1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 経済
  4. 経済

我が子の金銭感覚は大丈夫?お年玉を渡す前に考えておきたいこと

LIMO / 2019年12月29日 18時50分

写真

我が子の金銭感覚は大丈夫?お年玉を渡す前に考えておきたいこと

子どもは成長するつれ、お金の役割や仕組みを少しずつ学んでいきます。しかし、ときには間違った考え方や見直すべき金銭感覚を持ってしまう場合も少なくありません。そのような状態に陥らないためには、日ごろからお金に関する教育を意識しておくことが大切です。

とくに子どもにとって大きな収入となるお年玉は、お金について学ぶのにぴったりな存在といえます。この機会に、子どもの金銭感覚を見直してみませんか?

我が子の金銭感覚に驚いたママたち

我が子がどのような金銭感覚を持っているか、よく知らないママも多いのではないでしょうか。子どものさりげない言葉や行動のなかには、お金に対する考え方が潜んでいます。

なかには、「うちの子がそんな金銭感覚だったなんて…」と驚くママの声も。その様子を振り返ってもらいました。

・「小学2年生の娘と買い物をしていたとき、スマホ決済の様子を見た娘が『スマホからお金が出てくるなんてすごいね』と言いました。その後、『おもちゃは買わないよ』と言ったら『じゃあスマホからお金を出して』と言われたことも。スマホでお金を生み出せると勘違いしているようで、ゾっとしてしまいました」

・「ある日、頻繁に文房具をなくす息子が『それぐらい、また買えばいいじゃん』と呟いてびっくり。思い返してみれば、消しゴムやノートは軽い気持ちで買い与えていました。親の仕草をよく見ているんだな…と反省し、今ではものを大切にするよう伝えています」

・「子どもが簡単に『今の習いごとをやめたい』『今度はバレエとピアノをやってみたい』と言うので、その理由を聞いてみることに。すると『アニメで観たから』『友達に会いたいから』という動機でした。習いごとに伴う金銭面は、深く考えていないようです」

普段からできる家庭での取り組み

このような子どもの金銭感覚に対する違和感を覚えたら、親子でお金に関する話し合いをしておきましょう。それに加え、日ごろからお金の大切さや価値を伝えることも大切です。では、その具体例をご紹介しましょう。

・「わが家では、月に1回家族全員で家計の状況を共有しています。『今月は車の税金を払うよ』『家のローンはあと何年残っているよ』と伝えることで、どのような出費が発生しているのかを学ぶいい機会になっているようです」

・「家族旅行用の貯金の状況は、いつも子どもに伝えています。『夏休みまでに毎月3万円ずつ貯める』『目標まであといくら』と教えているうちに、貯金の大切さを分かってくれるように。そのおかげか、お年玉は自主的に貯金していましたよ」

・「子どもが中学生になった頃、これからの学費にいくらかかるのかを説明しました。私立と公立との違い、学部ごとに異なる授業料、塾や習いごとにかかる費用などを伝えると、『こんなにお金がかかるのか』と驚いている様子でした。進路や塾選びも、以前より真剣に取り組むようになった気がします」

まずは親がお金に関心を持つこと

こう見ると、親がお金に関心をもっていると、子どもも自然と興味をもってくれるようです。お金の教育をするなら、まずは親自身がお金の知識を身につけたいところですね。

とくに日本は、金融に対する知識が劣っている傾向があります。金融広報中央委員会(事務局 日本銀行情報サービス局内)が実施した「金融リテラシー調査 2019年(https://www.shiruporuto.jp/public/document/container/literacy_chosa/2019/pdf/19literacy.pdf)」では、金融に関する知識、望ましい行動、考え方における平均は、アメリカ・イギリス・ドイツ・フランス・日本の中で最下位という結果でした。

親が金融に関する情報を積極的に集めていれば、家族でお金の話題をする、投資を検討するといった機会も増えるはず。こういった環境が、子どものお金への興味を引きつけてくれることでしょう。

まとめ

最近では支払い方法の多様化に伴い、子どもだけでなく大人の金銭感覚が鈍ってしまうケースも少なくありません。あえて家計の状況や将来発生する出費を子どもに伝え、改めてお金について親子で考えてみましょう。

そうすれば、お金の正しい使い方も身に付くはず。お年玉を渡す前に、貯金の大切さやお金の価値を伝えてみませんか?

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください