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それってイクメンアピール? でも…。帰省中の夫の発言に感じた夫婦の小さな成長

LIMO / 2020年1月16日 10時15分

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それってイクメンアピール? でも…。帰省中の夫の発言に感じた夫婦の小さな成長

年末年始に義実家に帰ったみなさん、今年も本当にお疲れさまでした。義両親とのやり取りに気を遣ったり義実家での夫の行動などにイライラしたりした人も多かったのではないでしょうか。

筆者も例によって、夫の実家に1歳半の子どもを連れて帰省。今回の帰省では、結婚して初めて見る夫の行動がありました。そしてその行動について、帰省が終わってしばらく経つ今だからこそ改めて前向きな気持ちを抱いています。

義父が子どもの前で大きなゲップ! その時夫は…

それは元旦の夜に義実家で過ごしていた時のこと。筆者は夫、子ども、夫の両親と5人でお寿司を食べながら宴会を楽しんでいました。

お正月気分に加え、数カ月ぶりに会ってすっかり大きくなった孫に義両親はテンションが上がり、特に義父はいつもよりハイペースでビールを飲んでいました。3杯ほど飲んだ後に、義父はふと「ゲーーッ」とかなり大きなゲップをしました。その瞬間、夫が「そういう汚いことはやめて。子どもの教育によくない」と強い口調で義父に注意。

このように出来事だけを説明すると、「すごくいい夫」だと思われるかもしれません。しかし、夫が怒っている様子を見て筆者は笑ってしまいました。常日頃、子どもの前でも気にせずゲップやオナラをゲーゲーブーブー繰り返している夫に、まさに「子どもが真似するような汚いことはやめてほしい」と言っているのは筆者だからです。

そして筆者が注意するたびに「はいはい、ごめんなさい」と言うだけで、一切やめてはくれません。まるでこうした普段の自分の行動がないかのように、義父に注意していた夫なのでした。

夫の成長だと受け止めてみた

義父に注意している夫を見た時、真っ先に「普段は私がワンオペで、夫はたいして育児に関わっていないのに、自分の親の前だからってイクメンアピールをしている」と心の中で感じた筆者。実際に夫の注意を受けて義父は「あ、そっか。すまん」と申し訳なさそうにしていました。義両親は自分たちの息子のイクメンぶりを勘違いしたと思います。

義両親に真実を伝えるために、そして夫にチクリと「イクメンアピールやめろ」とクギを刺すために「いやいや、自分だっていつも家でやってるじゃん」と、笑いを交えて突っ込むこともできたかもしれません。

産後から続くワンオペ育児のしんどさや、家事育児をあまり手伝わない夫への不満がたまって怒りが爆発しがちだった以前の筆者であれば、夫婦二人きりになった後で夫に「いつも自分がやってるくせに、お義父さんにしたあの注意は何なの?」と半ギレで問いただしていたことでしょう。

しかし筆者は、夫の注意に義父が謝った後の宴会中、義両親と会話をしながらも頭の中でしばらくこの夫の行動に対する自分の答えを探していました。そこで導き出したのは、「夫の成長だと受け止める」という答えでした。

目くじらを立てるより自分がラクになる方向へ

夫は義父の行動を見て、小さな子どもを持つ自分の行動を改めて見直したのかもしれません。そして、ゲップやオナラの注意に限らず、いつも筆者が夫に育児のことでああしようこうしようと伝えている言葉は、スルスルと右から左へと抜けていき、まったく夫の心に響いてないと思っていました。

しかし、実はしっかり聞いているからこそ、普段自分がされている注意と全く同じ注意を義父にしたのでしょう。筆者はそのように勝手に結論付け、後から夫に問い正すことはおろか、夫婦の会話にあげることさえしませんでした。そのため、今でも夫の行動の理由は知る由もありません。

やはり、自分の両親に対して「俺は子どもの教育を真剣に考えている」というアピールであり、自分の普段の行動を棚に上げているだけだったのかもしれません。夫に確認すれば「そんなことない」という返事が返ってきそうなものですが、筆者自身も98%は「どうせイクメンアピールだろう」と思っています。

しかし残りの2%くらいは、「人の振り見て我が振り直せ」に繋がる夫の成長だと信じてもいます。

義実家に行くといつも以上に夫の一挙手一投足が気になるものです。しかし、いちいち目くじらを立てるより、信じたいことを信じると自分がラクということにも気付き、筆者は夫婦生活を上手くやろうとする自分自身の小さな成長も感じたのでした。

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