夫婦げんか増加の原因は「お金」?…「お金と夫婦仲の深い関係」とは
LIMO / 2020年1月10日 19時15分
夫婦げんか増加の原因は「お金」?…「お金と夫婦仲の深い関係」とは
夫婦げんかの代表的な原因のひとつに、「お金に関すること」が挙げられます。とくに夫婦間の金銭感覚に差があると、相手の考え方が理解できずストレスが溜まってしまうでしょう。
そこで今回は、「夫婦仲とお金の関係性」について迫っていきます。金銭感覚の差を感じたときの対応策も、あわせて学んでおきましょう。
夫婦間のすれ違いは無駄遣いのもと?
お互いに忙しい、生活リズムが合わないといった理由により、すれ違い生活を余儀なくされている夫婦も多いのではないでしょうか。ところが、そのような状況が無駄遣いに繋がっていた…というケースも珍しくありません。その具体例を、いくつか聞いてみました。
・「わが家では、夫婦別々でお金を管理していました。そして、そろそろマイホームを購入しようという話が出たところ…それぞれの貯金がほとんど貯まっていないことが発覚。忙しさを理由に夫婦でお金の話をしていなかったので、お互いに『向こうが貯めているだろう』と思い込んでいたようです」
・「夫とは趣味が合わず、休日はお互い別々に過ごすことがほとんど。「お金を使い過ぎじゃない?」とブレーキをかける人がいないので、私は美容に、夫は愛車にかけるお金がうまく抑えられません。あれもこれもと、つい無駄遣いをする日も多いです」
・「共働きで出勤や帰宅の時間がバラバラのため、食事やお風呂は別々の生活を送っています。ところが、家計を見直すと食費や光熱費がかなり膨れ上がっていることに気が付いたのです。よく分析してみると、お互いが外食で済ませる、お風呂を毎日追い炊きするといった生活により、余計な出費がかさんでいることが分かりました」
こう見ると、夫婦のすれ違いはお互いの支出や貯金の状況を把握できず、無駄遣いに気が付きにくい傾向があるようです。貯金が思うようにできていないと、マイホームの購入時や子どもの受験・入学時など、お金が必要な場面で焦ってしまうことも。
夫婦ともに忙しい家庭でも、お金の状況について共有する時間を定期的に設けておきたいですね。
金銭的余裕がないと夫婦げんかが増える!
金銭的な余裕の有無は、心の余裕にも影響しています。家計がギリギリな状況だと、夫婦げんかが多発するケースも少なくないようです。では、その経緯を聞いてみましょう。
・「夫が転職し、収入が大幅にダウンした時期がありました。限られた収入でやりくりするため、できるだけ食費を削る日々。そのころは、『晩御飯が質素すぎる!』『お金がないんだから仕方ないでしょ!』といった口論が絶えませんでした」
・「出産後、私の収入が減ったことで家計が厳しい状態に陥ってしまいました。子育てをしていても、『可愛い服を買ってあげられない』『みんなのように、子どもを習いごとに通わせられない』と不満が募る一方。夫が飲み会などでお金を使うたび、『自分ばっかり贅沢しないで!』とケンカになっていました」
思うようにお金を使えない状況は、ストレスを増加させてしまいます。節約や我慢をしているなか、相手が贅沢をしていたり不満を投げかけてきたりすると、怒りが爆発するのも無理はないのかもしれませんね。
金銭感覚の差にモヤモヤしたら
ときには、夫婦間で金銭感覚が異なることもあるはず。「それって無駄遣いなのでは?」「このままで大丈夫なのだろうか」とモヤモヤしたら、その差を埋める対策を行なっておきましょう。
たとえば、明確な理由を挙げて金銭感覚を見直してもらうという方法があります。「教育費を貯めたいから」「マイホームの購入費用を用意したいから」といった理由を添えれば、節約意識を高めやすくなるでしょう。「外食に費やすお金を抑えてほしい」など、気を付けてほしい項目を絞るのも大切です。
また、「何にそんなに使っているの?」とイライラしている人もいるでしょう。相手のお小遣いの内訳が不明瞭なままだと、不信感が高まってしまいます。そんなときは、不安な気持ちを正直に伝えて、何にお金を使っているのか聞いてみるとスムーズです。
相手が打ち明けやすくなるよう、「趣味も大切だよね」「息抜きのために少しお金を使うなら問題ない」と頭ごなしに否定しないのも良い方法でしょう。
まとめ
金銭感覚の違いや余裕のない家計状況は、夫婦仲に亀裂を生じさせてしまう可能性があります。夫婦げんかになる前に、お互いの金銭感覚をすり合わせる、家計の状況を共有して財布の紐を締めておくといった手段をとっておきましょう。
とはいえ、何もかもを我慢するのはストレスのもと。節約する項目を絞る、上限金額を定めておくなど、取り組みやすいハードルに設定しておきましょう。
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