任天堂が大幅上昇で1年7カ月ぶり高値更新! 日経平均株価は4日ぶり小反落
LIMO / 2019年12月11日 7時20分
任天堂が大幅上昇で1年7カ月ぶり高値更新! 日経平均株価は4日ぶり小反落
【東京株式市場】 2019年12月10日
株式市場の振り返り-日経平均株価は4日ぶり小反落、前日高値更新のTOPIXも小反落
2019年12月10日(火)の主要指標(カッコ内は前日終値比)
日経平均株価 23,410円(▲20円、▲0.1%) 4日ぶり小反落
TOPIX 1,720.7(▲1.3、▲0.1%) 4日ぶり小反落
東証マザーズ株価指数 906.2(+0.3、+0.04%) わずかに反発
東証1部上場銘柄の概況
値上がり銘柄数:989、値下がり銘柄数:1,035、変わらず:133
値上がり業種数:10、値下がり業種数:23
年初来高値更新銘柄数:160、年初来安値更新銘柄数:2
東証1部の出来高は10億4,711万株、売買代金は1兆9,042億円(概算)となりました。
出来高は前日より微減でしたが、売買代金は小幅増加となっています。高値警戒感に加え、今週予定されているFOMCや英国総選挙を控え、様子見スタンスが継続されました。売買代金は3日連続の2兆円割れとなっています。
そのような中、日経平均株価は膠着感が強まり、とりわけ、後場はほとんど値動きが見られませんでした。寄り付き後間もなく一時▲93円安まで下落しましたが、後場寄り直後は一時+18円高のプラス圏へ浮上する場面も見られました。
その後、後場は23,410~23,430円からほとんど動きがなく、いわゆる“地蔵相場”のまま4日ぶりの小反落で引けています。
なお、TOPIXも同じような値動きとなり、4日ぶりの小反落で終わりました。連日の年初来高値更新には至らなかったようです。
東証マザーズ株価指数はわずかに反発、売買代金は85日連続で1,000億円割れ
東証マザーズの出来高は4,766万株、売買代金750億円となり、いずれも前日より小幅減少となりました。依然として個人投資家の投資マインドが改善しておらず、売買代金は85日連続で1,000億円を割り込んでいます。
株価指数はわずかに上昇して反発となりましたが、依然として900ポイント割れの懸念は残ったままのようです。
大林組などゼネコン株の買戻しが続く、トヨタ自動車など自動車株が総じて下落
個別銘柄では、総じて買われた医薬品株の中でエーザイ(4523)が逆行安となり、ファーストリテイリング(9983)、ファナック(6954)、東京エレクトロン(8035)、ソフトバンクグループ(9984)など指数寄与度の高い大型株も軟調に推移しました。
また、自動車株も概ね大きく値を下げ、トヨタ自動車(7203)、マツダ(7261)、スズキ(7269)などが冴えない値動きとなっています。
その他では、三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306)など金融株の下落が目を引きました。
一方、先週木曜日に政府が発表した事業規模26兆円の経済対策を受けて、国土強靭化を中心とした建設関連銘柄への買戻しが続きました。
ゼネコン株では大林組(1802)が3日連続の年初来高値更新となり、清水建設(1803)もザラバで連日の高値更新となりましたが、その後は売りに押されて下落しました。さらに、トラックの日野自動車(7205)も連日で年初来高値を更新しています。
また、ハイテク株ではソニー(6758)が再び年初来高値を付け、富士通(6702)とNEC(6701)も大きく値を上げました。
その他では、任天堂(7974)が一時+4%超高の大幅上昇となり、2018年5月以来の47,000円を付けたのが注目を集めたようです。
新興市場(東証マザーズ)では、ジーエヌアイグループ(2160)は3日連続で年初来高値を更新し、手間いらず(2477)も堅調に推移しました。一方、メルカリ(4385)が大幅安となって3日続落で引けています。
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