「映える」家事しかしない「見えるところだけイクメン」呆れた妻たちが出した答え
LIMO / 2019年12月12日 10時15分
「映える」家事しかしない「見えるところだけイクメン」呆れた妻たちが出した答え
父親世代に比べ、夫の家事参加率が上がってきたと言われる昨今。共働き家庭が増える現代夫婦にとってかなり気になる話題です。しかし、実際に妻の話を聞いてみると「うちの夫は『自称』イクメンに過ぎない」「うちなんて子育ては他人事だと思っている」と厳しい一言。妻たちは一体どのような現実をみているのでしょうか。
イクメンを語るレベル?
ご近所からは子煩悩で有名なSさんのご主人。休日は子供と出かける姿をSNSにアップしたり、有休を利用して子供の行事にも積極的に参加しているようです。一見問題のなさそうなSさんの家に何か問題があるのでしょうか。
「ご近所やSNSでつながっている友人から『本当に素敵なパパね』といわれるたびに腹が立ちます。夫はもともと承認欲求が強く、自分がやったことは無駄なく世間から認められたいタイプ。そのため、お出かけや知り合いにたくさん会える『映え』のするものは率先して行います。逆に言うと、映えのするものにしか興味がないというか…。お出かけするにしたって、出発5分前まではパジャマでスマホをいじっているだけで準備はすべて私。
しかも、お出かけしてもイイネがたくさんつくともう育児には興味がなくなり早々に帰宅したがります。帰宅後は子供よりも先に寝るという、もはやイクメンなんて言葉とは一番遠いのではないかと思うような醜態にイライラが募る一方です。育児はもっと地味でコツコツすることこそ本質だと思います!」
なんと、Sさんのご主人は「見えるところだけイクメン」だったのです。男性は家事や育児の目立つ部分をやりたがる、とよく言われますがどうやら典型的なそのタイプのようですね。
まだまだ他人事の男性たち
こうした間違ったイクメンが増殖する一方、日本にはまだまだ「自分は育児なんて関係ない」と考えている男性が存在します。それは「たくさん稼いで妻を楽させてやっている」と思っている高収入の夫たち。彼らの妻はセレブ妻などと分類され、働く必要のない裕福な妻としてかつては憧れの存在でした。
しかし、最近ではそういった男性と結婚する女性たちも自ら学びキャリアを付けている場合が多く、お金のためだけに仕事をしているわけではなくなっているといいます。社会とのつながりや自己実現を望む妻に対し、いまだ「お金だけ与えていれば不平不満はないだろう」と考える夫たち。そんな夫たちが家事を率先して手伝うわけもなく、「家のことを完璧にするのであれば仕事をしてもいい」などと発言し、社会進出を望む妻たちの悩みの種となっているようです。
夫と分かり合えなかった妻たちが出した答え
心から夫と分かり合うことのできなかった妻たちは、意外なところに力を入れることにしたといいます。
・「夫は言ってしまえば『姑が育てた子供』。他人が育児に失敗したのに、私が労力を割いて再度育て上げるなんてばかばかしくてやっていられません。何もできない夫にはイライラしますが、夫はしょせん他人です。それよりも私が力を入れるべきなのは息子。これからの社会で女性と共に生きていける男性に育つよう、夫のような思考にならないように注意を払って育てています」
・「夫は専業主婦の母親の姿しか知らないため、働く女性のしてほしいことなど到底理解できません。しかし、息子は幼い頃から私が家事と育児を両立してきた姿を見てきているため、すでに気配りなどは夫より上手。これから反抗期を向かえますが、大人になったときにパートナーとなる女性が心置きなく外で働けるようサポートできるくらいの生活力を今から仕込んでおこうと思っています」
家事の大変さを知らずに育った夫に今さらその大切さを説くよりも、これから長い人生でパートナーを助けてあげられる男性を育てたい。自分たちが苦労してきたからこそ、現代の働く女性は夫育てを諦め、息子の育成を選択したようです。
まとめ
結婚後、夫と分かり合えないことの多さに驚き、そして理解しあうことを諦めていった多くの主婦たち。目の前にいるパートナーが理解を示し二人で改善していけるのであれば、そんなありがたいことはありません。ですが、実際は何度説明してもうまく回らず、一人イライラする日々を送っているようです。
昔と比べ、生活スタイルや家族の構成も変わりつつある現代。そのはざまで悩む彼女たちだからこそ「せめて未来の女性が同じような悩みを持たぬよう、今できること」に目を向け始めているのかもしれませんね。
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