「どちらの旦那が高収入」「若く見えるのは私」女性特有のマウンティング、あなたは大丈夫?
LIMO / 2020年1月18日 10時15分
「どちらの旦那が高収入」「若く見えるのは私」女性特有のマウンティング、あなたは大丈夫?
女性の世界では、とかく「どちらの方がキレイ・カワイイ」「どちらの旦那が高収入・格好いい」「若く見えるのは私の方」など、何かと優越をつけてしまいます。本人が意識していなくても、どこかでそんな意識がありませんでしょうか?「あの子より私の方がマシだわ…」そう思って安心したっていうこと、今までに経験したことはありませんか?
結婚して子どもが産まれると、そのようなマウンティングの場面がさらに増えて来ます。それは、対象が自分だけではなく、子どもや旦那様も関わってくるからです。今回は、妻であり母である女性達のマウンティング現場の実情を探っていきたいと思います。
子どもを通じて行われるマウンティング
「幼稚園の年長さんで娘と同じクラスになり、仲良くなったA子ちゃん。ある日、私も一緒に娘とA子ちゃん宅にお呼ばれすることになりました。他にも数人、女の子ママと子ども達が集まったんです。
A子ちゃんのお宅にはピアノが置いてありました。集まったのが女の子ばかりだからか、お教室は違えど、メンバーの中でも何人かがピアノを習っていました。我が家もその中の1人です。みんなで『楽しんで、音楽を好きになってくれたらいいね』なんて話し合っていました。
そうするとA子ちゃんのママが『せっかくだし、ピアノ弾いてみない?』と言い出しました。それぞれの子が即興でピアノを弾きました。年長の子ども達なので、まだ片手弾きや簡単な曲を弾く子ばかりです。私の娘もキラキラ星を演奏しました。
A子ちゃんママは『カワイイね~』『ピアノが好きなのね』と、それぞれの演奏を褒めてくれ、ほんわかしたムードで進んでいましたが、最後にA子ちゃんが演奏したことで、その空気は一変しました。なんと、A子ちゃんはモーツアルトやバッハといったクラシックを完璧に演奏したのです。
子ども達のピアノ演奏が終わり、それぞれの遊びに戻ると、他のママ達を相手にA子ちゃんママのピアノ談義が始まりました。教室はどこに行ってるとか、自宅に置いてあるピアノはどの様なものか…など。『えっ?そこで習っても上達はしないわよ。お金の無駄じゃない?』『せっかく習ってるなら、自宅に置くピアノもちゃんとしたものにしないと』なんて、気が付けばディスられまくりました。私を始め、他のママ達もすっかり委縮してしまって。そこからは、園で顔をあわせてもA子ちゃんママの習い事マウンティングに晒されています。」
子どもの頑張りや努力を、まるで自分の手柄のように自慢して、マウンティグをとってくるママ。実はこういうママは、少なくないのです。スポーツや勉強の場合もしかり。そのマウントしてる内容は、けっして自分が築き上げたものではないことを分かっているのかどうなのか、子どもを矢面にしてマウンティングをとってくるのです。
SNSでマウンティグ
「息子が小学校に入学し、子どもが同じクラスになったことをきっかけに、LINEを交換することになったママ友のK子さん。とても親しみのある雰囲気で、私も特に警戒することなく、連絡先を交換しました。その後、他のSNSでも友達申請が来たんです。私は普段、あまりSNSを使うことはありません。閲覧中心ですが、拒否する理由もありませんし、まだあまり親しい仲ではありませんでしたが承認しました。
そこから、毎日彼女が投稿する通知が届きました。多い時は朝・昼・晩と数回届くので、私は通知をOFFに。そして、彼女から『ランチに行こう』とお誘いを受けたのです。でも、日程の都合が付かずお断りしたんです。
その後数日が経った後、別のママ友から『K子さんが「I君ママって友達も少ないのに。ランチ行く予定も経てられなくて。見栄張ってんのかな?」って言ってたよ』と聞いたのです。聞けば、そのママ友もK子さんから何度となくランチに誘われ、昼間働いていましたが、日程を調整して出掛けたそうです。
そうしたら、ランチ中も常にスマホを傍らにおいてチラチラ気にして。そして写メを撮ったら、その写真を早速SNSにアップ。そのママにも『写真アップするから見て~。』と言って、当然のように友達申請が来たそうです。SNS上の友達の数やいいねを競って、良い気分になっているようですが…そこで張り合っているママは自分だけってことに気が付いていないようです…。」
最近流行りのSNS。上手に使えば、とても優れたコミュニケーションツールですが、それをマウンティグの材料にしているママもいます。SNS上とリアルの区別がつかない検討違いなマウントですが、それでもやられた方はモヤモヤした気持ちが残ってしまうものです。
どこにでもいる、マウンティングする人達
今回ご紹介したマウンティグママは、あくまで一部の例です。ママ友に限らず、実はマウンティグしてくる人は、意外に身近に存在するのです。家庭内にも存在している可能性だってあります。
マウンティング、それは実は、自己肯定感の低さや自信が無いという、気持ちの隙間に入り込んでくるのです。そのようなマウンティグがあなたの心に侵入してこないようにするためにも、しっかりと自分を持って、普段から行動して頂きたいと思います。
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