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日経平均は一段上のステージに? 米株史上最高値で日本株も連れ高期待

LIMO / 2019年12月22日 21時15分

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日経平均は一段上のステージに? 米株史上最高値で日本株も連れ高期待

【日経平均株価】テクニカル分析 2019年12月22日

日経平均は年初来高値を更新するが、利益確定売りも

2019年12月20日の東京株式市場で、日経平均株価の終値は、前日より48円22銭安の23,816円63銭となりました。3日続落ですが、下げ幅はそれほど大きくありません。

クリスマス休暇を前に、高値圏での利益確定売りが出たようです。円相場が1ドル=109円台前半と円高傾向になっていることも、輸出関連株を中心に売られる要因となりました。

足元で大きく注目されていたのは、米国が15日にスマートフォンなどを対象とする対中制裁関税「第4弾」を発動するかどうかでした。しかし、米中両国は13日、貿易交渉を巡る一部の合意に達したと発表し、「第4弾」の全面発動は見送られています。

ところが投資家の間では織り込み済みで、相場は一進一退の動きになりました。日経平均は、17日には終値ベースで、13日に付けた年初来高値(24,023円)を更新し、24,066円となったものの、その後は伸び悩みました。

今週の展開はどうなるでしょうか。20日の米株式市場でダウ工業株30種平均が史上最高値を連日で更新しました。年間の上昇幅は過去最大と好調です。

日経平均も今週、連れ高となることを期待したいところですが、海外勢は今週からクリスマス休暇に入るため、むしろ週初から利益確定や手じまいムードになるかもしれません。

大きなイベントもなく、売買の材料が少ないことに加えて流動性も低くなるので、急な値動きになる場合もあります。柔軟に対応したいところです。

気になるニュースとしては、米下院で18日、トランプ大統領を弾劾訴追する決議案が可決されたことがあります。

上院では与党の共和党が多数を占めるためトランプ氏が有罪となる可能性は低いものの、大統領選の再選を目指し、トランプ氏が支持率回復のために、米中の貿易交渉などを巡って想定外の言動に出る可能性があります。相場が振り回されることもあるので注意が必要です。

一段上のステージで値固めか

先週の日経平均の値動きをテクニカル面から振り返ってみましょう。11月の上旬以来、足元では23,500円~23,600円あたりで上値を抑えられる展開が続いていました。

ところが、前週末13日に、大きく窓をあけて上昇し、このあたりを突破し24,000円台まで上昇しました。

先週のポイントとしてはこの上昇分を維持できるかどうか、特に、13日に上昇した分の窓埋めで下落してしまうのではないかといったところでした。

結果的には先週は陰線が続いたもののローソク足の実体は短く、大きく値を下げる勢いはありませんでした。下値も、13日の安値付近で踏みとどまっています。

今週以降の動きはどうなるでしょうか。先々週に急上昇したことから、23,500円付近まで調整してもおかしくない展開でしたが、実際には下げ幅は限定的で、むしろ高値圏で下値をサポートされている印象があります。一段上のステージに上がったと見ていいのではないでしょうか。

ここからのシナリオとしては、先週の若干の下落を押し目買い好機と見て、反発の動きがあれば積極的に付いていきたいところです。上値メドとしては、バブル後最高値の、2018年10月2日の高値(24,448円)も視野に入ってきました。

ただし海外勢がクリスマス休暇に入ることから、銘柄によっては値動きが大きくなる可能性があります。流動性が低くなると価格がチャートのセオリー通りに動かなくなることもあります。わかりやすいチャートの形になるまで「待つ」のも一つの方法です。

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