42歳の高齢出産は総額100万円のゴージャス出産「その後の現実」
LIMO / 2020年1月15日 20時40分
42歳の高齢出産は総額100万円のゴージャス出産「その後の現実」
高齢出産といえば、最近話題なのは滝川クリステルさんです。最近さして珍しくもなくなりつつ高齢出産ですが、実態はどうなのでしょうか?筆者の知人、Aさんのケースをお伝えします。
出産費用100万円也!のゴージャス出産の気になる「内訳」
42歳で初産のAさんは、仕事でキャリアを積んでいるので経済的に比較的余裕があり、出産にかける費用も惜しみませんでした。Aさんは、高齢出産で産むことによる体力と気力の消耗リスクを減らして体力温存するために、無痛分娩を選択しました。無痛分娩は、保険が適応されないので分娩費用にプラスでその費用がかかります。また、高齢出産のリスクを考えて何があってもいいようにグレードの高い総合病院を選びました。無痛分娩+グレード高めな総合病院での出産で約100万円掛かったそうです。筆者の目には「余裕の出産」に見えました。
42歳で産む体力的なリスクは?
出産後は昼夜を問わない授乳が始まり、体力的にキツくなります。ホルモンバランスも劇的に変わるため、気持ちのアップダウンも激しく精神的にもキツくなります。まだ動き回らない新生児のうちはいいですが、産んだ子が寝返りを打つようになり、ハイハイをするようになり、つかまり立ちをするようになり、歩き始める…というように行動範囲が広がります。それと同時に子供を追いける時期がスタートします。
何が危ないかが分からない子供は、興味の赴くまま目標物に突進していきます。「危ないよ!」といっても全然聞いてくれません。追いついて引き止めて…の繰り返しです。そのためにはそれなりの体力がなくては追いけられません。
歩き始めても、寝てしまえば抱っこして移動しなきゃなりません。オムツやミルクセットや離乳食を持って歩くと、ママの荷物はいつも山盛りです。ベビーカーに乗せていても、階段しかない場所では荷物と子供を乗せたベビーカーを持って上がることになります。20~30代ならまだ体力がありますが、同じような体力は40代ではありません。子供が小さいうちには体力勝負なのです。
また、子育てを親に手伝ってもらおうと思っている場合、もう孫の面倒を見るにはキツいという年齢に達していることも多くあります。Aさんも里帰りするも他の兄弟から「あまり長く実家にいると親が大変なんじゃない?」とチクチクいわれたそうです。
42歳で産む経済的リスクとは?
以前、筆者の子供が小学校1年生で学童保育に行った際に先生にいわれた「名言」があります。「お母さん、手間がかかるのは今のうちですよ、大きくなったらお金が掛かりますよ」子供が高2、中3、小6になった今、その言葉を骨身にしみて感じています。子供が大きくなったら経済力勝負です。
出産時ママの年齢が42歳だと、子供が10歳の時に52歳、20歳の時に62歳です。パパが47歳だった場合、子供が10歳の時に57歳、20歳の時には67歳で65歳定年だとしてもその年齢を超え、定年後も大学の学費を払わなくてはならないのです。更に住宅ローンが完済していない場合はダブルパンチです。体力だけでなく、自分たちがいくつの時に子供のどんなライフイベント(進学など)があるのか?を想定して、経済力もよく鑑みる必要があります。
なんだかんだ結構楽しそう
体力的にも経済的にも、なかなかつらいこともあります。でも、40代での出産は、遊ぶだけ遊んだ、仕事もある程度納得いくまでできているケースが多いので気持ち的には余裕があります。経済的なことは前もって準備しておけばいいことですし、体力的につらいというということであれば子育てのサポートを受けるという手段もあるのです。
Aさんの場合、子供のいとこは年上ばかりなのでとてもかわいがられます。ジジババも久しぶりの赤ちゃんで猫可愛がりです。ただ、裏を返すと同い年位のいとこと遊べないという事態が発生します。
筆者が見ていて思うのは、経済的・精神的に余裕のない若い時の子育てよりも、高齢出産は諸々落ち着いているので子供には悪くないんじゃないかと思います。さあ、あなたはどう考えますか?
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