大林組と清水建設が年初来高値を更新! 日経平均株価は3日続伸
LIMO / 2019年12月10日 7時20分
大林組と清水建設が年初来高値を更新! 日経平均株価は3日続伸
【東京株式市場】 2019年12月9日
株式市場の振り返り-日経平均株価は3日続伸、TOPIXはザラバで年初来高値を更新
2019年12月9日(月)の主要指標(カッコ内は前日終値比)
日経平均株価 23,430円(+76円、+0.3%) 3日続伸
TOPIX 1,722.0(+8.7、+0.5%) 3日続伸
東証マザーズ株価指数 905.8(▲5.2、▲0.6%) 反落
東証1部上場銘柄の概況
値上がり銘柄数:1,423、値下がり銘柄数:624、変わらず:109
値上がり業種数:29、値下がり業種数:4
年初来高値更新銘柄数:193、年初来安値更新銘柄数:3
東証1部の出来高は10億8,518万株、売買代金は1兆8,170億円(概算)となり、いずれも概ね先週末並みでした。
先週末に発表された米国雇用統計が好調だったことを受けて買いが優勢となりましたが、高値警戒感も根強く、様子見スタンスが強まりました。週初という固有要因もあり、売買代金は連日の2兆円割れとなっています。
そのような中、日経平均株価は終日プラス圏で推移しましたが、上値の重い展開となりました。寄り付きで一時+189円高まで上昇しましたが、約1時間後には+5円高まで上げ幅を縮小する場面が見られました。
その後はやや挽回しましたが、上値の重い値動きが続いたまま引けています。結局、続伸となったものの、終わってみれば始値が高値となる“寄り天”(寄り付き天井)でした。
なお、TOPIXも同じような値動きとなり、3日続伸で引けました。さらに、取引時間中には久々に年初来高値を更新する場面も見られています。
東証マザーズ株価指数は反落、売買代金は84日連続で1,000億円割れ
東証マザーズの出来高は5,260万株、売買代金789億円となりました。出来高は先週末と同水準でしたが、売買代金は増加しました。ただ、増加はしましたが、売買代金は84日連続で1,000億円を割り込んでいます。
また、株価指数も反落となり、大型株式市場と好対照な結果となりました。依然として900ポイント割れの懸念は残ったままのようです。
大林組と清水建設が年初来高値を更新、任天堂は大幅高で1年半ぶり高値更新
個別銘柄では、先週木曜日に政府が発表した事業規模26兆円の経済対策を受けて、国土強靭化を中心とした建設関連銘柄へ買戻しが続き、ゼネコン株では大林組(1802)が連日の年初来高値更新となり、清水建設(1803)も高値を更新しました。
さらに、日野自動車(7205)や新明和工業(7224)などトラック関連株も年初来高値を更新しています。
また、ハイテク株ではTDK(6762)、村田製作所(6981)、アルプスアルパイン(6770)など電子部品株が連日の年初来高値更新となったのが目を引きました。
その他では、任天堂(7974)が大幅高となり約1年半ぶりの高値を付けています。
一方、アステラス製薬(4503)や武田薬品工業(4502)など医薬品株が総じて軟調に推移しました。
また、三井不動産(8801)が大きく値を下げ、金融株では高値更新が続いた野村ホールディングス(8604)が利食い売りに押されたまま引けています。
新興市場(東証マザーズ)では、先週末に急騰したユーザベース(3966)が急反落し、中村超硬(6166)も急落しました。一方、ジーエヌアイグループ(2160)は連日で年初来高値を更新し、メルカリ(4385)も続落となっています。
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