おむつも替え、ミルク、温度調整してるのに「なぜ泣くの?」いつまで続く?行き詰まる母の気持ち
LIMO / 2019年12月13日 20時45分
おむつも替え、ミルク、温度調整してるのに「なぜ泣くの?」いつまで続く?行き詰まる母の気持ち
子どもが産まれ、本当に幸せを噛みしめていたとしても、毎日の授乳におむつ替え、延々と繰り返される赤ちゃんのお世話に、自分のあらゆる時間を割いて挑むお母さんは「これっていつまで続くんだろう…」と不安な日々を過ごしている人も、少なくないでしょう。
時が過ぎてしまえば「子どもが小さいときは一瞬」「あの可愛い時を楽しまないと」なんて思えるかもしれませんが、そんな時間の真っ只中にいる母親には、そんな言葉はキレイごとにしか聞こえません。
渦中にいるママ達には、そんな言葉も追い打ちを掛ける材料となってしまうのです。
こんなことを思う私は「悪い母」?
おむつも替えて、ミルクもあげて、部屋の温度だって適温のハズ。なのに赤ちゃんは泣き止みません。
「なんで?何が悪いの?」そんな思いから、ついイライラしてしまったり、最悪の場合は赤ちゃんにそのイライラをぶつけてしまうケースも出てきます。産後は心も身体も以前とは大きく変わります。そして、不安定な精神状態から、この状況がまるで一生続くような錯覚に陥ることもあります。
そんな中でも「たまには1人の時間を持ちたい」「以前みたいに、友達と飲みに行きたい」「思いっきりオシャレして出掛けたい」そう思う気持ちが芽生えることは、経験した人ならよく分かることでしょう。
ですが、たまにいるのです。そういうことを言うと「子どもが可哀想」「母親なのに?」という正論をぶつけてくる人が…。
少し、本当に少しだけ、母親である以前に自分の気持ちを正直に話したことで、ぶつけられるは親として「こうあるべき」という正論です。そしてその言葉に「自分は悪い母なのか…」と捕らわれてしまい、さらに深い闇へと気持ちが落ちてしまう母親も大勢いるのです。
その言葉、本当は誰のため?
上記のような正論をぶつけてくる人の意見は、たしかに間違いであるとは言い切れません。
ですので余計に、投げかけられた方は真剣に受け止めてしまうのですが…その言葉、いったい誰のために発しているのでしょうか?母親としての自覚や責任を促すためでしょうか?もしくは、赤ちゃんのことを心から心配して注意してくれているのでしょうか?
いいえ、けっして母親や赤ちゃんのことを思って言っているわけではありません。そこに他人を気遣った思いやりは少しも感じることができない場合がほとんどです。それなのに、このような正論を言う人が居なくなることは決して無いのです。
「理想の母親像」の押し付け合い
理想の母親像は、誰にでも多少なりとも心の中に存在しているでしょう。そして、それは実際に子育てしている母親自身も思い描いている姿があると思います。
子育て中は、その自分の中の母親像と自分自身とのギャップに悩み、苦しみながらも前を向いて進んでいきます。ですが、正論を投げかけてくる人は、自分の中に理想の母親像はあれど、今現在はその渦中にはいないため、無責任でなおかつ正論と『思われる言葉』を口にし、他人に投げかけることができるのです。
この言動は、果たして意味があるのでしょうか?
今現在、悩みながらも前に進もうとしている母達に、さらに正論という障害物をぶつけ歩みの妨げをすることは、その母親にとっても子どもにとっても単なる弊害でしかありません。ただただ、そのような正論をぶつけてきた人の、自己満足でしかないと、首をかしげてしまいます。
子どもは成長する、そして自分も…
毎日同じことの繰り返しに思える育児も、気付かないうちに子どもは成長し、実は自分自身も母親として、そして大人としても成長しています。その渦中にいると、己の成長はなかなか気が付かないものですが、いつまでも今の状態が続くわけではありません。
「そう頭では分かっていても…」わかります、そうですよね。そんな時は、少し頭を上げて周りを見回してみませんか?実はあなたが変わっていないと思っていた周りの風景を見直してみると、違った景色が見えるかもしれません。
そんなキレイな景色を見ている時は、汚い雑音は耳に残らないものです。そう、今、あなたが少しでも笑っている。その今の姿が、自分と子どもの未来をより良い方向へ進めているのですから。
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