受験生を抱える母が「ちょっとそれはやめて!」と感じる5つのこと
LIMO / 2020年1月24日 6時45分
受験生を抱える母が「ちょっとそれはやめて!」と感じる5つのこと
1月も終わりに近づき、受験に向けてのラストスパートというタイミングでしょうか。我が家にも受験生がいるので、親である筆者もなんだか落ち着きません。周囲の人も受験生の娘のために気遣いをしてくれるのですが、逆に「ちょっとそれはやめて!」と思うことも少なくありません。受験生の母だからこそ感じるプチイライラ。きっと理解してくれる人もいることでしょう。
親と周りでは子どもの受験に対する感覚が違う
筆者の娘は中学3年生で、今年高校受験をします。筆者は北関東に住んでいるのですが、私立よりも県立高校に進学する生徒が多いのが特徴です。2月に特色選抜といって「推薦入学」みたいな試験があり、3月には一般入試が控えているので、残された時間はそう多くありません。
筆者は長男の時に高校入試を経験しているので「こんな感じだな」と思う反面、やっぱり不安や心配はありますし、イライラすることもありますよね。特に周囲の何気ない言葉や態度に「ちょっと待って!」と思うこともしばしば。
周囲の人は良かれと思ってしているのでしょうけれど、受験生の親からすると感覚が違うのだなと思ってしまいます。実際にどんなことをやめて欲しいと思っているのか、早速紹介していきます。
曖昧な情報を子どもに伝える
この時期、不確かな情報を子どもに伝えると混乱の原因になります。むしろ混乱の原因にしかなりません。例えば高校の大学進学状況の情報です。大学受験が終わって進学する大学を決めた人も出てきていますし、センター試験も終わっています。
そのため「あの高校から東大を受ける人がいるらしいよ」とか「あの高校に行くと指定校推薦がもらいやすいみたいだよ」という「らしいよ」「みたいだよ」という話が多くなってくるのです。しっかりと裏をとった話ではないので、本当なのかどうかはわかりません。でもそういう話を聞くと、受験生の気持ちはぐらついてしまいますよね。
他の子と比較する
「○○ちゃんは塾に行って毎日遅くまで勉強しているよ」「あの子は頭がいいからね」など、他の子どもとの比較は絶対にやめて欲しいと思っています。言っている人は何気なく話しているのでしょうけれど、ナーバスになっている受験生にとっては、そういう一言がカチンとくるものです。
実際に娘も言われたことがあって、その時には『で?』と上手にかわしていましたが、心の中では嫌な思いをしたのだろうなと思います。学校では順位が出て、ある意味比較されてしまうのは仕方ありません。でも受験生は受験生なりに自分のペースを守って勉強をしているので、親や周囲が他と比較する必要はないのかなと考えています。
咳などの体調不良
受験生がいる家庭では、インフルエンザや風邪予防もかなり慎重に行っています。でも学校や買い物に行った時などに、思い切り咳をしている人を見ると「お願いだからマスクをして」と思います。
当然娘もマスクをして出かけますが、それでも気になりますからね。少し前に長男が咳をすることがあって、その時には家族全員からマスク着用の命令が出ました。家族だけではなく学校関係者も、自分の体調管理をしっかりして欲しいと切に願います。
「やっぱりこっちの学校の方がいいんじゃない?」という軽すぎる提案
先ほど書いた曖昧な情報もそうなのですが、受験生の気持ちをぐらつかせてしまうようなことを言うのは、本当にやめて欲しいです。
何を思ったのか「この学校の方がいいんじゃない?」と軽々しく言う人がいますが、これまで情報を集めたり成績と照らしあらせて志望校を決めてきたのだから、今更変えるのは大きな負担になってしまいます。幸い娘はあまり気にせずに、むしろ『じゃ、自分が受ければ?』と言っていましたが、受験生が自分で決めたことなのだから「冗談であっても言うのはやめて」と母は思っています。
ショッピングや映画など子どもの誘いにまんまと乗ってしまう
受験生とはいえ、時には息抜きも必要です。娘は映画が好きなのでよく観に行きますが、この時期になっても以前と同じペースで映画を観るのはどうかと思います。
その時間を勉強に使うのもそうですが、インフルエンザへの感染の方が懸念材料になっているからです。
でもそんなことをあまり考えずに、娘の誘いに乗ってしまう人がいました。娘の友人です。彼女たちは受験生ではないのでいいかもしれませんが、こちらは受験生。誘う娘もどうかしていますが、誘いは断って欲しいなと思いましたね。
でも友人も、娘の気晴らしのためを思って誘いに乗ってくれたのでしょう。そう考えると逆に「ありがたいな」と思うのですが、少々ピリピリムードの母には、そんなことを考える余裕さえもなく…。そのためこれに関しては、娘に厳重注意をしたこともあり、さすがに今の時期はお出かけも控えめです。
まとめにかえて
受験が間近に迫っているので、親としてもピリピリしているなと自分では思っています。でも子どもには自分が行きたい学校に進学して欲しいので、娘だけではなく周囲に対しても厳しくなってしまうのでしょう。
一方で今後受験を迎える子を持つ親に対しては、何をしてはいけないのかはわかりますから、今回のプチイライラはある意味いい経験だったのかもしれません。
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