長距離ドライブ前にしておきたい!「愛車チェック」3つのポイント
LIMO / 2019年12月25日 18時45分
長距離ドライブ前にしておきたい!「愛車チェック」3つのポイント
帰省やレジャーなどで自家用車を長距離乗るとなると、出先で何かあったら不安になりますよね。
かといって出かけるたびにディーラーや整備工場できっちりプロに点検してもらえば非常に安心ですが、いざ点検してもらうとなると時間もお金もかかります。
もし仮に出先でトラブルが起きたとき、平日であれば近くの整備工場で車を見てもらえればトラブルを解決できますが、年末年始などの長期のお休みとなるとそうはいきません。
そこで今回は、長距離ドライブの前に「自分で簡単にできる愛車のチェックポイント」を紹介していきます。
2018年年末年始の車のトラブルトップ10
はじめに、前回の年末年始(2018年12月29日~2019年1月6日)にJAFに救援要請があった車のトラブルの上位10項目を見てみましょう。(参考:『JAFロードサービス主な出動理由TOP10 2018年 年末年始「四輪」(https://jaf.or.jp/-/media/1/2590/2610/2639/2640/3184/2018_winter_four.pdf?la=ja-JP)』JAF)
1位:過放電バッテリー
2位:タイヤのパンク、バースト、エアー圧不足
3位:破損/劣化バッテリー
4位:落輪・落込
5位:キー閉じ込み
6位:事故
7位:スパークプラグ
8位:燃料切れ
9位:発電機/充電回路
10位:ハンドルロック・キー作動機構
このように、キー閉じ込みといった人為的なミスや発電機/充電回路(オルタネーター関連)といった致命的な故障・事故などの項目以外は、未然に防ぐことができるトラブルといえます。
特に上位3項目は自宅やガソリンスタンド等で事前チェックできる内容です。
以下では、それぞれのチェック方法を紹介していきます。
タイヤのチェックは必ずしよう
車において重要な3要素は「走る・曲がる・止まる」です。
特に走る要素の中でも大切な位置づけに「タイヤ」があります。
タイヤを自分自身でチェックする際のポイントは以下の通りです。
・タイヤの空気圧
・タイヤの残溝
・タイヤの破損箇所の有無
タイヤの空気圧は運転席側のドアを開けたところに表記があります。
一般的にタイヤの空気圧は1カ月で約0.1㎏/㎠低下するといわれています。これに加えて寒暖差の影響を受けますので、こまめなチェックが必要です。
タイヤの溝や破損の有無の確認に関しては、見た目で明らかに異常が感じられればいいですが、そこまでタイヤが傷んだり減っていたりすることは滅多にありませんよね。
自分で見ることが不安な場合は、やはりタイヤ専門店やディーラーに見てもらうといいでしょう。
高速道路を走る前に必ず燃料を満タンに!
最近は燃費の良い車が増えてきてはいますが、燃料切れの救援依頼が後を絶ちません。
救援依頼が減らない背景として挙げられるのが、「ガソリンスタンドの閉鎖」です。「ガソリンが無くなってきたから、次のスタンドで入れよう」と思っても、ガソリンスタンドが閉店していたり営業時間外だったりすることがよくあります。
高速道路に乗れば一定間隔でガソリンスタンドが設けられていますが、渋滞などが発生した際に燃料の残量が心もとないと不安にもなります。
また、高速道路上のガソリンスタンドは一般道路で営業しているガソリンスタンドの価格よりも高めの料金設定なので、節約の面でも高速に乗る前にガソリンは満タンにしておくと良いでしょう。
バッテリーは大丈夫?
年末年始だけではなく、2018年の年間でも救援依頼件数が圧倒的に多かったのが「バッテリー関連のトラブル」(『JAFロードサービス主な出動理由TOP10 2018年 年間 「四輪」(https://jaf.or.jp/-/media/1/2590/2610/2639/2640/3177/N_2018_year_four.pdf)』JAF)。
最近の車はあらゆる面で電装品が使用されているので、知らないところでバッテリーの電力を使っています。
またバッテリーそのものの性能が向上しているのでバッテリーの劣化に気づかない、というところも原因の1つでしょう。
昔のバッテリーや車の感覚だとバッテリー性能は緩やかに低下していったので、セルモーターの周りが悪くなるなどで認識できました。しかし現代のバッテリーは、バッテリーのピーク性能をできるだけ維持し続けますが、ある日急にストンと性能が低下する特性があります。
10分前までは普通にエンジンがかかっていたのに、突然エンジンがかからなくなった!ということもあり得ます。
こういった状態を避けるためには、整備工場などでバッテリー診断をしてもらう、もしくはバッテリーの経過年数(3~4年が目安)で交換して未然に防ぐのが良いでしょう。
備えあれば憂いなし?用意しておくと安心なもの
いざドライブに行って何も起こらなければ安心ですが、いつ何が起こるかわかりません。
そういった時に用意しておくと安心なものを2つ紹介します。
1つ目は道路地図です。カーナビがついているから必要ないと思うかもしれませんが、カーナビよりも広域の地図を見ることができます。目的地までのルートを確認したりすることもできますから、あると非常に心強い存在です。
2つ目は非常食です。このご時世コンビニに行けば何でも買える時代ではありますが、高速道路が悪天候等で通行止めになって立ち往生してしまうと、買いに行くことすら困難になります。筆者自身一度経験したことがありますが、食べ物があると助かります。非常食と聞くと大それた感じになってしまいますが、ちょっとしたお菓子を気持ち多めに買っておくだけでOK。それだけで十分です。
まとめ
トラブルが起こらなければ楽しいドライブ。起こってしまえば予定も狂ってしまったりと大変です。
トラブルの芽は事前に摘んでおくことで、不安なくドライブを楽しむことができます。ぜひ参考にしてみてください。
【参考】
『JAFロードサービス主な出動理由TOP10 2018年 年末年始「四輪」』JAF
『JAFロードサービス主な出動理由TOP10 2018年 年間「四輪」』JAF
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