吉野家HD急落で松屋フーズHDと明暗! 日経平均株価は4日ぶり反落
LIMO / 2020年1月16日 7時20分
吉野家HD急落で松屋フーズHDと明暗! 日経平均株価は4日ぶり反落
【東京株式市場】 2020年1月15日
株式市場の振り返り-日経平均株価は4日ぶり反落、終値で再び24,000円台を割り込む
2020年1月15日(水)の主要指標(カッコ内は前日終値比)
日経平均株価 23,916円(▲108円、▲0.5%) 4日ぶり反落
TOPIX 1,731.0(▲9.4、▲0.5%) 4日ぶり反落
東証マザーズ株価指数 887.0(▲0.4、▲0.1%) 小幅続落
東証1部上場銘柄の概況
値上がり銘柄数:781、値下がり銘柄数:1,256、変わらず:122
値上がり業種数:2、値下がり業種数:31
昨年来高値更新銘柄数:63、昨年来安値更新銘柄数:15
東証1部の出来高は11億2,253万株、売買代金は2兆168億円(概算)となり、いずれも前日より減少しました。
目立ったニュースもない中で、米中貿易摩擦問題に対する楽観論がやや薄れて模様眺めムードが強まりました。売買代金は辛うじて2兆円を維持しましたが、厳しい薄商いに止まっています。
そのような中、日経平均株価は終日マイナス圏で推移しました。ここ数日の上昇を受けた利益確定に押される形で、後場の半ばには一時▲150円安まで下落する場面が見られました。
最後はやや挽回したものの、3桁の下落となる4日ぶりの反落で引けています。終値でも再び24,000円台を割り込みました。
なお、TOPIXも同じような値動きで4日ぶりの反落となっています。
東証マザーズ株価指数は小幅続落、売買代金は4日連続で1,000億円を下回る
東証マザーズの出来高は5,260万株、売買代金937億円となり、いずれも概ね前日並みでした。前月(昨年12月)から始まった個人投資家の資金移動が一巡した感があり、売買代金は4日連続で1,000億円を割り込んでいます。
また、株価指数も小幅下落ながら続落となり、依然として900ポイント回復目前で足踏みとなっています。
NECの10連騰ならず、ソニーや富士通も利益確定売りに押されて下落
個別銘柄では、上昇が続いたハイテク株が売りに押され、NEC(6701)が実に10日ぶりに反落し、ソニー(6758)が7日ぶりの反落、富士通(6702)も6日ぶりの反落となりました。
また、前日にストップ安で引けた良品計画(7453)は一時▲5%超安となる連日の急落となりましたが、その後はやや買い戻されて終値は▲3%安となっています。
その他では、同じく前日に一時暴落した吉野家ホールディングス(9861)が一時▲6%安の急落となり、大幅高で昨年来高値を更新した松屋フーズホールディングス(9887)と好対照な結果となったのが目を引きました。
一方、総じて下落したハイテク株の中で、オリンパス(7733)が大幅な逆行高で昨年来高値を更新し、HOYA(7741)も取引時間中に昨年来高値更新となりました(終値は下落)。
また、医薬品株の一角も買われ、エーザイ(4523)が大きく値を上げ、小野薬品工業(4528)はザラバで昨年来高値を更新しています(終値は下落)。
その他では、昨年から続くタピオカブームの好調を受け、神戸物産(3038)が昨年来高値更新となり、株価が1年前比で約2.6倍まで上昇したのが注目されました。
新興市場(東証マザーズ)では、まだ上場間もないトゥエンティーフォーセブン(7074)が連日の急落で安値更新となり、フリー(4478)やスポーツフィールド(7080)など新規上場銘柄が値を下げました。
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