亡きペットが引き合わせてくれたのかも...。迎えた「新入りさん」に心が癒されていく 【チンチライフ30話】

【マンガ記事】チンチライフ！

「チンチラ」というモフモフな生き物をご存知ですか？

猫でもうさぎでもない「チンチラ」は、近年日本でもペットとして人気のあるネズミの仲間です。

前話（第29話　運命の出会い①）（https://limo.media/articles/-/14763）で、小明神さんの新たな相棒を探している時に出会った、小さくて愛らしいチンチラさん。運命を感じた祭さんですが、通常は十分な準備をしてからでないとチンチラさんを迎え入れられないと知っているだけに、衝動で飼ってはダメだと躊躇してしまいます…。

チンチライフの第30話です。

第30話：運命の出会い②

 

 

 

 

 

 

 

 

漫画家の祭さんは、小明神さんというチンチラさんと一緒に生活しています。以前は、大明神さんというチンチラさんも一緒に暮らしていましたが、2016年の梅雨のころに亡くなってしまいました。

ひとりになった小明神さんに、新たな相棒を見つけてあげようと考えた祭さんは、里親募集サイトやブリーダー、ペットショップといろいろなところをあたってみますが、どの子も「一緒に暮らしたい！」と思えるほどではありませんでした。そんな時に出張先の東京の、しかも偶然訪れたペットショップで不意に目に入った小さな可愛いスタンダードグレーのチンチラさんに運命を感じて涙が止まらなくなってしまいます…。

「ランチでもしながら、いったん落ち着こう。」という彼氏の提案で、パスタ屋に入った祭さん。「あの子、連れて帰る？」という彼氏の問いに、「いや、そんな衝動で飼ったらいかん…。」と躊躇をしてしまいます。というのも、環境の合う・合わないもありますし、ペットというものは飼い主側が十分な準備をしてからでないと、迎え入れることができないと知っていたから。それに、一度飼ってしまったら、その子の一生を背負うことになります。

「あれだけ涙が出るなら、衝動でもいいんじゃない？時間もないし、もう一回見に行って決めようか？」

彼氏の言葉に背中を押され、再度ペットショップに行く祭さん。「あの小さい子、抱っこしたいんですけど。」と店員さんに申し出ると、あのチンチラさんをケージから出して、「はい、女の子です。」と差し出してくれました。…遠目でも可愛いと思ったけれど、近くで見ると、もうびっくりするくらいの美人さん！そして、祭さんの目には、再び涙が！

「あー、これは決まりだな。」と思った彼氏。号泣状態の祭さんをなだめつつ、大急ぎで店員さんを呼び、「この子連れて帰ります。キャリーもください。」と、そのチンチラさんを連れて帰る準備をしてくれました。

…そして。

祭さんを号泣させた愛らしいお顔のチンチラさんは、「おみくじ」ちゃんと名付けられ、小明神さんのお嫁さんとして祭さんの家族の仲間入りをしました。しかも、おやつの残量確認の癖や、気がついたらデグーのけまりちゃんに耳をかじられてしまっていたことなど、亡き大明神さんを彷彿とさせるところがたくさん。

「これは、大明神の差し金かも⁈ 」。おみくじちゃんの愛らしさに癒されながら、時々見せる大明神さんと重なる雰囲気を見つけると、思わず笑顔がこぼれる祭さんなのでした。チンチライフ、次回もどうぞお楽しみに。

【マンガ記事】チンチライフ！

チンチラさんたちと、飼い主の漫画家・祭さんが織りなす、ドタバタな毎日。チンチラって何？という方から、チンチラの飼い主さんまで、初めて情報からディープなチンチラ情報まで、楽しくお伝えしていきます。

つづきを読む

第31話　普通に痛い（https://limo.media/articles/-/15008）

これまでのお話

第29話　運命の出会い①（https://limo.media/articles/-/14763）