入園後は毎日が戦争?!入れたらゴールとはいかない保育園生活の悩み
LIMO / 2020年1月10日 10時15分
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入園後は毎日が戦争?!入れたらゴールとはいかない保育園生活の悩み
冬が近づくこの季節、多くの自治体で来春に向けた保育園の申し込みシーズンを迎えています。働くママにとって「保活」「待機児童」という単語を見るたび「我が家は大丈夫だろうか」と不安な日々を送るこの時期。
多くの書類に囲まれながら奮闘し、見事保育園に我が子を入園させることができたママたちは、入園後も仕事と育児を両立させるためさまざまな努力をし続けているようです。
保活は書類提出の瞬間まで気が抜けない!
保育園に入るためには、園の見学や大量の書類の記入など事前にやらなくてはならないことがたくさんあります。妊娠中から前もって準備し、小さな赤ちゃんを抱えながら計画的進めるこの作業は「どうして女ばかり働くためにこんな苦労をしなければならないのか」とママたちの悩みの種です。とはいえ、自治体によってはまだまだ激戦区の場所も多く、ママたちは入園の権利を得るため奔走するそうです。
「私の住んでいる自治体では、保育園入園のための受付を一斉に公民館で行います。自治体からは事前に『当日は混雑が予想されます』というアナウンスがあったため『開始直後は避けていこう』と30分ずらしたのが間違いでした。到着すると、そこには長蛇の列が!さっさと番号をもらって掃けていると思った予想は大外れ。開始30分で受付をした私はなんと180番でした。ちなみに窓口は5つしかありません。
当然のことながら、みんな赤ちゃんを抱えているので会場内は子供をあやす疲れ切ったママたちで溢れかえることに。数時間たっても一向に順番は回ってこず、赤ちゃんの簡易的な荷物しか持参していなかったため、急遽タクシーで家へ帰宅。結局、書類を出せたのは夕方でした。どうやら、書類が複雑で理解できなかった人などが混ざっていたため、そういった対応待ちで後ろの人たちが長時間待つことに。私の受付自体は5分程度だったので、特に質問がない人は郵送を可能にしてもらえないか、と思いました。」
赤ちゃんを抱えながらの書類準備や提出はかなり骨の折れる作業です。しかも、こちらの方のように直接対面式で提出しなくてはならない自治体はまだまだ存在するため、ママたちの悩みの種となっているようです。
入園後は毎日が戦争
多くの準備を行い、晴れて保育園に入れることができたワーキングママたちほっと一息…付きたいところですが、なんといっても本番はこれから。噂通り、保育園生活は大変なこともたくさんあるようです。
・「最初の慣らし保育の短さにびっくりしました。子供のためなのはわかりますが、息子を送って用事を一つ済ませるとお迎え。入園したらすぐにバリバリ働けると思っていたのでびっくりしました」
・「記名の多さは予想以上でした。特に忙しいのが消耗品の記名。おむつや汚れた衣類を入れるビニール袋にまで記名するので、いつも記名に追われていました。夫がそれを知らず保育園用のおむつを自宅で使っているのを発見したときは怒りが」
・「保育園独自のアプリがあり、イマドキのスタイルに夫婦で戸惑いました。操作がわからずにいたら『アンケートに答えていないのはお宅だけです』と先生から催促されてしまい、恥ずかしい思いをしました」
久しぶりの仕事に体を慣らしながら、同時に園のルールも覚えなくてはならないママたち。本当にお疲れ様です。
園との間に溝?転園も視野に?
苦労して入園した保育園ですが、中にはどうしても合わない、ここではない場所へ移りたいと考える家庭もあるようです。
よく言われるのが、梅雨明けの6~7月のタイミング。ママたちの間に慣れもでてきて、一見すると落ち着いた園生活が始まったかのように見えます。そこで起こるのが「うちの園よりあっちの園のほうがいいのではないか」といった隣の芝生は青く見える現象です。保活中は「とにかく入れたらそれでいい」と思っていた保育園。しかし、改めて職場やインターネットなどで他の園のことを聞いてしまうとうらやましい気持ちがでてきてしまうことも。
また、保育士の先生方に対しての不満も出てくる時期なので、その溝が埋まらず転園してしまったなんてケースもありました。今までわからなかった保育園の実態を知ったとママたちの中には「自分が仕事を辞めて幼稚園に移るという選択肢」も視野にいれる人もいるといいます。
まとめ
子供が長い時間過ごす場所でもある保育園。自分の仕事や家族の生活ももちろん大切ですが、できることなら我が子が快適に健やかに育つ場所であってほしいものです。
そんな場所を求め、小さな赤ちゃんを抱えながら奔走するママたちは本当に大変です。そんな日々の生活に疲れもあると思いますが、先生たちだってそれは同じ。多少のルールや注意は子供たちのためでもあります。お互いただ相手に不信感を抱くのではなく、ときにコミュニケーションを取りながら円滑な関係を築いていけるとバランスの良い育児ができるのではないでしょうか。
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