「なんとなく体がだるい……」休み明けの不調を解消するには?
LIMO / 2020年1月13日 9時45分
![「なんとなく体がだるい……」休み明けの不調を解消するには?](https://media.image.infoseek.co.jp/isnews/photos/toushin1/toushin1_15375_0-small.jpg)
「なんとなく体がだるい……」休み明けの不調を解消するには?
正月休みが明けて一週間。仕事や学校がはじまり、いつも通りの日常生活がスタートしたものの、なんとなく体が重くて疲れがとれない……、ということはありませんか?
年末年始の暴飲暴食や夜更かしなどによる生活リズムの乱れは、思った以上に体に負担をかけているもの。そんな不調を解消するには、食事を見直してみることが実は一番効果的なのです。
不調はいつも口にしている食生活の影響あり?!
風邪をひきやすい、疲れがとれない、体がいつも重い……。そんな病気とまではいかない“なんとなく不調”に悩んでいる人たちへ向けたレシピ本『なんとなく不調をととのえるスープ(https://amzn.to/35H2Wr0)』(世界文化社)を今秋に刊行した料理家鈴木愛さんは、
「体の機能を回復させるためには、胃腸への負担が少なく、満足感も得られるスープが一番!」
と話します。鈴木愛さんは、安曇野にある自然治癒力を高めることを目的とした宿泊施設「穂高養生園」で調理を担当。本書もその施設で提供する食事同様に、動物性たんぱく質を使わず野菜のおいしさを最大限に活かした料理が特徴です。
「食べたものを消化するにはたくさんのエネルギーを必要とします。そのエネルギーを体の回復に向けるためには、できるだけ体に負担の少ない食事をしたほうがいいのです」
疲れているからスタミナをつけようと食事をとるのではなく、食事を消化するエネルギーを体の回復に向けることで体調が変わってくることもあります。(写真「体に負担の少ないスープ」参照)
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体に負担の少ないスープ
不調に負けない体をつくるには
寒さがこれから本格化してくる時期。インフルエンザなどの感染症にかからないためにも、体調をしっかりととのえておくことが必要です。これからの季節には「体をうるおす食材」「体を温める食材」「免疫力を高める食材」「寒さでこわばった体をゆるめる食材」を使ったスープを食べながら、季節の変化に対応できる体をまずつくることが大切です。
「体をうるおす食材」…れんこん、白菜、里いも、長いもなど
「体を温める食材」…にんじん、かぶ、干し大根、長ねぎなど
「免疫力を高める食材」…ごぼう、きのこ、かぼちゃ、ブロッコリーなど
「寒さでこわばった体をゆるめる食材」…キャベツ、小松菜、りんごなど
特にこの時期に意識して食べたいのは、「体を温める食材」と「免疫力を高める食材」。
寒さに負けない体をつくるためにも、それらの食材を使ったスープを1日1回の食事に置き換えてみてください。ゆっくりとでも確実に体は変わってきます!(写真「体をととのえる食材」参照)
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体をととのえる食材
免疫力UP!風邪に負けない体をつくる「せん切りにんじんのスープ」
今日は『なんとなく不調をととのえるスープ(https://amzn.to/35H2Wr0)』(世界文化社)の中から、寒い季節におすすめしたい「せん切りにんじんのスープ」をご紹介します。にんじんは、野菜の中でもβカロテンがずば抜けて多い野菜。冷え性改善や免疫力アップの効果が期待できます。(写真「せん切りにんじんのスープ」参照)
![](https://limo.ismcdn.jp/mwimgs/b/f/-/img_bfd09b1b2f7b770b91550236f5890a55123277.jpg)
「せん切りにんじんのスープ」
材料(2人分)
にんじん 50g
セロリ 20g
えのきたけ 40g
ローリエ 1枚
昆布だし 400ml
塩 適量
[薬味とトッピング]
黒こしょう 適量
小ねぎ(小口切り) 少量
1、にんじん、セロリはせん切りにする。えのきたけは根元を切り落として3等分にする。
2、鍋に1のえのきたけ、ローリエ、塩ひとつまみを入れ、昆布だしをひたひたに注いで弱火にかける。
3、火が通ったら残りの昆布だしを加えて温め、1のにんじん、セロリを加える。ひと煮立ちさせたら塩小さじ1/3を加える。器に盛って黒こしょうをふり、小ねぎをのせる。
(おいしさのひみつ)
にんじんは香りのよい野菜と相性がよいので、セロリを合わせています。にんじんもセロリも食感を楽しんでいただきたいので、昆布だしを温めてから加えましょう。さっと火を入れる程度です。甘みと香りを引き締める黒こしょうがアクセントになります。
『なんとなく不調をととのえるスープ』鈴木愛(著)世界文化社(画像をクリックするとAmazonのページにジャンプします)
<著者プロフィール>
鈴木愛
1980年生まれ・東京都出身。映画やCMなどの衣装の仕事を経て食の世界へ。都内自然食レストランや、和食店で調理を学ぶ。2010年から安曇野に移住し、ホリスティックリトリート穂高養生園に勤務。自然に根ざした野菜の調理法を学び、季節をベースとした食と体の結びつきを深く意識する。食によって日々を心地よく過ごしてほしいという願いを込めて「冬草」の名で活動をはじめる。不定期で東京・表参道のサロン「omotesando atelier」にて「ととのえる食事会」を開催。要予約。
<書籍概要>
『なんとなく不調をととのえるスープ(https://amzn.to/35H2Wr0)』
著者:鈴木愛
発売日:2019年11月9日(土)
定価:1,500円+税
刊行:株式会社 世界文化社
冷え、不眠、疲れ、肌荒れ、イライラ……。病気とまではいかない“なんとなく不調”をスープで改善しませんか?免疫力を高めて病気に負けない体を作るスープ、毒素を出して巡りをよくするスープ、ほてりを解消して熱をさますスープ、などなどスープ52品と一緒に食べたい玄米・胚芽米の季節ご飯5品を掲載。動物性たんぱく質一切なしの、体にやさしいスープ。続けて飲めば、体は必ず変わります!
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