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「むだづかい」をなくす、たった3つの法則

LIMO / 2020年1月1日 19時45分

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「むだづかい」をなくす、たった3つの法則

浪費とは、広辞苑を引くと「金銭・労力・時間などをむだに使ってしまうこと。むだづかい。」とあるように、お金だけでなく、お金を稼ぐために使った時間や労力をむだにしてしまうことも指します。

では、お金は何に使うべきなのでしょうか? どうすれば、むだづかいをなくし、気持ちよくお金を払えるようになるのでしょうか?

銀行員として総資産1億円を超える経営者たちと接して学んだ「3つの考えなくてはならない法則」を、お話します。

1. どのくらいの頻度で使うか?

まず、今から買おうとするものを、どのくらいの頻度で使うか考えましょう。

たとえば、スマホはほぼ毎日使うものなので、45,000円の機種を買ったとしても、365日毎日使うので、1日あたり約100円を支払っていることになります。

動作が遅かったり、画面が割れていたりと、いつもストレスを感じながら使うよりも、1日100円でそのストレスから開放されるなら、新しい機種にお金を支払うことでより満足感を得ることができます。

毎日使用するものはスマホに限らず、仕事でノートパソコンを使う方はパソコン、主婦の方は調理家電といったように、人によって異なるでしょう。頻繁に使うものは高価なものを買っても、時間に割り戻してみると充分にもとを取ることができます。

2. 自分を本当に幸せにしてくれるか?

たまにしか使わないものだとしても、旅行など「この体験になら1日3万円使っていい」と思うほど自分を幸せにしてくれるものならば、むだづかいにはなりません。

自分を幸せにしてくれそうだと勘違いしてしまう典型例は、高級な洋服です。買っても着る機会が滅多にないとなると、買った瞬間は喜びをもたらすにしろ、継続するかは甚だ疑問です。

他に幸福度を上げると思われがちなものは、ブランド品や高級自動車や広いマイホームです。これらは人と比べて満足感を得る財産なので、自分より上のものを持っている人が現れると幸福感は簡単に崩れてしまいます。

幸福をもたらしてくれるものはこのような財産でなく、極めて主観的なものです。

本当に自分を満たしてくれるものは、親しい友人とのおしゃべりや家に飾る花など、必ずしも高額なものであるとは限りません。友達とはカフェでコーヒーを飲んでも500円程度ですし、花は安いもので1本約100円で手に入ります。

家に花があることで生活に潤いが与えられ、目に入るたびに豊かな気持ちになれるのなら、ブランド品よりもよほど自分を幸せにしてくれます。

3. どれだけ働かなければいけないか?

最後に、この金額を自分が収入として得ようとするとどれくらい大変か?を考えてみましょう。

たとえば年収400万円でフルタイムで働いている場合、時給は約2千円になります。買いたいものが30,000円だとしたら15時間、約2日分の労働が必要となります。

自分が丸2日働いても欲しいものか、そうでないのか考えて、許容できる範囲ならば、買ってもいいかもしれません。

その体験で得られる喜びと稼ぐための労力のバランスを考えた際、何時間働いてもこの体験を得たいと思うのならば、決して浪費ではありません。

逆に、500円でも1,000円でも、そのために稼ぐ気が全く湧かないのであれば、その消費はあなたを幸せにさせることはないのです。

まとめにかえて

むだづかいは、3つの法則を守ることで防ぐことができるかもしれないということをお話しました。

1つは購入予定のものをどれくらいの頻度で使うかを考えること、2つはお金を払ったことで得た体験が自分を幸せにしてくれるかを考えること、3つは使うお金を稼ぐために自分がどれだけ働かなければいけないか考えること。

気をつけなくてはいけないことは、自分を幸せにしてくれるものはブランド品や高級自動車や広いマイホームなど人と比べて満足感を得るようなものでなく、友人との時間や家に飾る花など主観的に喜びを感じるものだということでした。

年末に向けてセールやバーゲンなど買い物の機会が増えてきますが、むだづかいをせずに、「良い買い物をした!」と気持ちよくお金を使えるように、ぜひ参考にしてくださいね。

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