節約の達人が伝授! 家計を一変させる「財布の使い方」
LIMO / 2020年1月1日 17時20分
![節約の達人が伝授! 家計を一変させる「財布の使い方」](https://media.image.infoseek.co.jp/isnews/photos/toushin1/toushin1_15040_0-small.jpg)
節約の達人が伝授! 家計を一変させる「財布の使い方」
2019年も残すところあとわずかですね。今年は10月に消費増税というイレギュラーなイベントがあったため前年との比較は少々難しいですが、節約は順調に進んでいますでしょうか?
本記事では「節約がなかなかうまくいかない…」という方に向けて、明日からでも始められて、この先もずっと役に立つ「財布の使い方」をご紹介していきます。
工夫のポイントは食費にあり
財布の使い方をご紹介する前に、どのようなポイントを意識すれば家計を一変させるほどの節約につながるのかについて見ていきましょう。
総務省統計局が公表した『家計調査報告(家計収支編)平成30年(2018年)平均結果の概要(https://www.stat.go.jp/data/kakei/sokuhou/tsuki/pdf/fies_gaikyo2018.pdf)』によると、2人以上の世帯のうち勤労者世帯の支出の内訳は、下の図のようになっています。
2人以上の世帯のうち勤労者世帯の消費支出
(/mwimgs/8/0/-/img_80423a5d12d46821e9b13eec89e095a150224.jpg)拡大する(/mwimgs/8/0/-/img_80423a5d12d46821e9b13eec89e095a150224.jpg)
出典:総務省統計局の資料を参考に編集部作成
「消費支出」というのは、個人や家族が生活をし続けていくための必要な支出のことです。
図を見るとわかるように、消費支出のうち最も割合が高いのは「食費」なのです。
ただし、生活をし続けていくためには食費を丸ごと削ることはできませんよね?そのため、日々の食費を上手にコントロールし、無駄を省くことによって少しでも食費を抑えていくことが、節約の重要なポイントになります。
毎日使っている財布の使い方をちょっと工夫することで、この食費の節約への成功にぐっと近づくので、早速その方法を見ていきましょう。
家計を一変させる財布の使い方3選
先ほど紹介したポイントを念頭に置いて、おすすめの「財布の使い方」についてご紹介していきます。
すぐに始められるものばかりですので、ぜひ取り入れてみてくださいね。
1. 食費の週予算を組んで、見えやすいポケットに入れる
上手に節約をするためには、1週間ごとの週予算を組むことが重要です。ところで週予算の組み方をご存知でしょうか?わからないという方のためにも、以下で手順をご説明していきます。
【週予算を組む手順】
① 手取り給料から毎月発生する住宅費・水道光熱費・通信費・保険料・教育費などの固定費と、貯蓄を引いて1カ月に使える生活費を算出する
② 生活費を食費・日用品費・交通費・小遣い・予備費などに分けてそれぞれ予算額を出す
③ 1カ月=30日だとすると4.2週ぐらいなので、それぞれの予算を4.2で割る
→それぞれの費用の週予算が算出できる!
「いきなり細かく分けるのは大変…」という方は、まずは「食費」の週予算だけでもいいので組んでみましょう。そのときには、若干の予備費をとっておいてください。
食費の週予算が決まったら、週の始まりの日に財布の1番見えやすいポケットに1週間分の食費を入れておきます。そしてこの日から1週間、食費はこのポケットに入っている予算内で支払っていきましょう。
気を付ける必要があるのは、“見えやすいポケットに入れる”という点です。よく目につくことで「今週の食費の残りはあとこれくらいか…」と常に残金を把握してお買いものができるようになります。
また、時には、どうしても週予算を上回ってしまうことがあるかもしれません。そんな時は、次週で調整をしたり予備費で賄ったりするなどして、最終的に1カ月分の予算に対しては赤字を生み出さないようにしてみましょう。
このように食費の週予算を組んで目に見える形で管理することで、もし予算が余れば貯蓄に回すことができますし、想定以上に食費を使わずに済みます。
2. 複数の財布を使い分けるのもおすすめ
先ほどは食費の週予算をポケットに入れて管理する方法をご紹介しましたが、いっそのこと、2つ以上の財布を使いみちによって使い分けるのもおすすめです。
例えば、一方の財布には食費の週予算を入れて、もう一方の財布には自由に使えるお小遣いを入れてみてはいかがでしょうか?
残金が把握しやすくなることはもちろん、「間違えて食費を自分のご褒美に使ってしまった…」なんてことも起こりにくくなります。
3. 小銭貯金用の財布をいっしょに持ち歩く
財布を持ってお出かけするときは、コンパクトな小銭貯金用の財布もいっしょに持ち歩いてみてください。
これは「おつりの小銭のうち10円玉以下は貯金」といった小銭貯金ルールを決めておき、その小銭を入れるための財布です。そしてこれは家に帰ったら小銭貯金用の貯金箱に移しておき、旅行・レジャー費などのちょっとした目的のために貯めていきましょう。
貯金として貯まるのは10円玉・5円玉・1円玉なので少なく思われるかもしれませんが、塵も積もれば山となりますのでぜひ試してみてください。
おわりに
本記事では節約におすすめの「財布の使い方3選」をご紹介しました。家計の支出のうち大きな割合を占めている食費を節約のターゲットにすることで、自由に使えるお金を増やせたり貯蓄に回せたりと嬉しいことがたくさんあります。
「うまくできるか不安…」という方はまず食費だけの週予算を組んでみるなど、できることから1つずつ始めてみてください。無理せず続けることができるような、楽しい節約ライフの1歩を踏み出してみましょう!
【参照】『家計調査報告(家計収支編)平成30年(2018年)平均結果の概要(https://www.stat.go.jp/data/kakei/sokuhou/tsuki/pdf/fies_gaikyo2018.pdf)』(総務省統計局)
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