24,000円台回復の日経平均、バブル後最高値突破も視野に
LIMO / 2020年1月19日 21時15分
24,000円台回復の日経平均、バブル後最高値突破も視野に
【日経平均株価】テクニカル分析 2019年1月19日
円安進行などで、日経平均は1か月ぶりに24,000円台を回復
2020年1月17日の東京株式市場で、日経平均株価の終値は、前日より108円13銭高の24,041円26銭となりました。
まずは連休明けの14日に、終値ベースで24,000円台を回復しました。2019年12月17日以来、約1か月ぶりです。その後は利益確定売りなども出て小幅にもみ合い、一時24,000円を割り込む場面もありましたが、週末には再度24,000円台に乗せて終えました。
背景としては大きく2つ。米国とイランを巡る中東の地政学リスクが後退したこと、そして米中の貿易交渉の進展です。
特に貿易交渉に関しては、15日に「第1段階の合意」で署名が行われました。投資家はこれらを好感、リスクテイクの動きとなりました。米国では株高となり、円が売られドルが買われました。
今週以降はどのような展開になるでしょうか。楽観はできませんが、足元では悪材料出尽くしともいえ、上値を試す展開になると見ていいでしょう。
17日の米株式市場で、ダウ工業株30種平均は5日続伸し、前日比50ドル46セント高の29,348ドル10セントとなりました。3日連続で過去最高値を更新しています。
また、17日のニューヨーク外国為替市場で円相場は小幅に反発したものの、1ドル=110円10~20銭と円安傾向になっています。日本株にとっては追い風で、週初から買われる展開になることが期待されます。
すでに米主要企業の決算発表が本格化していることに加え、今週から日本企業も2019年10~12月期決算の発表が相次いで行われます。全般的に日本株は出遅れ感があるだけに、好業績銘柄は積極的に買いに回ってもいいでしょう。
ちなみに20日(月)の米国市場はキング牧師生誕記念日のため休場です。流動性が低くなる可能性もあるので注意が必要です。
経済イベントとしては、今週20~21日に日銀の金融政策決定会合、23日に欧州中央銀行(ECB)理事会が開かれます。さらに翌週28~29日には、米連邦公開市場委員会(FOMC)が予定されています。
バブル後最高値をうかがう動き
先週の日経平均の値動きをテクニカル面から振り返ってみましょう。年初に大きく下落した後は「往って来い」で反発。先週は高値圏で小幅にもみ合いましたが、5日移動平均線に下値をサポートされ、安心感がありました。
17日には一時、直近の戻り高値である12月17日の24,091円を超え、24,115円まで上昇しました。
今後の動きはどうなるでしょうか。年初に25日線を割り込みましたが、再度突破してきました。先週、若干の調整が入りましたが、すぐに反発しています。上目線であることが確認できました。
中長期的なチャートも上昇トレンドの形になっています。積極的に買いで付いていく局面といえます。
確実に行くならば、まずは再度12月17日の24,091円を超え、下値がサポートされることを確認してからでもいいでしょう。ただし、現在の価格から値幅がないことから、押し目を入れずにするすると上昇する可能性もあります。
その場合の上値メドは、バブル後最高値の、2018年10月2日の高値(24,448円)となります。ここを超えてくると、それより高値は1991年11月となり、28年ぶりの高値ということになりますので楽しみです。
逆に、このバブル後最高値を超えることができないと、しばらく調整になる可能性もあります。まずは25日線の23,750円付近をキープできるかがポイントになります。
そこを割り込んだとしても、23,500円~23,000円付近は過去に売買が積み上がっていることから下値がサポートされそうです。75日線の23,060円付近、目先意識されやすい23,000円付近までは、押し目買いの好機と考えていいでしょう。
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
[今週の日経平均&株式市場]ハードルを超えて上昇できるか?~連休と決算と米FOMCと需給~
トウシル / 2024年4月30日 12時31分
-
相場展望4月25日号 米国株: 米株価の上昇は自律反発の範囲か、注目 日本株: 米半導体株指数と円安の動向に注視
財経新聞 / 2024年4月25日 14時58分
-
東京マーケット・サマリー(12日)
ロイター / 2024年4月12日 18時32分
-
日経平均は小反発、ハイテク株上昇 買い一巡後は小動き
ロイター / 2024年4月12日 15時25分
-
相場展望4月8日号 米国株: NYダウなど主要株価指数が「弱気」、上昇支持線下回る 日本株: 買い主体の交替「海外投資家⇒証券自己」に、リスク注意
財経新聞 / 2024年4月8日 11時52分
ランキング
-
1結局、店員が常駐……日本の「もったいないセルフレジ」【小売りヒット記事3選】
ITmedia ビジネスオンライン / 2024年5月5日 9時0分
-
2相鉄線「屈指の閑散駅」ついに一新へ! 大幅イメチェン&新改札も 完成時期は?
乗りものニュース / 2024年5月4日 8時42分
-
3日本の名目GDP、2025年にインドに抜かれ世界5位へ…円安でドル換算が目減り
読売新聞 / 2024年5月5日 18時59分
-
4コスパの高さが異常…スズキの新型軽「スペーシア」が、「これで153万円は安すぎる」と絶賛されている理由
プレジデントオンライン / 2024年5月5日 11時15分
-
5【お得で安心】メーカー“公式中古品”の魅力 家電や服、ピアノも『every.気になる!』
日テレNEWS NNN / 2024年5月4日 9時30分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください