独身OL「隠れ貧困」の要因とは?赤字脱出し30歳で1500万円を達成した方法
LIMO / 2019年12月6日 12時15分
独身OL「隠れ貧困」の要因とは?赤字脱出し30歳で1500万円を達成した方法
「隠れ貧困」という言葉をご存知でしょうか。就労していて収入もあり、一見「お金に困っている」とは思えないような人が、意外にも貧困化しているケースがあるのです。実は本人もそんな「隠れ貧困」に気づいていない可能性もあります。独身OLが陥りやすい貧困化の原因と、1500万円もの貯金を達成した貧困脱出事例についてご紹介します。
OLが意外に陥りやすい「隠れ貧困」3つの要因とは
何気ない「おやつ」「ランチ」「女子会」が赤字を招く
毎日のちょっとした積み重ねで貯金できることもあれば、反対に支出が重なって赤字になってしまうこともあります。ランチで見栄を張ったり、おやつ・ドリンクも見栄え重視。また、女性同士だとマウントされないように人目を気にする行動をとってしまうこともあることでしょう。
女子会もちょっと贅沢しようという傾向がありますが、昼食・おやつの数百円の見栄、女子会・服飾品の数千円の見栄が積もり積もって大きな支出につながってしまいます。
仲間外れがこわくて「飲み会」「女子会」を辞められない
「飲み会」や「女子会」に参加せずにはいられない、無理をしてでも参加したい…そういう人もいます。仲間外れされるのがコワいというのが理由らしく、家計的に苦しくても無理をしてしまうようです。帰りづらくて二次会にもなだれ込み、誘われるとうれしくて次回もまた参加表明。それではあっという間に散財してしまいます。
仲間外れへの恐怖感が強い場合は、逆にその人間関係を見直すべき時期なのかもしれません。信頼できる友人とのつきあいや、集中できる趣味や勉強を見つけるなど、時間とお金を有効に使える方法を探しましょう。
ネットショッピングで簡単に浪費してしまう
買い物は店舗で買うよりネットの方がお得だと思い、通販サイトを巡回してしまう人も多いのではないでしょうか。クレジットカード決済で支払いも簡単ですし、セール情報もどんどん舞い込みます。どうしても気になるかもしれませんが、サイトをチェックする回数を減らすなど、自制できる工夫をしていくとよいでしょう。
また、無料で利用できるインターネットサービスもありますが、無料だからと過剰にはまり込み過ぎないように意識していくべきでしょう。ネットの利用時間が長ければ長いほど、貴重な時間を消費していることに気づかなければなりません。
30歳で貯金1500万円達成! 貧困OLが赤字を脱した4つのポイント
貧困に悩んだ時期から、30歳で貯金1500万円を達成した女性の事例もあります。彼女は高収入の大手企業勤めでもありません。むしろ、新社会人1年目にして赤字家計を経験しています。小さなステップを踏んで赤字から脱出し、着実に貯金を積み上げていった彼女の事例を見ていきましょう。
「自分がいくら使ったかわからない」を卒業
節約してお金を貯めるには、まず支出の把握が重要です。お金の出入りを把握できるようになると節約の準備も万端です。
彼女の場合、支出を管理するためあることを実行しました。なんと、お財布の中を現金だけの状態にして数か月過ごしたといいます。1週間分のお金である1万円を月曜日にお財布に入れてスタート。キャッシュカードもクレジットカードも自宅保管。
すると、財布の中もスッキリして見やすくなり、残高もはっきりします。「残り〇〇円しかない」と焦りを感じ、支出の都度に必要性を考えるようになったそうです。数か月続けるのは難しそうですが、数週間であればチャレンジできそうな方法ですね。
お金のかかる習慣を卒業
日頃の何気ない習慣の中にも、無駄遣いの原因が潜んでいるかもしれません。通勤経路でドリンクを購入する、コンビニに立ち寄る。こうした習慣に慣れているとお金はどんどん出ていきます。昼食を選ぶ際も人目を気にして安いものを選べない…そういう気になる気持ちや習慣を、思い切って捨てていきましょう。
ローンやキャッシングを卒業
毎月、足りないなと思ってクレジットカードで支払っていると、返済に追われて赤字パターンから抜け出せなくなってしまいます。
彼女の場合も、奨学金や学生時代に通った自動車教習所の費用の返済が重くのしかかっていました。毎月の返済額は3万円。給与の手取り額を考えると大きな負担です。普段からお金が足りず、何かの支払いの際にボーナス払いを選択することも。しかしそれでは頼みの綱の賞与までクレジットの返済で消えてしまいます。
そのためある時期からクレジットカードの利用を減らし、ボーナスに向けて繰り上げ返済を計画しました。その時のボーナスは貯金もショッピングもせず、ともかく返済に充てたのです。すると毎月の家計がぐっと楽になります。心にもゆとりができて、今度は貯金の計画を立てられるようになったといいます。
もしも今、返済がある人は、その返済をひとまず終わらせることを目指しましょう。返済が早めに終わると支払利息の面でもメリットがあります。
低収入を卒業
質素な生活なのに家計はギリギリ…もしかしたら収入の低さが原因かもしれません。彼女の場合、思い切って転職をしています。同じ業界だったため、経験者採用となり有利に活動できたといいます。給与もアップし、成功だったようです。
うまくいく人ばかりではありませんが、収入が上がることで生き方も変わってきます。選択肢として検討してみてはいかがでしょうか。
さいごに
貧困と聞くと、自分とは無縁のように感じるかもしれませんが、それほど遠い世界の話ではありません。決して派手な生活でなくても、気が付くといつの間にか貧困化していた…そういう人も多いのです。
赤字家計になった原因について掘り下げて考え、解消できる方法や対策を考えてみてはいかがでしょうか。うまくいった人の事例をまねしてみるのも解決手段の一つになります。
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