豆まきがご近所トラブルに!?子どもがはしゃいでも大丈夫！マンションでも節分を楽しむ方法

節分といえば、「鬼は外、福は内」と言いながら豆をまくシーンがお決まりですよね。節分シーズンになると、スーパーでは節分用の豆が販売されるようになります。「子どもたちが毎年楽しみにしている」というご家庭も多いことでしょう。

そんな古くからの風習である節分ですが、あえて控えておく家庭もあるようです。とくにマンションは、豆まきによって近所迷惑になりやすい傾向があります。そこで今回は、豆まきを遠慮してしまう事情と、マンション住まいの方におすすめの豆まき方法を教えてもらいました！

マンションでの豆まきがためらわれる理由は？

さっそく「近所のことを考えると、思う存分節分を楽しめない」と悩むママたちに、その事情を伺いましょう。その背景には、マンション住まい特有の事情があるようです。

・「昨年の節分が終わった頃、マンションの掲示板に『節分の日、子どもの声がうるさかった』というクレームが貼り出されていました。たしかに大きな声で『おにはーそと！』なんて叫んでいたら、ちょっとうるさいかもしれませんね。わが家も子どもが3歳になるし、そろそろ一緒にやろうと思っていたのですが…やはり控えておこうと思います」

・「私が小さい頃は、庭で豆まきを楽しんでいました。でも、今となってはマンション生活。ベランダで豆まきをしようものなら、下の階に落ちてしまうかもしれません。とはいえ家の中だと、拾いきれなかった豆を下の子が飲み込んでしまう危険も。そう思うと、わが家で豆まきをするのは難しそうです』」

・「マンションの1階に住んでいるので、豆まきをしようと思えばできる環境です。しかし、うちのマンション周辺は集合住宅ばかり。ライフスタイルもみんなバラバラのようなので、近所迷惑になるかもしれません。余計なトラブルに発展させたくないので、節分は恵方巻を食べるだけで済ませています」

マンションでも豆まきを楽しむには？

「豆の散乱やかけ声が迷惑になるかも…」と思うと、豆まきに踏み切れない家庭が多いようです。とくに小さい子がいる場合、室内で小さな豆をまくのも気が引けるもの。そこで、マンション住まいや小さな子どもがいる家庭でも楽しめる、豆まきの方法を聞いてみました！

・「個包装されている豆を買って、そのままの状態で投げています。これなら拾い集めやすいし、後で食べるときも衛生的ですよね。ベランダには投げるのではなく、小皿にちょこんと乗せるだけにしていますよ」

・「豆まきはしませんが、その代わり節分に関する絵本を読んだり、風習の由来を話し合ったりする日にしています。豆まき自体は幼稚園でやってくれるので、子どもは意味を分かったうえで取り組めているようですよ」

・「本物の豆ではなく、新聞紙を丸めたものを室内で投げています。子どもにとって、紙を丸める作業は楽しい様子。投げても下に響かないし、片付けも簡単です。おまけに、安上がりなのも嬉しいですね」

・「わが家では、節分の日に『心の中にいる鬼』を追い出すようにしています。自分の気持ちに向かい合い、『もっとこう思える人になりたいな』『友達の悪口はダメだな』と静かに鬼を追い払うのです。これなら近所迷惑にはならないし、子どもにとっての道徳教育にもなりますよ」

まとめ

節分の意味を教える、個包装や紙で作った豆で取り組むなど、家庭によって節分の過ごし方はさまざま。形式にとらわれることなく、家庭の事情に合った方法で節分を楽しんでみましょう。

とはいえ、室内で豆まきをしていると、つい子どもがはしゃいでしまうこともあるでしょう。集合住宅では、窓を閉めていても声が漏れていたり、足音が下に響いたりする可能性があります。マンション内で節分を楽しむ際は、騒音に配慮したうえで取り組むようにしたいですね。