「丸亀製麵」運営のトリドールHD、既存店売上高は堅調だが客単価に課題(2019年12月)
LIMO / 2020年1月15日 12時15分
「丸亀製麵」運営のトリドールHD、既存店売上高は堅調だが客単価に課題(2019年12月)
注目小売店月次実績シリーズ
シリーズでお伝えしている「注目小売店月次実績」。今回はセルフ式うどん店「丸亀製麺」他を運営するトリドールHD(3397)の、2019年12月の月次動向及び過去実績、また過去1年の株価動向について振り返ってみましょう。
直近の月次実績
2020年1月8日に更新されたトリドールHDの2019年12月既存店売上高は、対前年同月比102.1%となりプラス成長。内訳は客数102.5%、客単価99.6%であり、客単価のマイナスを客数のプラスでカバーした結果、プラス成長となりました。
また全店売上高も107.8%とプラス成長になり、既存店・全店ともにプラス成長を果たしました。
今期の既存店売上高の振り返り
では、同社のここまでの既存店売上高はどう推移してきたのでしょうか(同社は3月決算)。
12月までの既存店売上高は、プラス成長月7カ月、マイナス成長月2カ月と堅調な推移を見せています。ただし客数のマイナス月が1カ月であるのに対し、客単価のマイナス月は7カ月もあり、客単価に課題を抱える状態です。
一方で全店売上高は今期全ての月でプラス成長が継続中。4月の対前年同月比102.8%を除き、いずれの月も105%以上の伸びを見せています。
過去1年の株価動向
最後に同社の株価動向を見ていきましょう。
同社株価は11月まで2,500-2,700円台でフタがされた状態が続きましたが、11月15日に窓を開けて上昇した結果、3,000円台に到達しました。ただしその後12月に2,600円台まで下落し、現在は若干上昇した2,800円台での取引がなされています。
既存店及び全店ともに堅調な推移を見せていますが、客単価の対前年同月比でのマイナスが継続しています。今後の客単価アップのための施策及びその成果が注目されます。
参考資料:月次売上高レポート(https://www.toridoll.com/ir/finance/report.php)
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
スタバのような“強力なファン”不在の「ドトールとサンマルク」。両社の明暗を分けた“意外な要素”とは
日刊SPA! / 2024年7月18日 8時53分
-
サイゼリヤ「優待廃止ショック」も国内復活の兆し 株主優待廃止で一段の成長が求められる局面に
東洋経済オンライン / 2024年7月13日 9時0分
-
「餃子の王将」は年商930億円。2年間で4度の値上げも“ファンが離れない”決定的な理由
日刊SPA! / 2024年6月28日 8時52分
-
百貨店、5月売上高14.4%増 高額品がけん引、免税は3.3倍
共同通信 / 2024年6月24日 17時30分
-
コンビニ売上高1.2%増 5月、訪日客増加
共同通信 / 2024年6月20日 14時58分
ランキング
-
1セルフレジで客が減る? 欧米で「セルフレジ撤去」の動き、日本はどう捉えるべきか
ITmedia ビジネスオンライン / 2024年7月18日 8時10分
-
2電話番号案内104終了へ NTT東西、利用者激減で
共同通信 / 2024年7月18日 21時35分
-
3東証、一時1000円近く下落 円高進行で輸出関連に売り
共同通信 / 2024年7月18日 11時58分
-
4「レイバン」メーカー、人気ブランド「シュプリーム」を15億ドルで買収
ロイター / 2024年7月18日 8時34分
-
5申請を忘れると年金200万円の損…荻原博子「もらえるものはとことんもらう」ための賢者の知恵
プレジデントオンライン / 2024年7月17日 8時15分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください