「捨てるのに困るノートに工作…」子ども机の大掃除どうしてる?
LIMO / 2019年11月28日 11時15分
「捨てるのに困るノートに工作…」子ども机の大掃除どうしてる?
冬休みの小学校の宿題で出ることもある大掃除。どんなことをやらせたらいいのかと思います。この宿題、子供の机回りの整理整頓をする絶好の口実になるのです!
とはいえ、小学校低学年ならともかく高学年や中学生になるとあまり親が手を出すのもどうかと思いながらも、あまりの散らかり具合に放っておけなくなることも。どこまでやっていいのか?処分していいかどうか悩むものにについて、小中高の娘3人のいる母がレポートします。
テストや使い終わったノート・教科書、どうしている?
子供たちが勉強のために一生懸命問題を解いたテストやノート、おいそれと捨てられません。かといって、子供が3人いて保存しておくととてつもない量になります。
小学校だとB4版の白い紙のテストや、小テストなどのようなもの、プラス各教科のノート・教科書です。中学校・高校だと、中間考査・期末考査の問題と解答用紙、プラスノート・教科書あります。
筆者宅は1年間保存して、それ以後は基本廃棄です。(一部、分かりやすいノートの取り方ができているものは保存してあります。)でも、取っておけばよかったなと思ったものがあります。それは、定期テストです。なぜか?同じ先生にあたった場合、定期テストの「傾向」と「対策」が分かるからです。
つまり「過去問」になるのです。美術や音楽の場合、似たような問題が使いまわされていることもあります。ただし「過去問」のテストの管理は親管理にする覚悟が必要です。(誰も当事者意識が持てないため)さらに言えば、それを見て勉強してくれるかどうかは、子供次第です。参考資料にならないことも想定しておいてください。
ちなみに、みなさんの自分の子供の時のノートや教科書はどうしていますか?筆者は結婚後も実家に残してありましたが、実家の引っ越しに伴い親に「持って帰るかどうかして」いわれました。段ボール3箱分ありましたが、大学受験の時の日本史の参考書(歴史の人物の裏話が載っているとても面白い物)だけを残し、廃棄しました。
自分の経験を踏まえて、子供のためにどれくらい保存しておくか?を考えると保存期間が決まってくると思います。保管場所がどれくらいあるか?兄弟は何人いるか?などによって変わってくるので「自分のうちの基準」を決めて管理するといいと思います。
図工の作品どうする?
保育園や幼稚園、小学校でもお絵描きした絵や工作は、持って帰ってきたときは「すごいね!こんなのできるんだね!」と全力で喜びますが、しばらくすると置き場所に困り心の中では「どうしよう」と思ってしまうものです。
それらは、目につかないところでの保管を経て、3年位経ったら(忘れたころ、という意味)子供や旦那がいない間に処分するのがおススメです。しかも分からないように透明ではないゴミ袋か、一旦紙袋に入れたものをゴミ袋に入れるなどの配慮が必要です。捨てたと分からないように、いかにフェイドアウトするか?です。
とても思い出に残っている作品…例えば区や都の展覧会に出た作品など、そういうものは取っておきましょう。一部保管でいいのです。記憶に残らないものは少しずつ処分していきましょう。
机の整理で持ち物のリセット
小学校低学年のうちは、親も一緒に机の周りの整理整頓や持ち物チェックをしますが、小学校高学年から中高生は、基本机回りの整理はさせてくれません。なぜならそこはプライベート満載の空間だからです。親に見られたくないものもあるでしょう。とはいえ、あまりの汚さに閉口しているおうちも多いと思います。大掃除という大義名分があれば、ちょっとちょっかいを出すことができます。
とはいえ、整理整頓をメインにやるのは本人です。大掃除という名目で年末には一緒に机の整理をしませんか?親はゴミ袋を片手にいらないものを受け取り、ゴミの分別をする素振りをして本当に要らないものなのかどうかを見極めつつ(見せたくないテストなどが混じっていることもあります)一緒に片づけられと、早く進みます。子供のスペースが片付くと親の気持ちも少しスッキリします。
まとめ:大掃除の名目で取捨選択&子供の自立を促そう
同じ兄弟でも、学校からもらってくるや否やテストやプリントを出す子もいれば、半年前の手紙を出してきて親が発狂しそうになるパターンもあります。
子供の机回りなど、子供が使うスペースが片付いていないとつい親が手を出したくなります。でも、なるべく出さないようにして子供がどうしたらいいか?を考えるのを待つのも一つだと思います。そのことで「やらかす」こともあるでしょう。
例えば提出書類を忘れて再登校になるとか、申込期限が過ぎていたことで困るなど…。次に困らないように学習することも、子供たちにとって大事な成長の過程です。いつまでも親がフォローし続けられるわけではないので、なるべく手も口も出さないように頑張りたいところです。
いつか自立する子供が、どうしたらいい人生を送れるか?大袈裟にいえばそんな視点も持って一緒に1年のホコリを払って、気持ちよく新年を迎えられるといいですね。
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