「イベント費」を管理できれば、お金が貯まる!
LIMO / 2020年1月15日 20時45分
![「イベント費」を管理できれば、お金が貯まる!](https://media.image.infoseek.co.jp/isnews/photos/toushin1/toushin1_14909_0-small.jpg)
「イベント費」を管理できれば、お金が貯まる!
青天井になりがちな「イベント費」の実態と対策
無駄使いをしているつもりはないのに、家計が赤字。それは、目に見えない「イベント費」のせいかもしれません。イベント費とは、毎月あるわけではないけれど、1年のうちに何度か発生する特別な出費のこと。
そこで今回は、家計管理の落とし穴でもあるイベント費の実態と急なイベント費の発生で慌てないための対策をまとめてみました。
イベント費ってなに?
イベント費とは、旅行・レジャー費のほか、冠婚葬祭、家族の記念日祝い、季節の催しなど、毎月使うわけではないけれど、1年を通して何度か発生する特別な費用のこと。
家族の記念日や季節のイベントなどは、あらかじめ予想しやすい項目ですが、冠婚葬祭やレジャーなどは、突発的に発生することもあり、予算として取っておくという家庭は少ないかもしれません。
主なイベント費の内訳
旅行・レジャー
観光庁の調査によると日本人1人あたりが国内旅行で使うお金の平均は、宿泊で5万7,412円、日帰り旅行でも1万6,341円。
4人家族であれば、1回の宿泊旅行で約25万円、日帰り旅行でも約6万円を使っている計算になります。年に1回の旅行であればこの金額ですが、ゴールデンウィーク、夏休み、冬休みなど自分や子供の長期休暇に合わせて毎回出かけているという家庭は、気が付くと100万円近くを旅行・レジャー費として使っているなんてことも!
このほか、実家への帰省代も実家が遠ければ遠いほど高額になります。思いがけず無駄使いをしてしまったということにならないために、あらかじめ1年間に使う予算や行く回数を決めておくのがいいですね。
家族の記念日
毎年必ず同じ時期にかかる家族の記念日に関する費用。
プレゼント代や食事代など意外とお金を使っています。毎年高額になり家計を圧迫していると感じるのなら、プレゼントの予算を減らしたり、盛大なお祝いは5年目・10年目など節目の年だけにしたりするなど、工夫してみるのがおすすめ。
家族旅行を記念日のお祝いに兼ねるなんてやり方もありますよ。
季節の催し
お正月、バレンタイン、ハロウィンにクリスマス…。
1年を通して何度かある季節のイベント。大人だけならまだしも、子供がいるご家庭だとスルーして過ごすわけにもなかなかいかないのが現実ですよね。
イベントの飾りを飾ったり衣装を用意したりとなにかとお金を使っている項目ですが、毎年必ずあるものなので、一度購入したものを翌年も使ったり、外部のイベントに参加するのではなく、おうちで家族だけで祝ったりすることで、お金を掛けすぎなくても十分楽しめます。
冠婚葬祭
イベント費のなかでも一番予測しづらい項目が冠婚葬祭ではないでしょうか?
特に結婚式ともなると、ご祝儀のほかに衣装代や交通費などが掛かり、時には10万円以上の出費になることもあります。
1回の出費は大きい冠婚葬祭ですが、毎年必ず掛かるわけではないので、5万円ほどを予め用意して、使わない年は繰り越していくのがおすすめです。
車の維持費
車をお持ちの方なら、2年に1回車検があります。その他にもタイヤ代やオイル代、不具合があればメンテナンス代など車の維持には意外とお金が掛かります。
買い替えとなればさらに高額な出費になり、家計を圧迫することも。
その他のイベント費
家電の購入費や子供の教育に関するお金など、イベント費はあげればきりがありません。自分である程度決められるイベント費もあれば、自分では予測できないイベント費まで各家庭の条件によって実に様々です。
イベント費は1年間でいくらくらい使っている?
たくさんの項目があるイベント費ですが、年間でいくらくらいかかっているのでしょうか?ここでは、我が家(夫婦と子供2人)の2018年のイベント費の内訳をざっくりとご紹介します。
家族旅行・レジャー 20万円
帰省費用 16万円
子供の誕生日 2万円
結婚記念日 1万円
家電(洗濯機)20万円
クリスマス 1万5,000円
お年玉 2万5,000円
冠婚葬祭 5,000円
車検 12万円
合計 75万5,000円
いかがですか?筆者自身も、正直こんなにお金を使っているとは思っていなかったので驚きました。
帰省や車検に関しては、お金が掛かることがあらかじめわかっていたので、用意することができていたのですが、困ったのは洗濯機。突然故障してしまったため、予算を取っておらず貯金を切り崩す羽目になりました。
イベント費はあらかじめ積み立てるのがおすすめ
筆者のように突然の出費で頭を悩ませないためにも、予測できないイベント費用の予算をあらかじめ用意するのがおすすめです。
とはいえ、いきなりまとまった金額を家計から捻出するのが大変というご家庭もあるでしょう。そんなときは、月々金額を決めて口座に積み立てしてみてください。
例えば、月々2,000円の積み立てでも1年間で2万4,000円。5年も積み立てれば12万円というまとまった金額になるので、突然の高額な出費にも慌てることが少なくなりますよ。
イベント費を用意してゆとりのある家計管理を
いかがですか?家計費のなかでも管理が難しく、高額な出費になりやすいイベント費。お金が足りないなら貯金を切り崩せばいいと考えがちですが、その考えではいつまでもお金が貯まりません。
ぜひ、貯金とは別にイベント費を積み立ててゆとりある家計管理をしてくださいね。
【参考】
「旅行・観光消費動向調査2019年7月~9月(https://www.mlit.go.jp/kankocho/news02_000398.html)」観光庁
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