1000万円が35歳までに貯まった3人のやっている「お金の増やし方」
LIMO / 2020年1月7日 19時45分
1000万円が35歳までに貯まった3人のやっている「お金の増やし方」
1000万円を貯めるというのはハードルが高いもの。でも1000万円を貯められたら、その先がラクになりますよね。そこで今回は、35歳までに1000万円を貯めたという3人から、どうやって貯金を増やしていったのかを聞いてみました。ぜひ参考にしてみてくださいね。
早め早めにお金を貯金口座に入れる
お金を貯めるのに大切なのは「お金の特徴を知ること」だと語るのは、33歳にして1000万を貯めているAさん。彼女は銀行の一般職として新卒入社し、33歳の今までずっとその仕事を続けています。
「お金のを貯めようと思ったのは社会人1年目。大人なんだからちゃんとお金を貯めようと思い立ったものの、1年目は全然うまくいかず、貯金は0円だった」と話します。1年目は生活のリズムを作るのに精一杯だったAさんは2年目、3年目と試行錯誤を繰り返してあることに気づいたと言います。
「お金って集まると増えるんだと気づいた。2年目で20万円、3年目で50万円くらい貯められてからはお金を貯めるのがすごくラクになった。気づけばどんどん貯まっていく感じ。3年目は本当に苦しくて、50万円貯めるのがかなり大変だったけれど、それを乗り越えたらあとはラクになった」と言います。
「お金は集まると増える」とはよく言われることですが、それを実感したと言うAさん。彼女はそれから、少しでもお金をまとめるクセがついたと言います。
「まとめるというとイメージがわかないかもしれないけれど、とりあえず2万円でも3万円でもその月にお金が余りそうなら早め早めに貯金用の口座に入れてしまう。そうすればお金が集まって、自分もお金が増えたことがうれしくてモチベーションが上がる。それで4年目からは、なぜか100万円、200万円、500万円・・・と順調に貯まるようになった」と教えてくれました。
最初はお金を貯めることが大変に感じるかもしれませんが、まずは彼女のように20万円、50万円、100万円と、自分が貯められそうな金額から始めていくとよさそうですね。
使える手段は何でも使って作戦を立てる
31歳で1000万円に到達したというIT企業勤務のBさん。彼は計画を立てて貯金に臨んだと言います。
「もともと自分は下調べを念入りにしてから取り組むタイプの人間。貯金も同じ。学生の頃から資産運用に興味があって、まずは元手となる資金を貯めようと思った。どうやったら効率よく、短期間で目標金額が貯められるかを考えた」と言います。
Bさんはいくつもの方法を組み合わせて貯金の作戦を立てたそうです。「最初はいろんなポイントを貯めてそれを使って買い物をしたり、キャンペーンを利用してポイントを貯めたりして現金を貯金に回すようにした。社会人になってからは証券会社に口座を作って、元手資金を貯めるモチベーションを高めた」と言います。
「3年目からは年間200万円貯めるように、どうやってお金を捻出しようかと毎日考えていた。ポイントサイトでポイントを貯めたり、食費をぎりぎりに削ったり、飲み会を全部断ったり、結構極端だったと思う。でも、先輩から『元手資金貯めて投資始めようと思ってると、目標金額まで貯まったら貯まったで投資するのが惜しくなるから今すぐ始めたほうがいい』と言われて投資も始めることにした」とのこと。
結果として、元手資金が400万円前後貯まった頃に投資信託の購入を始め、今では米国株を買うようにしているのだそう。ただ、今でも作戦を立てて貯金や投資をすることが大事だと言います。
「こうしたら効率よくお金が貯められるとか、ポイントがいっぱいもらえるように買い物のタイミングを選んだり、あえてクレジットカードを使ってキャッシュバックを狙ったり、今だったらキャッシュレス決済を上手に使えばかなり還元される。そういう知識を蓄えて、よりお金を使わないように、もしくはポイントや現金がもらえるようにと工夫をしながら、一方で貯金をどう増やしていくかを考えるのが大事」と熱く語ってくれました。
Bさんは貯金年表のようなものを作っており、その計画通りに貯めるということをずっと続けているのだそう。これだけ徹底して取り組めるからこそ、早い段階で1000万円を超える貯金ができたんですね。
「お金に関するいろんなこと」を隠さない
金融機関勤務のCさんは、「お金に関するいろんなことを隠さないことが大事じゃないかな」と笑います。
「私は『今年は120万円貯めるために頑張る』とか『お金ほしいから次の査定で昇格したい』とか、割とあけすけに話をしている。それは、べつに隠すことでもないと思っているし、ある人が『夢をかなえたいなら誰かに意思表明をしなさい』と言っていたから。たしかに、心に秘めている目標って結局かなわないか、途中で忘れるか、挫折するか、とにかくダメになるから言うことにした」とのこと。
実際、Cさんは同僚だった筆者にもいろんなことを話してくれました。彼女が最近どうやって節約しているか、ダイエットも兼ねた自炊と節約レシピの話、飲み会を減らしている話、タンブラーにハーブティーを入れて持ち歩く話…。
そして安いワインでもサングリアにするとおいしくて高いお酒を買うよりもコスパがいいとか、社割がここで使えるとか、クーポンを使えば20%オフになるお店の話など、ありとあらゆる話をしてくれて、いつもお金に関することにアンテナを張っていることがわかりました。
また、Cさんがそうやって話してくれるからこそ、筆者など周囲の人間も感化され、彼女が話してくれることに協力しようという気にもなりました。そうした前向きな努力が実って、35歳で目標としていた1000万円を達成したそうです。
まとめ
今回話を聞いた3人は、お金に振り回されず、お金をコントロールすることで貯金のコツをつかむことができたようです。お金と上手に付き合っていくということは、お金本位でなく自分本位であるということが大事なのかもしれませんね。
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