「やる気をあげる上司」VS「やる気を下げる上司」両者が部下にかけている言葉とは?
LIMO / 2019年12月3日 6時15分
「やる気をあげる上司」VS「やる気を下げる上司」両者が部下にかけている言葉とは?
「私たちには溝がある」部下が上司との関係性をこう表現するとしたら、良い関係や良いマネジメントができている可能性は低いですよね。
部下にそんな風に思わせてしまう上司の特徴を紹介します。部下との良好な関係を築き、部下に慕われ、やる気を引き出せている上司の行動や言葉も、ぜひ参考にしてください。
部下のやる気を打ち砕く上司の特徴
まず、部下に溝を感じさせる上司によくある特徴をご紹介します。
疲れは倍増!自分の常識を押し付ける上司
「常識でしょ」「当たり前でしょ」という言葉に疲れが倍増するという若者は多いです。上司の常識は部下の常識ではないことを認識しておくべきでしょう。
「自分で考えて」と言ったのに、あとで「勝手にやるな」「これでやれ」となる上司の矛盾に憤りを感じる部下も少なくありません。やる気を削ぐ一因です。
また、「前にも言ったよね?」「まだ終わらないの?」「仕事遅いね」などは、部下自身も自覚していたり、焦っていたりすることが多く、心の負担を上げる負の役割しか果たしません。
褒めて伸ばす!を鵜呑みにする軽率上司
「褒めて伸ばす」も一つの手法ですが、「とりあえず褒める」と乱発するのは逆効果でリスクになります。部下が「褒められるための仕事」や「指示ありきの仕事」に終始するようになるかもしれません。
いつも褒められているのに出世できないなど、将来的な何かに反映されなければ、褒め言葉は口だけか…とモチベーションの低下や不信につながることも考えられるでしょう。
褒め言葉は、ここぞというときに気遣いを見逃さずに使ってこそ、やる気を引き出すことにつながるものなのです。
部下をやる気にさせる上司の行動・姿勢とは?
部下をやる気にさせる上司は、どのような行動や姿勢でマネジメントしているのでしょうか。
部下を業務の当事者として尊重する
独りよがりの「型」を要求することがありません。部下のやり方や進め方を尊重し、意見や理由をしっかり聞きます。
分かり合うために部下に教わる
部下を思い、部下ひとりひとりを理解しようとしても、部下の内側に隠れる本心を把握するのが難しいこともあるでしょう。そのようなときに、うまくいく上司たちは自ら部下に「教わる」ことができます。
部下理解に必要な情報は、誰よりも部下本人が一番持っているのですから、部下の見解をとことん聞き出すのです。
過去の「なぜ?」より未来の「どうする?」
部下がミスしたときには、改善(未来)を考えさせるのが得策です。部下がミスをした理由(過去)を振り返らせても、改善策に辿り着けるかには疑問が残ります。
ことの詳細を探れば、さまざまな外部要因が絡んでいることもあり、起こったミスだけに焦点をあてた「なぜミスしたの?」という問いかけは酷かもしれません。「どうしたらいいと思う?」で、改善点を考えてもらえば、落ち込みも少なく、的確な改善実行を促せます。
「選択肢」を与える
部下を伸ばす上司は、「なら、〇〇で対処して!」という指示をせず、部下に主導権を与えます。何をするにも自分で決めたことのほうが高いモチベーションと質の高いアウトプットが期待できるからです。
解決策を部下に考えさせるのも一手ですが、経験が浅い部下にはいくつかの選択肢を提示してあげるのも有効です。
「分かった?」「大丈夫?」で済ませない
有能な上司は「分かった?」「大丈夫?」という確認をしません。「で、何をするんだっけ?」「抜けていることないかな?」と確認事項を部下に語らせます。これにより、認識が一致しているか、部下が本当に理解しているかを確実に確認するのです。
最終確認を怠らない
部下を尊重し、選択・実行させたあとは、しっかり確認をします。大きなミスや損失につながる可能性を上司の責任として摘み取るのです。これが部下を守ることにもつながります。
慕われる上司は部下にどんな言葉をかけている?
慕われる上司は、ポジティブな言葉をよく使います。養命酒製造の調査で「上司に言われたら疲れが半減すると思うセリフ(https://www.yomeishu.co.jp/health/survey/pdf/20180718_tsukare_tokyobizperson.pdf)」の問いに対する結果は以下の通りです。
1位…「君がいると安心だ! いつも頼りにしているよ」(21.3%)
2位…「すごいね、よくやった! 期待以上の出来だ」(20.1%)
3位…「君の心配りや優しさにはいつも感謝してる」(17.3%)
4位…「○○さんじゃないとこの仕事はできなかった」(15.9%)
5位…「ありがとう! 君の頑張りのおかげで成功した」(14.4%)
上司が自分のことを見てくれている、評価してもらえているという内容が目立ちますね。
部下にとって、上司は影響力の大きい存在です。ときにはビシッと指摘することも大事ですが、その指摘が上司としての本来の目的を果たすのかについても考える必要がありそうです。ポジティブな言葉で、良好な関係性を築き、部下を伸ばす上司でありたいものですね。
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