プロの専業主婦(主夫)になる気がないなら働いた方がいい
LIMO / 2020年1月19日 19時45分
プロの専業主婦(主夫)になる気がないなら働いた方がいい
最近は共働き世帯が増えてきているとは言うものの、家事や育児のことを考えて専業主婦(夫)として家庭を支えている方も多いと思います。そして、そんな専業主婦(夫)の方たちが必ずしも家事や育児が得意というわけではないはずです。
資産形成アドバイザーであり、ご自身もワーキングマザーである垣屋美智子さんは「家事も育児も得意でないなら無理に頑張らず人に任せた方がいい」と言います。
※本稿は、垣屋美智子著『使えば増える!お金の法則―ワクワクしながら資産づくり―(https://www.amazon.co.jp/gp/product/4788715910/ref=as_li_qf_asin_il_tl?ie=UTF8&tag=graceblue01-22&creative=1211&linkCode=as2&creativeASIN=4788715910&linkId=77fad6563ea9120437919a4e1f58a8de)』(時事通信社)の一部を再編集したものです。
イヤイヤ家事をやるより、外で稼いで代行サービスを使うという選択肢
私は、いわゆる”主婦の鑑(かがみ)”ではありません。家で家事をするのは、はっきりいって苦手で、外で働いてお金をもらう方が気分的に楽です。
働いていると、いろいろな目標ができたり、モチベーションにつながったりするのですが、家事だけは、とにかくこなしている感覚です。そして、そういう人は私だけではないはずです。
家事が苦手で向上したいとも思わない人や、子育てにイライラしている人が、専業主婦(主夫)をしているのであれば、今すぐ専業主婦(主夫)を辞めて、外でお金を稼ぐための仕事を探してはどうでしょうか。
今は、共働き家族のために、さまざまな家事代行サービスがあります。外で稼いだお金を使って、週1回や月2回、家の掃除などのサービスを頼む方が効率的だと思います。
家事代行サービスを仕事とする人はプロなので、自分でイヤイヤするよりも、クオリティーの高い家事をしてくれます。そして、その間にあなたは、外で仕事をしてスキルを身につける、という形で資産をつくっていくべきです。
「家に誰かが入って作業をするなんて……」と不安に感じるかもしれませんが、一度、家事代行サービスをお願いすると、その作業から解放される上に、自分がやるより数段良い仕事をしてくれるので、特に家事が苦手な人なら気にならなくなると思います。
また、外でお給料をもらえて、その範囲内で家事代行サービスを負担できるのであれば、家事をアウトソースすることに罪悪感を持つ必要はまったくありません。仕事は資産です。資産を築いたから、お金を使えるのです。
ベビーシッターの利用にも罪悪感を感じる必要はない
また、子どもが小さいうちはベビーシッターを雇うのも共働きならあり得ることでしょう。
ベビーシッターを雇ってまで仕事をすることに罪悪感を持つ人もいるかもしれませんが、欧米人だと「ディナーに夫婦で出かけるので、ベビーシッターに夜来てもらって、子どもの寝かしつけまでお願いするわ」という感じで、仕事だけでなくプライベートな理由でも利用しています。
ベビーシッターは、単発で頼むのでなく、定期的に来てもらうのがオススメです。定期的に頼めば、子どももベビーシッターと過ごすことに慣れますし、親子ともども信頼できる人が見つけられれば、残業や出張にも対応でき、仕事の自由度は広がります。
もちろん費用は安くないですが、困ったときに頼めるオプションが多ければ、仕事をしていても精神的に楽になるのは間違いありません。
また、もし自分の親が近くに住んでいて、健康で時間にも余裕がある状況ならば、親をベビーシッターとして雇うのも一つの案でしょう。愛情を持って見てもらえる人に子どもを任せられるわけですし、お給料を払うことで親にとっても金銭的にプラスです。
親子間の給料の支払いについて、後ろめたく思う必要はありません。今の20代~40代は、キャリアの継続が経済的にも不可欠なのです。
親に頼めないのであれば、 キャリア継続をあきらめるか、外部のベビーシッターにお金をかけるだけです。どちらを選択しても経済損失はあるわけですから、孫の面倒を依頼した、もしくは依頼されたときに雇用関係を提案することは、理不尽ではなく、むしろ合理的なのです。
今は家事における男女の役割に差がなくなってきています。加えて、これからは、家事の外部委託も取り入れる時代です。それによって、専業主婦(主夫)が外で働き、家族合算の給料が増えて、家事の外部委託費用(家事代行サービス費用)も賄えるのであれば、外で働くほうが合理的です。
プロの専業主婦(主夫)になる意識がないなら、資産形成だと思って外で働くことを検討するべきでしょう。
ルール:家事代行サービスを頼んで、合理的に働こう
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
産後すぐにフルタイムで「年収500万円」になった妻と専業主夫の夫。このままで3人家族は生活していけるのでしょうか?
ファイナンシャルフィールド / 2024年10月21日 10時10分
-
上野千鶴子「専業主婦は社会的に消えゆく存在」一方で夫が低年収でも働かない"貧困専業主婦"がいる深刻な理由【2024編集部セレクション】
プレジデントオンライン / 2024年10月15日 17時15分
-
1億円以上お金がある人に聞いてみた!お金の価値観はどうやって身に付いた?
オールアバウト / 2024年10月10日 11時30分
-
課長から“部長”に昇格した46歳の妻から「家庭に入ってほしい」と言われました。私は10歳年下で“主任”ですが、妻の希望を聞くべきか悩んでいます…
ファイナンシャルフィールド / 2024年9月29日 1時30分
-
共働き1200万世帯でも女性の正規雇用は4割…45歳パート勤務「あのとき仕事を辞めなければ」
オールアバウト / 2024年9月27日 22時5分
ランキング
-
1JPXの株価が下落…傘下の東証社員にインサイダー取引疑惑、ガバナンスへの不信感か
読売新聞 / 2024年10月23日 21時14分
-
2《あられもない姿に困惑》またも丸出し“浪人生”女性が〈どっちが好き??〉と店内で胸露出 『三田製麺所』は「顧問弁護士と協議の上で対応を検討」
NEWSポストセブン / 2024年10月23日 19時47分
-
33年ぶりの新モデル「iPad mini」は"誰向け"なのか 上位モデルに迫る性能を軽量ボディに詰め込む
東洋経済オンライン / 2024年10月23日 0時0分
-
4たった1日の違いで最大76万円の損…社労士が「退職は64歳11カ月がベスト」と断言する"これだけの理由"
プレジデントオンライン / 2024年10月23日 18時15分
-
5東京メトロ、時価総額1兆円超=好発進、終値1739円―山村社長「期待に応える」
時事通信 / 2024年10月23日 18時55分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください