夫に言えない私の本音…笑顔の私。でもホントは「義母と全く気があいません」

今も昔も、嫁と姑の距離が近づけば揉め事は大小あるものです。しかし、それらを全面に出すかどうかどうかは人それぞれ。世間体を気にする場合、周りに心配をかけたくない場合さまざまな理由があります。今回お話を伺った方々も、どうやら水面下において嫁姑で火花を散らしているようです。

私にだけ辛くあたる！信じられない義母の発言

お嫁にくる前はいつもニコニコのんびりした人に見えていた義母。しかし、いざ結婚したらこんなことをいうなんて！というのはよくある話です。

・「本家の長男である夫。当然姑は男子を期待していたようです。しかし、私は三人連続女児を出産。夫の前では『女の子三人で華やぐわね～』何て言っていたのに、私と二人きりになったら『こんな女腹だなんてわかっていたら嫁に貰わなかった』と冷たく言い放ってきました。」

・「義実家に泊まりに行った際、娘の夜泣きが止まりませんでした。騒がしくて申し訳ないな、と思い朝義母に謝ると『母親の愛情が足りないから不安で泣いているんじゃない？』と。普段から自分では愛情たっぷりに育てているつもりだったので、しばらく落ち込みました。」

・「私たちの実家は同じ県内で、夫の家の方が都市部にあります。そのため、うちの両親が畑で穫れた野菜などを姑のところに送ったりすることがしばしばありました。しかし、その野菜が気にくわなかったのか『田舎の人はいつまでもそういうことしたがるわよね～』と私に言ってきました。自分の親の気持ちを踏みにじられたようですごく腹が立ったので、実家にはもう送ってあげなくていいと、遠回しに伝えました」

一瞬耳を疑うような無神経な発言を繰り返す姑たち。嫁たちはこういった発言をいつまでも忘れずにいるといいます。

姑の本性、息子に告げるのはNG？

暴言に苛立つお嫁さんたちですが、その事実を息子である夫に告げることはないのでしょうか？

・「姑の数々の発言が我慢の限界に達したので、夫にその事実を伝えました。しかし返ってきたのは『わざわざそんな意地悪な受け取り方しなくてもいいんじゃない？』でした。まるでこっちが姑を貶めたいから告げ口しているような言い方に唖然。」

・「自分がお姑さんで苦労した義母。なのに私にも同じような発言をしてきたので夫に相談したところ『あんなに優しい母さんがそんなこというわけがない』とブチギレ。息子に本性を気づかせないなんて…おそるべし義母」

なんと、妻のいうことを信じてくれない夫が多数。自分の母親がそんなことをするわけがない、と思っている男性が多いようです。そんな男性の特性を理解しているというお嫁さんの意見がこちら。

・「夫は少々マザコンの気があるので、姑の悪口はNGだな、と思っていました。どうせ向こうの肩を持たれるのなら伝えるだけムダ。夫には姑と良好な妻を演じ、腹が立ったときは自分の実家で悪口を言いまくって発散しています。夫の夢を壊さない優しい妻だと自分では思っています（笑）」

イライラする義母への対抗策は？

いくら「そういう人」と割り切っているつもりでも、会うたびに嫌なことをいわれていてはストレスが溜まります。そんな姑への対抗策はあるのでしょうか。

・「嫌味や悪口を言う人というのは、たいてい自分が評価されていないことに不満をもっているのが原因。何か言われたら『お義母さんは得意ですもんね』『私はできませんが、お義母さんはできるなんてさすがです』なんて適当に持ち上げています。向こうがいい気持ちになり『かわいい嫁』なんて思ったら夫からの評価も上がるし、得をするのは私だ、くらいに考えるようにしています」

・「一見外ヅラのいい姑ですが、長年付き合いのある親戚などは薄々気が付いている様子。それなので、私は一族の『長老』と呼ばれる叔母を味方につけています。私から見たら姑でも、叔母やその周囲からすれば姑もしょせん嫁。『一生懸命やってるのに、お義母さんのレベルに達しなくて満足してもらえないみたいで…』と健気な嫁を演じたおかげで、周囲は私の味方です。」

悪口を言ってしまえばこちらも同じ土俵にあがったようなもの。正攻法で攻めるのではなく、頭を使った作戦なども有効なようです。

まとめ

時代が変わろうとも、嫁姑問題に終わりはありません。そして、夫の活躍を期待していてはガッカリするばかり。夫にとってはいくつになっても大切な母親です。正面切って悪口を言ってしまうのは、いい気はしないですよね。夫に隠し事をするのは少し後ろめたい気もしますが「みんなが幸せでいられる優しい嘘」は、時として必要なのではないでしょうか。