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漢弾地さんのエッセイ漫画にほっこり。マイナスの感情・行動をプラスに変える夫婦のエピソード

LIMO / 2019年12月25日 21時15分

漢弾地さんのエッセイ漫画にほっこり。マイナスの感情・行動をプラスに変える夫婦のエピソード

漢弾地さんのエッセイ漫画にほっこり。マイナスの感情・行動をプラスに変える夫婦のエピソード

夫婦のエピソードを通してマイナスの感情や行動を見直していく漫画を、Twitterでたくさん発表している漫画家がいます。漢弾地(かんだんち)さん(@dankoromochi)です。かわいらしい絵柄の漫画で困ったことの対処法を語ります。

たとえば、トラブルがあって「あわわ、どうしたらいいの?」とパニックを起こしそうになることってありますよね? そういうときにはどうすればいいのだろう、と漢弾地さんが考えたのは、こんなことでした。

トラブルが起きたとき、まずはどうすればいい?


トラブル発生で慌てているときというのは、トラブルにどう対処するかということだけでなく、実は同時に、混乱して感情が乱れているのだということを、漢弾地さんは発見しました。それではどうすればいいのかということを、冷静なときに奥さんと一緒に考えて結論を出しています。

トラブルのときは「どうすればいいんだ!」なんて口に出しさえしますが、「こうすればいいよ」という他者からのアドバイスがすぐには受け容れられない状態のことがたびたびです。

こんなときは乱れた感情を落ち着かせるということを先にした方がいい、と漢弾地さんは考えました。そして奥さんにそれを伝え、奥さんも「そうすればいいんだね!」と聞き入れています。

こんなふうに、漢弾地さんは自らの行動を省みて原因と改善策を考え、奥さんと話し合い、実践していきます。

振り返り、反省して、改善していく夫婦

漢弾地さんはかつての「よくない自分」とよく向き合います。次の漫画では「気に入らないことがあると人を悪く言う自分」を振り返っています。


自らを省みるとともに、漢弾地さんは他者のいいところをよく見ています。この漫画では奥さんが他者の悪いところをただあげつらうのではなく、「もったいないよね、いいところもあるのに」と別の面も同時に見ていることに気づきました。

また最後のコマでは、自分も奥さんと同じようにするようにすることで、人を悪く言うことが少なくなったと述べています。いい変化が起きました。

人を悪く言うと一時的に怒りやいら立ちがおさまるかもしれませんが、誰かを悪く言う言葉は知らず知らずのうちに自分やそばで聞いていた人たちを蝕んでいきます。できるだけしない方がいいことですが、わかっていてもつい、という人も少なくないのでは?

そんな人の中にも、漢弾地さんの漫画を通して「こうすればいいのか」と気づくことで、同じように人を悪く言う機会が減ったという人もおられることでしょう。マイナスを省みてプラスに変化させる方法を、漢弾地さんの漫画はたびたび読者に示します。

漢弾地さんがエッセイ漫画を描いたきっかけ


漢弾地さんはプロの漫画家です。ヤングマガジン増刊号でデビュー後、青年誌、四コマ誌などでご活躍のほか漫画の原作も手掛けていて、現在は別名義でも活動されているそうです。

奥さんとのやりとりを描いたエッセイ漫画はTwitterで人気を呼び、『僕と妻の場合――僕たち夫婦が仲良く暮らしている理由(https://www.amazon.co.jp/%E5%83%95%E3%81%A8%E5%A6%BB%E3%81%AE%E5%A0%B4%E5%90%88%E2%80%95%E2%80%95%E5%83%95%E3%81%9F%E3%81%A1%E5%A4%AB%E5%A9%A6%E3%81%8C%E4%BB%B2%E8%89%AF%E3%81%8F%E6%9A%AE%E3%82%89%E3%81%97%E3%81%A6%E3%81%84%E3%82%8B%E7%90%86%E7%94%B1-%E6%BC%A2%E5%BC%BE%E5%9C%B0/dp/4864105804)』というタイトルで単行本にもなっています。この漫画を描くきっかけを漢弾地さんに聞いてみました。

「日常で起こったことを友人に話したらウケたので、『漫画に描いてみようかな?』と思いました。妻は自分自身を描かれることを最初はとても恥ずかしがっていましたが、最近は一人の読者として楽しんでくれています」

エッセイ漫画を通して、奥さんとよい関係を築いていることがうかがえる漢弾地さんですが、エッセイ漫画を描くようになってからはさらに密に話し合うことが増えたそうです。

「実際にあったことを描くので『あれってどうだったっけ?』、『あの時どう思ってたの?』と妻によく聞くのですが、その分、お互いの考えや感じたことを伝え合う機会が増えたように思います」

エッセイ漫画の中で、漢弾地さんはよく奥さんの言葉から気づきを得たり、奥さんに意見を求めたりしています。その根底には奥さんへのリスペクトが強くうかがえます。お互いを尊重する姿勢が理解と新しい知恵を生み出しているのだと、漫画から感じられます。

漢弾地さん「気づきと工夫を重ねる毎日を」

おしまいに、漢弾地さんの奥さんへのリスペクトが感じられるエッセイ漫画を1本どうぞ。


ここでも漢弾地さんは奥さんのやり方を取り入れてみて、新しい気づきを得ています。

自分へのご褒美にはいつも食べものや写真集などの娯楽を用意していた漢弾地さんは、あるとき奥さんがいつもしている「寝具を買う」ということをしてみて「ご褒美として寝具は最高!」ということに気づくことができました。それは奥さんにとってもうれしいことだったでしょう。

このように、日々の気づきやちょっとした考え方の工夫で、嫌なことは減らしたり、うれしいことや楽しいことは増やしたりできるのです。漢弾地さんは今後もこうしたことを漫画に描いて、できれば日本語以外の言葉でも伝えられるようにしていきたいとおっしゃっています。

漢弾地さんの気づきや考え方の工夫が、多言語漫画を通してほかの国の人にも伝わって、うれしかったり楽しかったりが世界に増えるといいですね。

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