中学生になって感じた「我が子の変化」と「我が家の変化」
LIMO / 2019年12月27日 18時45分
中学生になって感じた「我が子の変化」と「我が家の変化」
子どもが中学生になると、今までの生活スタイルがガラッと変わってきます。それは子ども自身だけでなく、家族に対しても多少なりとも影響するもので…。今回は、我が子が中学生になった時に感じた家庭内の変化について、お話します。
これからお子さんが中学生になるお宅はぜひこの機会に、一緒に考えてみてはいかがでしょうか?
女子に現れる体の変化
女子は小学校高学年から中学生あたりに生じる、大きな変化として「生理が始まる」「胸が大きくなってブラジャーをつける」という点があると思います。小学校高学年になると、学校の保健体育の授業で生理に関する基礎知識的は習ってきますが、実際に必要な物を買いに行くのは、家庭の日々の中で行うことになります。
最初に「当たり前」と思わせることが大切
「何も恥ずかしいことではない。何でも話して」と口で伝えても、そこは思春期の難しい年頃ということもあります。それだけで何でも話してくれる状況になるのは、難しいことでしょう。
例えば、生理に必要なナプキンやショーツ、ブラジャーが必要になった時、最初から母親が一緒にお店に行き、買いに行くようにしてはいかがでしょうか。最初だけでは無く、以降も一緒に買いに行くのです。そうすることで、それが当たり前のことであり、その延長線上として身体に関する悩みや考えを話すのは『当たり前』という認識を持ってもらうのです。
身体のことはどうしても恥ずかしいことと捉えがちですが、一緒に買い物に行く・話をするといった日頃からの小さい積み重ねから、子どもとの間に些細なことでも話せる雰囲気を作っておくということは、とても大切と言えるでしょう。
男子にあわられる身体の変化
男子は中学生になると、多くの子達が成長期を迎え、急に背が伸びたり、足が大きくなったり…と、目に見ても分かる身体の変化があります。靴は傷む前にサイズアウトとなり、洋服もいままでジュニアサイズだったのがとうとうメンズサイズへと切り替わっていきます。母親も突然の変化に、戸惑う人も多いかもしれません。
母親は見て見ぬふりも必要
中学生男子ともなれば、異性に対する関心も強くなる時期です。1日に2~3枚多く下着が洗濯物に出されていたり、部屋の掃除に入ったらひどく嫌がられたり…というようなこともあるでしょう。「何か後ろめたいことでもあるの?!」と母親が突っ込んでも、素直に言わないのが男子中学生です。もっとも母親が疎ましい時期であると思われます。
そのような時は、母親は見て見ぬふりをしつつ、父親であるご主人にはある程度気になる点については報告しておくと良いでしょう。どうしても母親には言えない部分でも、困った時には父親とコミュニケーションをとってもらえるようにしておくことが必要です。
我が子が中学生になって
我が子が中学生となり、家庭の中にも多少なりとも変化が出てきます。
その1つに「自家用車」があります。「子どもが産まれてから中学生になるまで、自家用車は家族全員が乗れるワゴン車と主人の通勤用の2台でした。ですが、末っ子が中学校に入学してしばらくしてから、ワゴン車は思い切って処分したんです。
というのも、今まで休日は家族で出掛けることが多かったのですが、中学生になってからは、部活に友達との約束に…と出かける日が多くなり、家族で出掛ける機会が激減したのです。ワゴン車を利用する機会もめっきりと減ったため、思い切って処分することにしました。
保険代やガソリン代といった、車の所持費用1台分が節約になったので、家計的にかなりのメリットとなりました。」
また、親子のコミュニケーションの方法も変わって来るようです。「子どもが中学生になった時に、個人用のスマホを与えました。スマホに関わるトラブルを色々と聞いていましたので、直前までかなり悩みましたが、我が家のスマホルールを決めて渡すことにしました。
ルールを決めても長々と使って怒られたりすることはありますが、今のところ大きなトラブルは起こしていないのでホッとしています。そんな中、もっとも変わったのは親子でのコミュニケーションの取り方です。特に父親とのコミュニケーションの取り方が変わりました。
主人は忙しく、帰宅するのも夜遅い時間のことが多いのです。ですので、親子で顔を会わすのも休日くらいしかなかったのですが、子どもが中学生になると部活で出ている日が増えてきて、ますますすれ違いになってしまいました。ですが、スマホを使ってLINEのやり取りをするようになってから、以前よりコミュニケーションが取れているように思えます。口では言いにくいことでも、LINEだと言いやすいようで。スマホが親子間の良いクッションの役割を担ってくれていると思っています。」
思春期の子どもと関わるということ
何かと難しい年頃である、思春期。その時期の我が子と向き合うのは、なかなか難しいものです。また、親ができることは少なくなってきている時期でもあります。
難しく、寂しさを感じる時でもありますが、我が子が大人へと成長している大切な時期です。個人として尊重しつつ、親としての助けを求めてきた時にはいつでも手を差し伸べられるよう、付かず離れずの距離で見守っていきたいものです。
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