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「これもらっていい?」孫を餌に食い尽くしていく娘。お米、カシミアまで…これ常識?

LIMO / 2020年1月23日 9時45分

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「これもらっていい?」孫を餌に食い尽くしていく娘。お米、カシミアまで…これ常識?

孫たちが訪れあわただしかった冬休みも終わり、そろそろ一月の家計簿を付けながらあまりの出費に頭を抱えたという祖父母も多いのではないでしょうか。年に数回しか会えない孫たちはかわいいものです。しかし、そのかわいい「孫」を餌に、今年も全て食い尽くしていった娘一家。これってどこの家もあるあるですか?!

バカにならない「少しグレードアップした」食費

たまにしか会えない娘夫婦には、美味しいものをふるまってあげたいものです。とはいえ、老人二人ならそんなにかからない食費が、この時ばかりは見たこともない金額にはねあたります。

・「孫は小学校高学年の男の子たちです。サッカーをやっているので体格もよく、とにかくたくさん食べます。娘に『何合炊けば足りるの?』なんていうのはうれしい悲鳴です。とはいえ、そんな孫をダシに『ばあば、回らないお寿司が食べたいっていうの』という娘。年に数回のことですが、男子小学生2人を含んだ外食費はかなりのものです。滞在中、毎日のように『自分では手が出ないけれど気になっていたお店』を提案してくる娘。ちょっとは遠慮したら?と思います」

・「娘の夫はしっかりとしたお宅で育った男性です。娘がいうには『お義母さんは料理上手だから彼は舌が肥えている』とのこと。私も料理はする方ですが、やはりお婿さんに出す料理は緊張します。そのため『いつもよりワンランク上の食材で調理』するため、気づけば結構なお値段に。でも、お婿さんが『お義母さんの料理、美味しいです』といつも言ってくれるのでランクを下げられません」

ついついいい顔をしてしまう母の心理を突いた娘たちの作戦。わかってはいますが乗せられてしまいます。

孫の節目にはケチれない

また、年が変わったことで『今年、ついに小学校に入学』『春になったら七五三の早撮りをしようと思う』といった子供の行事の相談などもされがちです。

・「この春、孫が小学生になるのですが『うちの小学校、みんな素敵なワンピースで参加するらしいの。うちだけ近所の量販店じゃこの子もかわいそう…』と娘にささやかれました。孫もおしゃれに敏感な女の子なので、そこは思いっきり願いを叶えてあげたいと思い『じゃあ、ばあばが買ってあげるから一緒に見に行こうか』なんて言ってしまいました。すると娘は待ってましたと言わんばかりにスマートフォンを出し『今、このお店とこのお店に絞ってるの。どっちが似合うか実際着せに行こう』とデパートへ連れていかれました。かわいい孫のためだし、多少の出費は…と思っていたのですが、孫が選んだ服は数万円するワンピース。数回しか着ないものに正直こんなにかけるの?と思いましたが、ワンピースをぎゅっと握り離さない孫の姿に胸を打たれ、購入してしまいました。それにしても、娘の店選びがしたたかで、我が娘ながら計算高いなと思いました」

・「娘が二人目の子供を秋に出産しました。上の子は男の子で、初節句の際は向こうのご両親が兜を買ってくれました。今回、女の子が産まれたということで、うちがお雛様を用意してあげなくては…と思っていたのですが、こちらから言う前に娘から『家も狭いし場所もないから、小さなお雛様とお祝いでいいよ』と提案されました。『お祝い?お金も包むの?』とイライラ。娘としては『お雛様が浮いた分、子供の将来のために現金でほしい』ということだったようです」

子育て世代からすると、行事の出費はかなりの痛手です。だからこそ「頼みやすくお財布の紐が緩い実家」をターゲットにし、その出費を賄おうというのはなかなかの策士です。

滞在の終わりには

そして、いざ実家を後にするタイミングになると、娘たちは家じゅうをなめるように見渡し、お米や調味料、仏壇のお供えもののお菓子から使い勝手の良いカシミアのマフラーまで「これ貰っていい?」なんて気軽に段ボールに詰めだします。どれもひとつひとつはそこまで高価なものではありませんが、集まると決して安くはないものたち。「あの子がくるとイナゴの大群に襲われた感覚になる」と嘆く声も聞こえてきました。そして、新幹線代を貰い荷物を詰めた段ボール代すら置いていかず帰っていく娘一家。寂しい反面「やっと帰った」なんて思うのも当然です。

上記のような行動をしたことがあるというSさん。実家に対し頼りすぎでは?と質問したところ「確かに、年に数回のこととはいえ親には甘えっぱなしだなという思いはあります。でも先日、両親と年金の話になりました。金額を聞いてびっくり。サラリーマンが一生懸命働いてもらうような額をもらう父に『ローンもないし、子供の教育費もないのにこの収入…』という気持ちが湧いてしまいました。『せめて孫のために援助してもらってもバチは当たらない』そんな風に思うのって悪いことでしょうか」

自分たちの年金が不安な世代としては「年金当たり世代」に甘えることは、あまり罪悪感はないようです。

まとめ

じわじわとたかる娘一家。「現役世代はお金がかかるし、うちにはまだまだ余裕がある。だからこそ、これくらいのことはしてあげたい」という風にポジティブに思えるうちは、お互い幸せなことかもしれません。ただ、その負担が年金や生活費を圧迫しているようであれば…断る勇気を持つことも大切かもしれません(笑)。かわいい娘や孫ですが、大切な老後の資金であることを頭の片隅に置いてみてはいかがでしょうか。

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