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夫は「育てる」か「諦める」しかない? 令和の夫婦関係は妻から変えていく

LIMO / 2020年1月1日 20時15分

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夫は「育てる」か「諦める」しかない? 令和の夫婦関係は妻から変えていく

一昔前は「妻は夫を立てるべき」と言いました。現代では「妻は夫を『育てる』か『諦める』か」の2択になることが多い時代です。

夫を育てるといっても、「子育てに精一杯なのに大人まで育てるなんてとてもじゃないけれど無理!」というのが女性の本音。2児を育てる筆者も、1人目産後から「身体はあちこち痛いし夜間授乳で寝不足、自分の時間はゼロで外出さえ自由にできないのに、大人まで育てられない」と思いました。

とはいえ「夫を諦める」のも、結局は女性側が家事育児を担うことになるので、負担は変わりません。令和になった今、妻から夫へのアプローチの仕方を変えてみるのはどうでしょうか?

「夫を育てる」に物申す

共働き・核家族が当たり前の現代。一方で30代以上の男性は、サラリーマンと専業主婦の両親のもとで育てられ、「家事育児は女の仕事」という考えが強い人も多いのも事実です。

家事育児に非協力的な夫に悩むと、周囲から「夫を育てて」とアドバイスされることも。「夫を育ててこそデキる妻」なんていう考えもありますが、ちょっと待った。

そもそも夫は、「一人前の大人」。「なぜ大人が大人を育てるの?」と言うママ友は、夫も大人なのだから時代の変化を読み取って行動したり、目の前の家事育児問題に対処したり、夫婦で話し合いや協力することができるはずと言葉を続けます。

特に多かったのが、「育児・仕事・家事に精一杯。夫を育てるヒマも余裕もない」という声。「夫を育てるなんて、これ以上負担を増やされたら倒れる」というママ友も1人や2人ではありません。

実際に日本では、家事を分担している夫婦の割合が世界と比べても低い傾向にあります。海外との比較では、家事分担の割合が1位のアメリカが93%なのに対し、日本は56%と、37%もの差があります。

【家事分担している夫婦の割合】
1位:アメリカ(93.0%)
2位:韓国(87.0%)
3位:デンマーク(84.0%)
4位:ドイツ(77.0%)
5位:日本(56.0%)

参考:【熱と暮らし通信】世界5カ国の「共働き」に関する意識調査(https://www.rinnai.co.jp/releases/2018/0208/)(リンナイ株式会社)

「もう諦めた。夫は家事も育児もノータッチ。旅行の予約も運動会のビデオ係もサンタも私。どんどん自分が強くなる 笑」というママ友も複数人います。

そのうちの1人は自分の負担が増えすぎて実家に頼っているようですが、「実家よりまずは夫婦で解決すべきだと思うけど…」と本音を漏らします。

1番の問題は夫を育てるにしても、諦めるにしても、女性の負担が大きく男性側は負担がそこまでないこと。育てるといえど夫婦喧嘩になったり、「3歩進んで2歩下がる」状態で、忙しい女性側が諦めてしまうことも多いのです。

「妻が自分の意見を主張する」ことで一緒に夫婦になっていく

育てるのも諦めるのも無理なら、第3の道を考えてみるのはどうでしょうか。結婚生活が「価値観の違う者同士が話し合い、お互いの妥協点を模索する」ものならば、まずは家庭のことは妻から「YES/NO」の意思表示をして、自分の考えを主張するのです。

今まで、夫を立てるにしろ、育てるにしろ、その役割が妻だったのは、男性社会で女性が経済的に自立できなかったということが大きかったでしょう。現代は環境が変わって男女平等が当たり前になり、女性も仕事をする人が増加しています。

冷静に考えれば、「家事育児は女性の仕事」といった法律はなく、ただの価値観。「家事が苦手」「子どもは好きだけど夫の方が関わり方は上手」という家庭も多いもの。様々な家庭の話を聞いていると、男女に差はないなと感じさせられます。

まずは家庭に関わることが多い妻の方が「自分はこれが苦手、好きじゃない」「これならできる、これは好き」と意思表示をすること。もちろん、夫側の意思表示も聞きます。夫婦で話し合いをして、妥協点を模索し、2人とも苦手なことは家電や外注という選択肢も考えるのです。

この方が、夫を立てたり、育てたりするよりも、「一緒に夫婦になっていく」形になるでしょう。令和は「妻が主張する」でいかがでしょうか。

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