴミ捨てと夜の食器洗い、週末のトイレ掃除をやってほしい』と具体的にお願いしました。自分の役割が明確になったせいか、しっかり取り組むようになりましたよ」

・「私たち夫婦が平等になれたきっかけは『時間』でした。というのも、子どもが成長するにつれて育児の負担が減っていき、私が仕事に集中できるようになったのです。どうしてもお互いが分かり合えない…という方は、私たちのように時間に身を任せるのもいいかもしれません」

まとめ

無償かつ休みのない家事や育児と、給料や休日がある仕事を同じように考えていると、片方が不公平だと感じてしまうのも無理はありません。それに加え、妊娠や出産、乳児期の育児においては「男女不平等」であるのが現実です。年収を基準にする、完璧な平等を目指すのではなく、「お互いの自主的な助け合い」を意識した夫婦関係を築いていきたいですね。

どうしても現状に納得できない場合は、夫婦で話し合う時間を設けてみましょう。自分の気持ちや夫にしてほしい家事などを明確に伝えれば、相手もスムーズに受け入れやすくなるはず。女性が仕事をする際のハードルを説明すれば、年収ばかりを比べる夫の考えも変化するはずですよ。

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