「卵割れる？」「コンロの火つけられる？」」小6の娘の家庭科の授業で「異変」が!?

勉強のサポートは必死にやっているけど、「うちの子、包丁を持つのも怖がるの」というおうちもあるのでは？筆者が子供から見聞きした小学校の家庭科の授業での「異変」をお知らせします。

6年の家庭科の授業の「リンゴ剥き大会」がなくなった

筆者には高2、中3、小6の3人の娘がいます。長女と次女が小学校6年生の時の家庭科の授業では、リンゴの皮剥き大会が恒例になっていました。どんな大会かというと、リンゴの皮を誰が一番長く剥けるか？を競うものです。保護者会では「どんな種類のリンゴが出るんですか？」なんて質問がママから出るくらいでした。それをキッカケに子供にママがリンゴの剥き方を教える家庭もあり、いいチャンスでした。

今年三女が6年生になったのですが、その大会がなくなっていたのです。実は、小6の娘は秘かにリンゴ剥きの練習をしていたので手ぐすねを引いて待っていたのですが（笑）、腕前を発揮できるチャンスがなく、ちょっと残念です。学校に尋ねたら、授業時間数の関係で削減されたとのことでした。

調理実習での「惨事」

小学校5年生と6年生の家庭科では、調理実習があります。娘たちから聞いた調理実習の時の驚きの発言があります。

「卵ってどうやって割るんですか？」という質問が出たそうです。生卵を割ったことがなく、やり方が分からないとのこと。また、教わってやってみるもののうまくできず調理台の上にベシャっと落としたり、ボールに入るも殻が入ったりでとても難儀したそうです。

また「コンロの火って、どうやってつけるんですか？」という質問もあったそうです。普段手伝うことなかったり、親の料理する姿を見ていなかったりするからだと思います。

料理男子でないと結婚できない？

料理男子というと、何を思い出しますか？テレビ番組だとTOKIOの国分太一さんが「男子ごはん」がありましたし、以前SMAPSMAPでもSMAPのメンバーが料理をしていました。「料理をできる男子はカッコイイ！」という括りがあります。

「うちの子は男の子だから料理ができなくても関係ないわ」と思っているママ、いますか？男の子のママは、家事をバッチリ担ってくれる彼女やお嫁さんを期待してしまうかもしれません。しかし、ママ自身が旦那さんに家事をもっと手伝ってほしいと望んでいませんか？なので、結婚すれば料理はお嫁さんがやってくれるなんて期待しちゃいけません。結婚して5年前後のカップルに聞くと、Ａさんのおうちの朝食は旦那さん担当、Ｂさんのおうちは朝食に加え週末の料理はすべて旦那さんが作るんだそうです。筆者宅も含め、結婚して15年前後のうちはなかなかそのようになっていないと感じています。

学校で家庭科の時間もありますが、料理は家庭で教えた方が現実的です。確かに子供にやらせると時間もかかるのでつい親が手を出してしまいます。なのでどんどんやらなくなってしまいます。教えるには忍耐が必要です。男の子は難しいかもしれませんが、料理教室に通うというのも手です。大人の男性だと通っている人も結構います。

勉強も大事だけど生活のスキルもとても大事

自分の息子や娘に、将来どんな大人になってほしいと思いますか？仕事も大事ですが、健康でいることは自分のマネージメントをする上で必要不可欠です。健康のためには食事が大事だということは、普段食事を作っているママなら百も承知だと思います。食生活が乱れれば健康を害します。高給取りになっても外食ばかりだと塩分摂り過ぎになりますし、コンビニ弁当ばかりではコストが掛かる上に栄養が偏ります。

家事は料理だけではありません。ボタンを自分でつけられなくて洋服のお直しの店に持っていくという話も聞いたことがあります。まだ保育園に通う子供のいるママ友から聞いた話ですが、ここ何年かで保育園の送り迎えをするパパは本当に増えたとのこと。小学校のＰＴＡで一緒になったパパから話を聞いたら、朝食作りと保育園のお迎えはパパ担当だそうです。これから更にその傾向は加速するでしょう。そんなときに困らないようにしてあげるのが男子のママの大事なタスクなのかもしれません。

女子だって、自分の食べたいものが作れれば、こんなにいいことはありません。親がいつまでも子供の世話を焼けるわけではありません。勉強も大事ですが、自分のことは自分でできるようになるという、生きていくうえで基本的な能力をつけも大事だと思う今日この頃です。