12歳の三女が親離れ!?子供がティーンエイジャーになったら手放してラクになったこと
LIMO / 2019年12月2日 10時15分
12歳の三女が親離れ!?子供がティーンエイジャーになったら手放してラクになったこと
「毎朝なかなか起きてこない子供に手を焼いている」「何回いっても学校からもらってきた手紙を出してこない」とお嘆きのママパパ、多いのでは?子供がティーンエイジャーになったら、朝起こすことや学校の手紙を出すことの催促、手放してみませんか?
ティーンエイジャー…英語でteenがつく年齢、つまり中学から20歳になるまで…は「親から離れる準備をする年齢」です。手放そうと日々奮闘している筆者の体験も含め、お伝えします。
起こさない
実際に筆者がママ友から聞いた話です。「お姉ちゃんはもう大学生なのに自分で起きない」(大学生の娘がいるママ)「ウチの坊主、毎朝起こしているのよね」(高2の男子のママ)困ったといいながらまんざらでもなさそうです。
一方、ママもパパも仕事に先に家を出て、子供が後から学校に行く場合、子供が二度寝をして親の携帯に「学校から『お子さんが学校に来ていません』と電話がかかってきた」という小学校の娘を持つママ友の話を聞いたことがあります。また娘のクラスでも、午後から学校に来た子がいて「どうしたの?」と聞いたら「寝過ごして、学校から電話がかかってきて起きた」とのこと。
この差は何なのでしょう?子供が学校に遅れるのは、親の責任なのでしょうか?小学校低学年であればそうかもしれません。でも、ティーンエイジャーになれば、それまでの学校生活で遅刻することがどういうことか?は十分に分かっています。遅刻しないためにはどうしたらいいか?目覚ましを掛けて起きるなど自分でできることはあるのです。
自分で考え、自分で行動するはじめの一歩が「朝、自分で起きること」です。筆者は子供たちが中学校に入るときに目覚ましを新たに買い、自覚を促しました。でも「起きろ」とは言わない代わりに「朝ごはんよ~!」と声かけをしてしまい、実質的に起こしているのかな?とも思っています(笑)。
催促しない
学校からもらってくる手紙で、期限まで提出するもの、結構あります。親自身も忘れそうで、ついつい子供に「学校からもらってきた手紙、ない?」と催促してしまいます。
提出の期限が守れず、再登校して提出という面倒くさかったプロセスを経れば忘れづらくなります。残念ながら1回では学習しません。筆者の娘も、何度か大変な思いをしてやっと前日に出してくるという所まで辿りつきました。
とはいえ、親子ともまだまだ失敗をよくします。先日の中3の娘とのやり取りでのこと。高校進学の内申書を書いてもらう書類を早めに出して欲しく、催促してしまいました。一生を左右するほど大事な手紙です。すぐに書けないので、親の方が焦ってしまいました。学校からの手紙で期限があるものは、親に書いてもらって、期限までに学校に出す…子供がマネジメント能力をつけるいい訓練だと考えれば、手助けはむしろ成長の妨げになっていると考えることができます。
子離れ親離れの準備をする
実は、12歳の三女は筆者から親離れをしようとしています。「宿題やった?」「もうYouTube終わりにしなさい!」と干渉する親が鬱陶しいようで、自分で「個室」を作りました。個室といっても、階段下の学習机を置いているスペースに布を掛けて外から中が見えないように「改造」した自分のスペースです。断りなく覗くと怒ります。余分な声掛けはしづらくなりました。でも「宿題をやったかやらないかを心配しなくていい」と思ったら肩の荷が下りました。
同時に、宿題を忘れても本人の責任という「割り切り」が必要です。「覚悟」といっても過言ではありません。自分の胸に手を当ててみると、学校の先生に「宿題忘れてきていますね」といわれる=親として烙印を押され評価が下がることを気にしているのかもと思いました。
見守りは続けよう
かなり耳の多い話が多いと思います。筆者自身も結構手放せていないというのが本音です。
三女と同じクラスにトルコ人の子がいました。その子のお母さんは子供が宿題をやってこないも全く気にすることがありませんでした。ネグレクトなのかというと、そうではありません。保護者会には顔を出しますし、給食でアレルギー対応ができない時には弁当を持ってきていました。宿題をやるのは子供で、子供は子供と一個人と割り切っている雰囲気は伝わってきました。
転んでひざをすりむいて痛みが分かれば、「次どうしたら転ばないか?」を子供も考えます。とはいえ、子供の失敗はどうしても先回りして手を貸したくなるのが親心です。親は先に死にます。子供が親の手を借りずに自立するステップとして、転ばぬ先の杖になり過ぎないよう親も我慢が必要です。とはいえ子供は未成年なので見守りはするという絶妙なバランスを保てるといいですね。
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