1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. ライフ
  4. ライフ総合

クルマを長持ちさせる「エンジンオイル交換」のキホンと豆知識

LIMO / 2019年12月15日 18時45分

写真

クルマを長持ちさせる「エンジンオイル交換」のキホンと豆知識

車を保有していると避けては通れないのが「メンテナンス」。
特に「エンジンオイルの交換」はもっとも身近で重要なメンテナンスであるといえます。

エンジンオイルは、エンジンの動きを円滑にする「潤滑」だけではなく、エンジン内部を綺麗に保つ「洗浄」、エンジン本体の温度の上昇を防ぐ「冷却」をするのが主な働きです。
人間に例えると血液ともいえる大変重要な役割を果たしているのです。

エンジンオイル交換を怠ると、最悪の場合エンジンが壊れるといった事態になりかねません。
そこで今回は、車を長持ちさせるためのエンジンオイル交換に関する基礎知識に加えて、エンジンオイルの選び方を解説していきます。

交換サイクルのキホン

まずはじめは、エンジンオイルの交換はどれくらいのサイクルで行っていけば良いのか、というところから確認していきます。

この交換サイクルに関しては「1年に1回」であったり「半年に1回」、「5,000km走ったら」といった感じで、人によって決めていたりすることもあります。

参考までに一般的なガソリンエンジン車の場合の大手自動車メーカー3社のオイル交換の推奨タイミングを見てみましょう。

トヨタ自動車(https://toyota.jp/after_service/tenken/about/maintenance/oilfilter/)では「ガソリン車(ターボ車を除く)の標準交換時期は15,000km、または1年」とHPに記載されています。

日産自動車(https://www.nissan.co.jp/SERVICE/MAINTE/SHOMOHIN-ENGINE/OIL/)のHPでは「5,000km走行ごとまたは6か月ごと」と書かれています。

ホンダ(https://www.honda.co.jp/auto-parts/oil_basic/#oil5)では「標準的な使用の場合は15,000kmまたは12ヶ月ごと」とHPに書かれています。

このように、各メーカーでもエンジンオイル交換に関する見解が異なっているのです。
もちろんトヨタ・ホンダ車はオイル交換が1年ごとで良くて、日産車は半年ごとにオイル交換をしないと壊れてしまうということではありません。

チョイ乗りユーザーが気を付けたい「シビアコンディション」とは

前段で各自動車メーカーのオイル交換の推奨タイミングに触れました。
トヨタとホンダでは「標準的な使用」のほかに「シビアコンディション」という記載もあります。

両社ともシビアコンディションでの使用の場合は期間も走行距離も標準の半分(6カ月ごと、7,500km)のサイクルでの交換を推奨しています。

このシビアコンディションというのがミソともいえるポイントなのです。
一般的にシビアコンディションとは「厳しい状況下での使用」と定義されていますが、この状況下を以下に挙げる項目の中で総走行距離の30%以上に当てはまると、シビアコンディション下での使用となります。

・悪路での走行が多い
・雪道での走行が多い
・走行距離が多い(目安:20,000km以上/年)
・山道、登降坂路での走行が多い(目安:登り下りが多く、ブレーキの使用回数が多い)
・短距離の繰返し走行が多い(目安:8km/回)
・外気温が氷点下での繰り返し走行が多い
・30km/h以下の低速走行や、アイドリング状態が多い
(出典:「シビアコンディションとは(https://www.honda.co.jp/auto-parts/severe/)」HONDA)

ご自身の車の使い方が当てはまる場合は、走行距離にかかわらず半年に1回程度はオイル交換をした方が良いということになります。

最近はディーラーで「メンテナンスパック」というものを取り扱っていますが、こういった商品の場合は基本的にオイル交換は半年に1回のサイクルとなっています。
メンテナンスパックを購入してディーラーに整備をお任せしている場合は、安心ともいえますね。

エンジンオイルの選び方は「価格重視」か「性能重視」か

基本的に、ディーラーで純正オイルを使ってオイル交換をしている場合はあまり気にしなくてもいいですが、カー用品店で自分でエンジンオイルを選んで交換している、という方はどういった基準でオイルを選んでいるでしょうか。

大半の方は「値段」と答える方が多いと思いますが、ちょっとした豆知識として「オイルの種類」について覚えておくといいでしょう。

現在流通しているエンジンオイルは「鉱物油」「部分合成油」「100%化学合成油」の3種類です。価格は鉱物油が最も安く100%化学合成油が最も高いのですが、価格に比例して劣化しにくいということがポイントです。

通勤などで20km以上の距離を定期的に走行し、決まった距離(5,000kmなど)を走った段階で必ずオイル交換をするという方以外は、鉱物油はおすすめできないと筆者は考えます。

ディーラー純正オイルであっても価格の安いオイルは鉱物油ですから、「低燃費車用オイル」といったものをチョイスするといいでしょう。(使用可能な車種やエンジンであるか確認が必要です)

まとめ

車にとって最も大切な要素のエンジンオイル。

「オイルくらい交換しなくても大丈夫」と思う方もいるかと思いますが、愛車を大事に乗っていきたい場合はこまめな交換をしていくといいでしょう。

【参考】
「メンテナンスについて(エンジンオイル・オイルフィルター)(https://toyota.jp/after_service/tenken/about/maintenance/oilfilter/)」TOYOTA
「エンジンオイル回りの消耗品 オイル(https://www.nissan.co.jp/SERVICE/MAINTE/SHOMOHIN-ENGINE/OIL/)」日産
「エンジンオイルの基礎知識(https://www.honda.co.jp/auto-parts/oil_basic/#oil5)」HONDA
「シビアコンディションとは(https://www.honda.co.jp/auto-parts/severe/)」HONDA

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください