まさか私が?!「お局様認定」されているかも…うちの会社の「お局様」はこんな人！

職場にいる「お局様」というと、どのような人を想像するでしょうか。結婚と同時に退職する人が多かった一昔前は、勤続年数が長い人を「お局様」扱いすることが多々ありました。しかし、結婚・出産を経ても社会で活躍する女性が増えた今、ただ単に職歴が長い女性をそう呼ぶことは減ってきているようです。それでは現代において「お局様」認定される女性というのはどのような人なのでしょうか。

うちの会社の「お局様」はこんな人！

お局様と呼ばれる人たちには、どこか似たような特徴があるようです。

・「とにかく数字に強く、こちらのミスを見逃さないことで有名な経理部のお局様。仕事ができる人として会社中に知られているのですが、一方でミスをした際の態度が極端なことでも有名です。若くてかわいい女子社員がミスをすると即座に内線電話で呼び出してお説教。ですが、男性社員に対しては何も言わずスッとフォローをあげるんです。ただ、お局様のお気に入りの男性社員がミスした時だけわざわざ出向いていって『ここ、直しておきましたよぉ』なんてアピール。周囲もそれを見ながら『今度はこの人がターゲットか』なんて苦笑しています」

・「几帳面なうちの部署のお局様は自分のルールを崩されるのが大嫌い。先日、お局様の作ったフォーマットが使いにくかったので少しだけ手直ししたところ『私のやり方に文句がある人間がいる！今まで私が積み重ねてきたものを否定した!!』と大騒ぎ。そんなつもりは全くなかったため、気に障ったのでしたらすみませんでしたと謝りました。それ以来、何か形式を変えたいときは『こんなフォーマットを追加したいんですけど、私だけじゃ考えがまとまらなくて』などいちいちお局様の手柄になるよう意見を聞くようにしています。少々面倒ですが、激高されると疲れるので仕方ありません」

「ひいきをする」「自分流を通す」「気に入らないと激怒」これらは多くの職場で見られるお局様の困った特徴のひとつのようです。

管理職より長い社歴を振りかざし?!

お局様の怖いところは、ただ単に言い方がきつく細かいことだけではないようです。社内においての人脈など、お局様の中にはさまざまな影響力を持っている人も。

・「うちの会社のお局様は、役員と付き合っているという噂が長年ささやかれています。職場では特にべたべたしている様子はないのに、彼女が気に入らない人間が次々と地方に飛ばされていることから『絶対あの人が頼んでいるんだよ…』と都市伝説のように。結果、お局様には『影の人事部長』の異名が付き、みんなが転勤を恐れて彼女にかなり気をつかっています。たまに彼女から恋バナを振られる女子社員もいますが、相手が役員だと全く気が付かないフリを必死でしているそうです」

・「かなりかわいい女子社員が男子社員たちから騒がれていました。その人気は業務に支障が出るほどで、それを見かねたお局様が彼女を呼びだしたそうです。しかし、彼女は態度を改めることはなかったそう。しばらくして、職場内に彼女の裏の顔のような噂が流れ始めました。それを聞いた男性社員はスーッと去っていき、彼女も立場が悪くなったようで程なくして退職。どうやら、噂の出所はお局様だったようで…。『お局様の情報量はスパイ並み』とみんな恐れていました。以来、お局様に注意されて逆らった人の話を全く聞きません」

その能力をもっと有効活用すればいいのに…と社員たちからささやかれるお局様。絶対にターゲットになりたくないとみんなが恐れるのも納得ですよね。

まさか私が?!お局様認定にモヤモヤ

会社に長く在籍していると、男性社員から「お局様になったな」などとからかわれることもあります。何気ない冗談のつもりかもしれませんが、そのせいであらぬ誤解やトラブルをおこすことも。

「入社して15年、自分は子供もいるので若い女性社員と張り合っているつもりは全くありませんでした。あるとき、男性社員から毎晩のように飲み会に誘われている若手の女性社員がいました。彼女は仕事もあまり早いタイプではなく、飲み会に参加するために仕事はいつも中途半端。こちらにも影響が出てきたため『飲み会は毎回参加しなくても大丈夫じゃないかな？』と助言しました。

しかし、それが飲み会メンバーに伝わり『自分はもう誘われないおばさんだから、若くてかわいい子に嫉妬してあんなことをいうお局精神』などと言われてしまいました。自分が参加できないからだと思われるなんて心外でとても腹が立って…。同時に、若くない自分が何かいうともうそれは『お局様発言』と受け取られてしまうことにモヤモヤしました」

自分では正論を言っているつもりでも、相手が社歴の長く厳しいことをいう人と決めつけることで起こる「お局様」認定。それらはときに、先人からの貴重なアドバイスだったりもするのですが、先入観から内容を聞き入れてもらえないこともあるようです。

まとめ

職場での厄介な存在とされるお局様。ターゲットになってしまうと、何かと大変なことに巻き込まれてしまうようです。「あの人もしかして?!」と気づいたら、深く関りを持たずにサラリとかわしたいものです。また、社歴が長い人はちょっとしたきっかけで「お局様」認定を受けてしまうこともあるので、自分は冗談のつもりでも、相手が真に受けていないか気を付けてみてもいいかもしれません。