子どもの夜泣きでしんどい…保育園生活の中でできることを実践したら
LIMO / 2020年1月12日 10時35分
子どもの夜泣きでしんどい…保育園生活の中でできることを実践したら
夜間に乳幼児が泣き出し、なかなか眠りに就くことができない夜泣き。自分の睡眠時間が削られるだけでなく、抱っこをしたり落ち着かせたりしてもなかなか眠ってくれない子どもを目の前にすると精神的にも体力的にも参ってしまいますよね。夜泣きは国や研究者によって見解はさまざまで、これといった正解がないのも親を悩ませます。
筆者の息子は生後半年頃から夜泣きが始まり、保育園生活に慣れて睡眠のリズムがついてきた1歳頃にはいったん落ち着きました。「これでもう夜泣きせず、一晩中寝てくれるかな」と安心していましたが、現在1歳半になってもたびたび夜泣きが続くようになっています。
先日、息子が夜泣きをする日としない日を分析。そこで導き出した行動を実践してみたところ、少しずつ夜泣きが減っていきました。
帰宅後から寝るまでテレビを一切見せなかったら…
夫が激務なので、平日の夜は筆者といつも2人きりの生活をしている息子。ワンオペ育児のため、どうしても筆者が家事をしたり帰宅後から寝かしつけるまでのタイムスケジュールをこなしたい時には、息子が好きな動画やアニメをテレビで見せることがたびたびあります。今でも視界から筆者がいなくなるとギャン泣きして後を追ってくるので、致し方ないと思っていました。
先日もお風呂掃除と火を使う料理をしなければならない時に息子の好きなアニメをいつもより長く見せていたところ、その日の夜中には2回の夜泣きがありました。抱っこをしても泣き止まず、1時間ほど夜泣き対応をすることに。その時に、「もしかしたらテレビによる刺激がダメなのかもしれない」と思った筆者。
そこで次の日、保育園から帰宅してから寝るまでテレビを一切つけずに一緒に過ごしてみることにしました。夕ご飯の後には絵本を読み、お風呂からあがったら手遊び歌をしたり追いかけっこをしたり。「ごめんね、今はとりあえずテレビを見てて!」とする時間をなくし、いつも以上にコミュニケーションを取ったところ、その日は夜泣きをすることなくぐっすり眠ってくれました。次の日も、また次の日も夜泣きはありませんでした。
これはテレビによる視覚的な刺激が減ったからなのか、筆者とのコミュニケーションが増えたからなのか。もしかしたら、その両方が効果的だったのかもしれません。
ひたすらハグをする時間を作った
つい昨年末のこと。筆者の仕事が少し忙しかったために、保育園のお迎えをいつもの18時ではなく延長保育で19時にする日が1週間ほど続きました。そうなると、帰宅してからはもうバタバタです。急いで夕ご飯の準備をして食べさせ、すぐにお風呂に入れて歯磨きをしたらもう21時近く。絵本や手遊び歌をする余裕もまったくありませんでした。
そんな筆者の慌ただしさからなのか、やはりその間の息子はたびたび夜泣きがありました。物理的に一緒に遊ぶ時間は取れない、けれども息子はきっとコミュニケーションを求めているかもしれない。そこで筆者はお迎えの19時から寝かしつける21時までの間に、いつも以上に、ぎゅーっと抱きしめるハグの時間をたくさん取ってみました。
保育園にお迎えに行ったらハグ、家に帰宅したらハグ、夕ご飯を食べ終わったらハグ、お風呂に一緒に入っている時もハグと、やるべきことの流れの中でことあるごとに息子を抱きしめてみたのです。1回のハグに10秒ほどの時間をかけました。
すると最初の日は夜泣きが1度あったものの、トントンですぐに再入眠。その次の日からは夜泣きがなくなりました。こうしてテレビの件を含め、筆者の息子の場合、夜泣きは往々にして「寂しい」「親ともっと遊びたい」という欲求不満からきていたのかな、と何となく傾向と対策がわかるようになりました。
しかし、遊びすぎて夜泣きが起こった場合も
このように分析できたものの、今年のお正月には筆者と夫と含めて3人で1日中遊んだりお出かけしたりして一緒に過ごしていたにも関わらず、夜泣きした日もありました。遊びすぎて疲れたことがダメだったのか、逆に保育園が恋しくなったのか。本当に夜泣きは、その子の個性やその時々の状況など、いろいろな要因が重なっているのだと実感しました。
言うまでもなく、親のコミュニケーションやスキンシップだけが夜泣きにいい影響を与えるわけではありません。夜泣きは解明されていないことが多く、夜泣きが多いからと言って親の愛情不足だとは言い切れないでしょう。子どもの数だけ夜泣き対策があるとも言えると思います。
筆者の友人では、「車に乗った日は夜泣きがないから、寝かしつける前に車に乗せて近所をドライブする」という人もいれば、「あえて寝ぐずりをさせて、疲れさせてから寝かしつける」という人もいます。夜泣きは成長過程の一つとわかってはいるものの、対応する親にとっては悩みの種。明確な正解がないからこそ、いろいろな方法を試して「これかな?」という傾向を掴んでみてほしいと思います。
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