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私の選択は間違っていた?「キャリア」と「育児」の間で悩む女性たち

LIMO / 2020年1月16日 19時50分

私の選択は間違っていた?「キャリア」と「育児」の間で悩む女性たち

私の選択は間違っていた?「キャリア」と「育児」の間で悩む女性たち

最近では、晩婚化に伴い高齢出産をする女性も増えてきています。その一方で、「子どもは若いうちに産んでおくと楽」といった意見があるのも事実。そんな状況の中、「キャリアと育児、どっちを選べばいいの?」と頭を抱えている女性も多いことでしょう。

そこで今回は、育児中の女性に自分の選択を振り返ってもらいました。それぞれの女性たちには、どのような苦悩が待っていたのでしょうか。

マミートラックが待ち受けていた

まずは、出産後もキャリアを築いていきたいと考えていたAさんのケースです。産休・育休を終えたAさんに待ち受けていた壁とは、一体どのようなものだったのでしょうか。

「以前から営業の仕事をしており、出産後もバリバリ働こうと意気込んでいました。ところが…育休が終わってから任された仕事は、以前の営業ではなく事務補佐。しかも単純作業ばかりで、キャリアコースから大きく外れたように感じます。これまで貰っていた営業手当や役職手当がなくなったことで、収入も一気に下がりました。

上司に『また営業の仕事がしたい』と伝えても、『ママになったんだからのんびり働いたら?』と返されるだけ。噂には聞いていましたが、まさか自分がマミートラックに遭うなんて思いもしませんでした」

高齢出産のメリット・デメリット

育児も仕事も頑張ろうと思っていた矢先にマミートラックが待ち受けていたら、仕事のモチベーションも一気に下がってしまうでしょう。そのような話を聞くと、「若いうちは育児よりキャリアを優先したい」と考える女性も多いのではないでしょうか。そこで、高齢出産をした方にメリットとデメリットを聞いてみました。

「39歳で第一子を出産しました。よく『高齢出産は体力的にきついわよ』と周囲に言われていましたが、やはりその通りでしたね。長時間の抱っこや子どもを連れての移動では、毎回ヘロヘロになっています。

でも、その代わり金銭的な余裕をもって育てることができました。若いうちに用意しておいた貯金のおかげで、育児グッズや習いごとは好きなものを選べています。体力的な余裕がないぶん、『ちょっとタクシーを使おうかな』『電動のベビーラックを使ってみよう』とお金で解決することもありますよ。

周囲のママ友と年齢差を感じることもありますが、たいしたデメリットではありません。高齢出産からの育児生活は確かにハードですが、決して間違った選択ではなかったと思います」

キャリアを諦めた代償は大きかった

最後は、出産に伴いキャリアを一旦諦めた女性のケースをご紹介しましょう。よく「育児が落ち着いたらまた働きたい」と考えているママを見かけますが、うまくいかない可能性もあるようです。

「妊娠を機に、大学卒業以来ずっと勤務していた職場を退職しました。これまで築いてきたキャリアを手放すのはもったいないかも…と悩みましたが、夫と相談し『育児が落ち着いてから、また働けばいい』という結論に至ったのです。

ところが、育児が始まった途端に次々と予想以上の出費が…。保育園に預けて働こうと思ったのですが、私の住んでいる地域では『育休中のママでさえ入園は厳しい』という状況。ダメもとで応募しましたが、やはり希望した保育園にはどこにも入れませんでした。

預け先が決まっていないまま就職活動をしたものの、こちらもうまく行きません。結局、経済的に不安を抱えたままの生活が続きました。このままだと、再就職はいつになることやら…。キャリアを諦めた代償が、こんなに大きいとは思いもしませんでした」

まとめ

女性の社会進出が進んでいるものの、すべてのママが「働き方を自由に選択できる」というわけではないようです。何歳で出産するか、仕事は続けるのか、キャリアは諦めるのか…。どの道にもメリット・デメリットが存在しますが、いずれにせよ後悔しない選択をしたいものですね。

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