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お年玉を貯金する子も要注意?お年玉で「お金の管理力」を育てるコツ

LIMO / 2020年1月8日 11時45分

お年玉を貯金する子も要注意?お年玉で「お金の管理力」を育てるコツ

お年玉を貯金する子も要注意?お年玉で「お金の管理力」を育てるコツ

お正月の子供たちの最大の楽しみといえば、お年玉。親にとっては子供たちが無駄遣いをしてしまわないかなど、心配事が増えるシーズンでもありますね。

でもお年玉の管理を全て親がしてしまうというのは、子供の金銭感覚を育てるという面ではデメリットもあります。そこで今回はお年玉の管理の仕方や、子供のタイプにあわせた対応方法などをご紹介します

もらったお年玉を子供に渡す?渡さない?

全てをそのまま子供に渡す家もあれば、「子供に大金を持たせるのは危ない」と、親が全てを管理する家もありますよね。

未就学児や小学校低学年であれば、子供がもらったお年玉をそのまま親があずかって、子供が欲しいものを買うのに使ったり、貯金をしたりというのが一般的ですね。

でも小学校3・4年生くらいになり自我が強くなってくると「自分がもらったお年玉なのだから、自分に渡してほしい」といわれてしまうことも出てきます。

またこのくらいの年齢になるとお金の使い方を学習するのにも適した年齢になってくるので、お年玉の全額を親があずかってしまうのではなく、お年玉の一部を子供に渡して、自分で購入したいものを買わせるというのもいい方法です。

一度お年玉を可視化する

お年玉を活用して金銭感覚の学習をする場合には、どれだけのお年玉をもらったかを可視化しておくのが大切です

お小遣い帳をつけているという場合なら、いつも使っているお小遣い帳の収入欄に「だれからいくらのお年玉をもらったか」を個別に記入して、合計金額を記入しておきましょう。そこから自由に使える分を残して貯金したことを追記しておきます。

お小遣い帳をつけていない場合には、ノートで表を作ったり、パソコンで作った表を印刷して記入させたりしてもいいですね。またこの機会にお小遣い帳をつける習慣を作るというのもおすすめです。

このように一度可視化するということは、お年玉という臨時収入をもらって興奮している子供の気持ちを落ち着かせてくれます。少し気持ちが落ち着けば、無駄遣いが減りますよ。

ほかにも「お年玉はもともと、一年のはじめにお正月の神様からもらった恩恵をみんなに分けるという意味のある行事なんだよ」と教えてあげて、今でも大人から子供に幸せになってほしいという気持ちを込めてお金を贈っていると話してあげると、大切に使う気持ちが育って、無駄なものを購入することが減りそうですよね。

タイプを見分けてお金の使い方を学習させよう

子供のお金の使い方というと、計画を立てずにものを買ってしまう散財タイプをついイメージしてしまいますが、子供の性格によってはまったくものを買わずに貯金するタイプの子供もいます。

子供にあった金銭管理を学んでほしいなら、まずは子供の自由に使わせてどちらのタイプかを見極めてから、その子にあった金銭管理について考えていきましょう。

ただしタイプを見極めるために自由に使わせると決めたときには、無駄遣いをしても決して叱ってはいけません。叱ってしまうと「結局は自分の自由にさせてくれないんだ」という気持ちが残ってしまい、金銭管理を学ぶ妨げになってしまいますよ。

タイプ別金銭管理の方法

散財派

欲しいと思ったものをすぐに買ってしまう散財派の子供には、どんな小さな買いものでもお小遣い帳に記入させる方法がおすすめです

この方法ならお金を全て使ったときに、購入したものを見返すことができ、本当に必要だったものと不要だったものを区別することで、次にお金を使うときの指針となる考え方が身につくのです。

この見返しのときも親は怒るのではなく、「お菓子なら家にもあったから、自分で買わなくてもよかったかもね」などとアドバイスすると、子供が自分で考えて行動する動機づけになりますよ

いつものお小遣いの使い方で散財派タイプだとわかる子供には、いきなり高額を使えるお年玉で実践するのではなく、毎月の小遣いで慣らしていくというのもよい方法です。

お小遣い帳の記入や見直しがなかなか身につかないという場合には、「買いものの下見をさせる」のもおすすめです。

欲しいと思うものがあったとしても、一度はお金を持たずにお店で下見させ、1~2日家で考えてから購入を決めるようにさせると、無駄遣いが減るだけではなく、しっかりと考えて購入するという癖がつくようになりますよ。

貯蓄派

子供の中にはお年玉やお小遣いにまったく手をつけずに貯金するというタイプの子もいます。

このようなタイプは一見計画的に見えますが、「使い方がわからない」という子や「使う目的がないからなんとなく貯金している」という子などもいます

また「無駄遣いと怒られるのが嫌で貯金している」というようなタイプの子もいて、そのまま貯金させているだけでは、お金の使い方をわからないままになってしまい、何か欲しいものがあったときに衝動的に大きなものを購入してしまうという失敗にもつながりかねません。

貯蓄派の子供には少額でもいいので、必ず何かを自分で選んで購入させるようにしましょう。どうしても欲しいものがないというときには、学用品などの必需品を自分で選んで購入するようにさせます。

このときに「キャラクターグッズなどかわいいけれど金額の高いもの」や、「キャラクターなどがついていないけれど安価なもの」など、いろいろなものを見てから購入する機会を作ると、自分にとってどのようなものに価値があるのかを考えて購入できるようになりますよ。

ほかにも新学期などの新しいものが欲しくなるシーズンに、貯金を下ろして欲しいものを購入するというように、より計画的にお金を使う方法を一緒に考えるのもおすすめです。

お年玉を機会に金銭管理を学ぼう

お年玉を活用して子供に金銭管理の方法を学ばせる方法や、子供のお金の管理方法をご紹介しましたが、いかがでしたか?

子供がすぐに金銭感覚を身につけるのは難しいもの。親から見ると無駄遣いと思うことがあっても、長い目でじっくりと取り組んでみましょう。

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