試練なの?「あなたの家庭の味を知りたい」なじめない義両親の正月ルール
LIMO / 2019年12月23日 10時45分
試練なの?「あなたの家庭の味を知りたい」なじめない義両親の正月ルール
年末年始はどのように過ごされますか?実家に帰省する、旅行にでかけるなどさまざまなプランがあることでしょう。ゆっくりとリラックスしたい!と願う人も多いのかも。
しかし義実家に帰省する嫁は、そう言ってもいられません。厳格なルールに苦しむ嫁、大掃除を手伝わされて疲れる嫁など、年末年始は嫁にとって試練の時期。義実家になじめない私の話を少し聞いてください。
厳格ではないまでも、幼少期から改まった心で迎えてきた正月
私が育った家は、普段はマナーに厳しいこともなく比較的ゆるい家庭。しかし正月だけは、改まった気持ちになり、背筋が伸びる!そんな気持ちで迎えていました。
たとえば、
・元日の朝は家族そろって正座で挨拶をする
・祖父母の家に新年の挨拶に行く
・神社で初詣をする
などです。
子供の頃には着物を着させてもらい、親戚に挨拶をしてお年玉をもらうのが定番でした。子供ながらに、「新年を迎えるのは特別なことなんだ」と感じていたことを覚えています。
大人になってからも正月には祖父母の家に行き、親戚と食事を楽しみながら近況を話したり、親戚の子供にお年玉をあげたりしてきました。どこか心のなかで、正月は特別な一日。それが私のなかであったのです。
そして結婚してからは、義実家で正月を迎えるように。義実家が遠方にあるため、毎年5日間ほど泊まらせてもらっています。
正月の特別感を義実家では感じられない
私の実家もどちらかと言うと、ゆるい家庭です。しかし義実家はさらにゆるい家庭かもしれません。そのゆるさに助けられてきたのは事実なのですが、まさか正月までゆるい雰囲気のまま過ごすとは思っていませんでした。
はじめて迎えた義実家での年末年始。大晦日はお笑い番組や歌番組を見て家で過ごし、除夜の鐘を聞いたら「あけましておめでとう」とくつろいだ姿のまま言って、それぞれ寝る。朝起きたら、ダイニングテーブルに置いてあるおせちを各自食べて、のんびり過ごしていました。義姉にいたっては、夜更かししたのか昼前に起きて挨拶することもなく、まずシャワーへ直行でした。
おせちを食べること以外、日常の生活だったのです。せめて初詣には行きたい!と思ったので、私から「初詣はいつ行きますか?」と聞いたところ、「二人で行って来たら?」と義母に言われました。いつも通り過ごすことが悪い、というのではありませんが、私はやっぱり正月を特別な1日にしたいのです。その思いは子供が産まれてから特に強くなりました。
特におせちが気になる!義実家でのおせちってみんなどうなの?
年越しライブやハッピーニューイヤー花火など、楽しい年末年始イベントはたくさんありますよね。でもずっと受け継がれてきた日本文化も素敵なものです。日本の伝統衣装である着物を着たり、いろいろな意味を持つおせちのメニューを知ったり。ただお年玉がもらえる日というのではなく、家族が集まって新年を祝う日を伝えたいという思いが、出産以降強くなりました。
たとえばおせちもそのひとつです。義実家では家族が嫌いな食べものをおせちに入れないスタイル。酢のものが嫌いだから紅白なますは省く、くわいは食べられないから入れない、などなど。たしかに苦手なものを食べるのは、苦痛かもしれません。しかしおせち料理のいわれを食べながら学んでいくことも大切だと思うのです。
こんな不満を感じていた私は、周りのママ友に義実家でのおせち料理事情をリサーチすることに。すると、
「毎年百貨店で注文している。義実家で作ることはないよ」
「スーパーで買ってきたものを詰めて、おせちにしている」
「こだわりが強い義母だから、おせち作るのを手伝わせてもらえない」
といった声がありました。
その一方で、「毎年30日からずっとおせちの準備をしている。女性はおせち作り、男性は大掃除で、くつろげる年末年始ではない」「はじめての帰省で『あなたの家庭の味を知りたい』と言われ、ひとりでおせちを作らされた。いままで作ったこともなかったら、母にレシピを送ってもらって必死に作ったよ。なのに正月に言われたのが『うちの味とは違うわね。来年からはうちの味で』って」など、おせち作りで大変な思いをしているママ友もいたのです。
周りのママ友にリサーチしてみることで、正月にこだわりがある家庭に嫁ぐのも大変なんだと痛感。こだわりが強くない家に嫁いで、やっぱり私はラッキーだったのかもしれません。しかしやはり子供には正月は特別な一日と感じてほしい。これから少しずつ、自分が理想とする正月ルールを盛り込んでいきたいものです。
まとめ
義実家への帰省は、慣れ親しんだ習慣とは異なることも多々あります。なじめなく悩むこともありますが、これから長い間付き合う家族。相手の習慣に慣れていけるようにしつつ、少しずつ自分の主張も述べていければと思います。
みなさんも諸々なじめない義実家ルールがあるかもしれません。不満に感じるとどんどん嫌な気持ちになってしまいます。しかし周りのママ友の義実家事情をリサーチしてみると、自分の恵まれている状況を発見できるかも!
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