富士通が年初来高値更新後に下落! 日経平均株価は3日ぶり反発
LIMO / 2019年12月6日 7時20分
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富士通が年初来高値更新後に下落! 日経平均株価は3日ぶり反発
【東京株式市場】 2019年12月5日
株式市場の振り返り-日経平均株価は3日ぶり反発、買戻し後は上値が重い展開
2019年12月5日(木)の主要指標 カッコ内は前日終値比
日経平均株価 23,300円(+164円、+0.7%) 3日ぶり反発
TOPIX 1,711.4(+8.1、+0.5%) 3日ぶり反発
東証マザーズ株価指数 902.3(▲10.2、▲1.1%) 続落
東証1部上場銘柄の概況
値上がり銘柄数:1,275、値下がり銘柄数:784、変わらず:98
値上がり業種数:27、値下がり業種数:6
年初来高値更新銘柄数:132、年初来安値更新銘柄数:3
東証1部の出来高は11億5,389万株、売買代金は2兆375億円(概算)となりました。出来高は前日より小幅増加となりましたが、売買代金は概ね横ばいでした。
米国株式市場の反発を受けて買戻しが優勢となりましたが、明日の雇用統計の内容を見極めたいというスタンスの投資家が多かったようです。結果的に、売買代金は前日並みに止まりましたが、2兆円台を維持しました。
そのような中、日経平均株価は終日プラス圏で推移しました。ただ、前場の半ばに一時+228円高まで上昇しましたが、その後は上値が重くなり、後場寄り直後は一時+124円高まで上げ幅を縮小する場面がありました。
結局、3日ぶりの反発となりましたが、やや力強さに欠けた印象です。
なお、TOPIXも同じような値動きで3日ぶりの反発で引けています。
東証マザーズ株価指数は続落、売買代金は82日連続で1,000億円割れ
東証マザーズの出来高は6,523万株、売買代金875億円となり、いずれも前日より増加しました。売買代金は82日連続で1,000億円を割り込みましたが、800億円台を維持しています。
ただ、株価指数は続落となりました。再び900ポイント割れの懸念が高まりましたが、今後は個人投資家の投資マインド次第と言えそうです。
リクナビ問題で再度の勧告を受けたリクルートHDが安く、富士通とソニーは高値更新後に下落
個別銘柄では、前日に急落したファーストリテイリング(9983)がわずかな反発に止まり、ソニー(6758)と富士通(6702)は取引時間中に年初来高値を更新しましたが、その後は売りに押されて終値は下落しました。
ただ、ハイテク株では、TDK(6762)、カシオ計算機(6952)、アルプスアルパイン(6770)などが堅調に推移して年初来高値更新となっています。
その他では、コマツ(6301)と日立建機(6305)の建機株が買い戻されて大幅高となり、ファナック(6954)も大きく値を上げました。
一方、一連のリクナビ問題で政府の個人情報保護委員会から再度の勧告を受けたリクルートホールディングス(6098)が軟調に推移し、その個人データを購入したことで行政指導を受けたトヨタ自動車(7203)も小安く引けました。
その他では任天堂(7974)も軟調な値動きとなったのが目を引きました。全般的には目立った値動きは少なく、個別銘柄では膠着感が強かったと見られます。
新興市場(東証マザーズ)では、前日に一時ストップ高だった中村超硬(6166)が連日で急騰したのに対し、同じく一時ストップ高だったビープラッツ(4381)は大幅反落となりました。
また、医療バイオ関連株が総じて大幅安となり、サンバイオ(4592)、そーせいグループ(4565)、ナノキャリア(4571)などがいずれも大幅安となっています。
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