「もっとこうしていれば楽だった…」イヤイヤ期を振り返って感じるママの本音
LIMO / 2020年1月25日 10時15分
「もっとこうしていれば楽だった…」イヤイヤ期を振り返って感じるママの本音
いくら可愛い我が子でも、ワガママに振り回されているとストレスも溜まるはず。「早くイヤイヤ期が終わってほしい」と心の底から願っているママも多いことでしょう。
遠い道のりに感じるかもしれませんが、いつかはイヤイヤ期も終わりを迎えます。そのとき、ママはどう感じるのでしょうか。子どものイヤイヤ期を乗り越えたママたちに、大変だった時期を振り返ってもらいました。
「自分の思い通りになってほしい」と思い過ぎていた
まずは、大人と子どもの考え方の違いに改めて気が付いたママのケースです。親子の間に、どのようなすれ違いがあったのでしょうか。
「娘がイヤイヤ期の頃は、毎日とにかく怒ってばかりでした。でも、今思うと…大人の都合を押し付けていたのかもしれません。『公園は寒いから早く帰ろう』『その服の組み合わせは変だ』という親側の考えによって、『もっと遊びたい』『この服が着たい』という子どもの声をワガママだと捉えていましたから。もう少し、子どもの意見を尊重すればよかったかな…と思います」
時間や周囲の目線などを気にして、思い通りにならない状況に腹を立てている方も多いのではないでしょうか。子どもにイライラする理由を探ってみると、自分の本心に気が付くはず。『私は早く帰りたいけれど、子どもは遊び足りないんだな』と分かれば、『あと10分だけ遊んだら帰ろうね』と歩み寄れるかもしれませんよ。
理想の母親と比較する必要はない
続いては、理想と現実の違いに悩んでいたママのケースをみてみましょう。
「育児の本や子育てサイトで理想の育児方法を見ては、自分との違いに肩を落としていましたね。『子どもが拒否したら冷静に説明してあげて』『本人の気が済むまで待ってあげよう』なんて、私には無理でした。『母親ならこうでないと』というプレッシャーに、押しつぶされそうになった時期もありましたよ。でも、そのせいで余計にストレスが溜まり、子どもに強く当たっていたかもしれません。もっと育児に対して気楽に構えていたら、心に余裕ができていたでしょう」
理想の母親像を意識すればするほど、自分との違いに罪悪感を背負いやすくなります。その結果、余計にストレスを抱える悪循環になってしまう可能性も。子どもにとって大切なのは、ママが笑顔でいることです。あまり理想を追い求め過ぎず、自分らしさを大切にしましょう。
対処法を知っていれば楽だったかもしれない
最後は、もっと早くに克服する手段を知っていれば…と後悔しているママのケースです。
「娘のイヤイヤモードが発動するたびに、『また始まった!いい加減にしてよ!』と怒ってばかりいました。でも、たまにイヤイヤモードがすぐに終わることがあったのです。それは、娘の気がまぎれたとき。犬が近くを通った、お気に入りのコマーシャルが流れたといった瞬間です。
たしかに不機嫌なときに怒られると、余計に悪化するのも無理はありません。それなら、いっそのこと別のことに気をそらせた方が楽なはず。そのことにもっと早く気が付いていれば、イヤイヤ期にうまく対処できていたかもしれません」
子どものイヤイヤスイッチの切り方を知っていれば、子育てがぐっと楽になるはずです。子どものお気に入りの歌やキャラクターなどを把握しておき、いざという時の武器にしておきましょう。ただし、お菓子やジュースなどは与えるとキリがないので、できるだけ控えておくと安心ですよ。
まとめ
「母親としてこうしないと」「こんな育児はだめだ」などという決めつけは、精神的な負担になってしまいます。まずはママ自身が穏やかに過ごせるよう、持っている固定概念をリセットしてみては。心にゆとりが生まれると、子どもの声に耳を傾ける余裕も出てくるはずですよ。
長く感じるイヤイヤ期も、いつかは懐かしく感じる日がくるはず。「こんなに駄々をこねるのは今だけなんだ」と思って、1日1日を乗り越えていきましょうね。
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