恥ずかしすぎる! 自分の親にはやめてほしい、大人の「いきすぎた節約」
LIMO / 2019年12月4日 20時15分
![恥ずかしすぎる! 自分の親にはやめてほしい、大人の「いきすぎた節約」](https://media.image.infoseek.co.jp/isnews/photos/toushin1/toushin1_14661_0-small.jpg)
恥ずかしすぎる! 自分の親にはやめてほしい、大人の「いきすぎた節約」
近年は節約ブームなのか、よくテレビやネット記事などで節約の方法が取り上げられているのを目にします。節約を心がけること自体は素晴らしいことだと思います。しかし、一方では両親や祖父母などの「いきすぎた節約」に悩まされている子供たちもいるのです。
いきすぎた節約というのは、思春期の少年少女が「同級生に見られたら敬遠されてしまうかも!」と感じ、恥ずかしくなるような節約のこと。そこで今回は、現役高校生である筆者が身の回りで見聞きした「それはやめて!と言いたくなる節約」を、恥ずかしさ度でランキング化してみました。
【第4位】ボロボロになったレジ袋を何度も使う
スーパーで買い物をすると貰えるレジ袋は、購入した商品を家に持ち帰ったあとも、汚れ物の整理やゴミ袋代わりに使えてとても便利です。そのレジ袋を、エコバッグ代わりに何度も使っている人を見かけることがあります。
中には、買い物をするのとは別の店のロゴが入っているものを持っている人がいたり、クシャクシャどころか袋の中にふりかけのようなものこぼれているといったショッキングなシーンを目にし、愕然としたことがあります。
こういった節約は、周りがどう思っているのかを敏感に感じ取ってしまう思春期の少年少女にとっては、やめてほしいと感じる「いきすぎた節約」です。たとえば筆者だったら、親には可愛い柄の布製エコバッグを使ってほしいと思います。
生肉や生魚などはスーパーにある小分けのポリ袋に入れてからエコバッグの中に入れ、汚れや臭いが気になったら洗濯をすれば繰り返し使うことができますし、見た目の印象も品良くなるのではないでしょうか。
【第3位】試食コーナーで食べ歩いてお腹を満たす
消費者の購買意欲を高めるために設置されている「試食コーナー」を、まるでスタンプラリーのように巡り、「ねー!これ、美味しいわよ!」と大きな声ではしゃぎまくるのもNGです。
実際にこういったことをしている人に話を聞いたところ、この試食コーナー巡りは「節約」だそうで、「タダで、いろいろな商品を味わえる」「お店のサービス」だと言っていました。
試食コーナーで同じ試食品をいくつも試食し、店内にある試食コーナーすべてを巡回。そして、「お腹いっぱいになってきた」と満足そうな顔で何ひとつ買わずに店をあとにするのは、筆者からすれば節約でもなんでもなく、「ただの図々しい行為」です。
こうした行動を目にすると、親族はもちろん、たとえ他人でも嫌悪感でいっぱいになってしまうという思春期の少年少女も少なくありません。
ただ、試食には、「おいしいと思えるものを選んで買うことができる」というメリットがあります。そのため、好みでないものを購入して余らせるといった無駄を防ぎ、節約につなげることができます。
お店の人が気持ちよく試食コーナーの設置を継続してくれるよう、常識の範囲で試食を楽しんでほしいと思います。
【第2位】ホテルのサービス品を何でも持って帰ろうとする
ホテルのアメニティだけでなく、部屋の浴室に設置されたシャンプーやコンディショナー、ロビーに設置してあるミネラルウォーターをマイボトルなどで持ち帰ろうとするのもやめてほしいことです。
思春期の少年少女にとってはありえないことで、それは盗みにならないのかと危惧してしまいますが、こういった行動に出る人は意外と多いようです。
こうしたことをインターネットで調べてみると、浴室のシャンプーなどをマイボトルに入れて持ち帰ろうとするだけでなく、ホテルの寝間着やタオル、ドライヤーまで持って帰ってしまう人がいるのだとか…。
原因は、「ホテルアメニティとの違いがハッキリと把握できていないこと」にありそうです。基本的に持ち帰りがOKなアメニティは個別包装してあるものが対象で、「ハブラシ・ミニ石鹸・使い捨てカミソリ・使い捨てスポンジ・簡易ヘアブラシ」あたりが一般的です。
それ以外のものを持ち帰りたいときは、フロントに尋ねてみるといいのではないでしょうか。「持ち帰り自由」などの表記がないかぎりは、勝手に持ち帰らないようにしてほしいと思います。
いろいろと書きましたが、ホテルのアメニティには、高校生である筆者も大変お世話になっています。ハブラシやスポンジは未使用なら、キャンプなどのアウトドアやアメニティがついていないエコ宿泊のときに持参するほか、ハブラシはサッシの隅を、スポンジは浴槽の掃除をするのに使っています。
【第1位】飲み放題での「元をとる」という発想
場を盛り上げるために「飲み放題だから、元をとらないと!」と言う人もいますが、なかにはこれを本気で実行し、「普段は飲まないんだから、これも節約のうち」と言い張る人がいます。
筆者の親族は、お酒の飲み放題が終わるという30分ぐらい前から、「飲み放題の時間が終わってしまう!」「元とらないともったいない!」と超高速ペースで飲酒し、急に真っ青になってしまいました。
その間、筆者はもちろん、筆者の母や妹も必死で「もうやめたら?」と止めましたがまったく聞く耳を持たず、結局は急性アルコール中毒で病院に運ばれる事態になったのです。
本人は退院後も「たまにはこんなことがあってもいいわよ」と呑気に言っていましたが、小言を言っては嘔吐を繰り返す親族を介抱した筆者は、お酒の席にはもう二度と一緒に行きたくないと思いました。
酔っぱらって周囲に迷惑をかけ、治療代を支払うことになるかもしれない節度のない飲み放題は、節約ではなく散財する可能性があるばかりか自分の評価を下げる行為だと思います。
節約をするのであれば、外食のときはアルコール類を頼むのは避け、スーパーやドラッグストアで値引きしてあるアルコールを買って家飲みするのがいちばん割安ではないでしょうか?
おわりに
節約することはとても素晴らしいことですが、今回紹介したように、周囲を嫌な気持ちにさせてしまう「いきすぎた節約」は問題だと思います。とくに、筆者のような思春期の少年少女にとって、恥ずかしいと感じる節約や犯罪まがいの節約を両親や祖父母がしているとなれば、家族不仲の原因のひとつにもなりかねません。
逆に、節度を守って美しく振る舞う大人の姿は、思春期の少年少女から見ても尊敬しますし、印象に残るものです。ときどき、子供や孫とお金についての大切さについて話し合いつつ、節約の概念をすり合わせてみてはどうでしょうか。
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