独検察による捜索報道の三菱自動車が急落! 日経平均株価は反発
LIMO / 2020年1月23日 7時20分
独検察による捜索報道の三菱自動車が急落! 日経平均株価は反発
【東京株式市場】 2020年1月22日
株式市場の振り返り-日経平均株価は反発、たった1日で終値24,000円台を回復
2020年1月22日(水)の主要指標(カッコ内は前日終値比)
日経平均株価 24,031円(+166円、+0.7%) 反発
TOPIX 1,744.1(+9.1、+0.5%) 反発
東証マザーズ株価指数 886.0(▲0.2、▲0.02%) わずかに3日ぶり反落
東証1部上場銘柄の概況
値上がり銘柄数:1,286、値下がり銘柄数:758、変わらず:115
値上がり業種数:23、値下がり業種数:10
昨年来高値更新銘柄数:119、昨年来安値更新銘柄数:10
東証1部の出来高は10億180万株、売買代金は1兆8,868億円(概算)となり、いずれも前日より増加しました。米国株式相場の下落を受けてリスクオフモードが高まるという事前予想に反し、意外なほど堅調に推移しました。
ただ、様子見スタンスの投資家は依然として多く、売買代金は3日連続で2兆円を下回る薄商いとなっています。
そのような中、日経平均株価は再び上値を追う展開となりました。
寄り付き直後は一時▲33円安と軟調なスタートになりましたが、その後はほぼ終日に渡って上昇基調が続き、大引け直前には一時+176円高まで上昇する場面が見られました。最後もやや売りに押されながらも、終値で24,000円台を維持して引けています。
なお、TOPIXも同じような値動きで反発しました。
東証マザーズ株価指数はわずかに3日ぶり反落、売買代金は3日連続で1,000億円割れ
東証マザーズの出来高は9,867万株、売買代金725億円となり、いずれも前日より減少しました。
前月(昨年12月)から始まった個人投資家の資金移動は明らかに一巡し、出来高は4日ぶりに1億株を下回りました。また、売買代金も3日連続で1,000億円の大台を割り込んで引けています。
ただ、株価指数はわずかに下落し、3日ぶりの反落となりました。依然として900ポイント回復目前で足踏み状態となっていますが、今後の展開が注目されます。
HOYAが昨年来高値を更新、ドイツ検察当局による家宅捜索報道の三菱自動車は急落
個別銘柄では、ダイキン工業(6367)、信越化学工業(4063)、リクルートホールディングス(6098)、中外製薬(4519)など指数寄与度の高い大型株が値を上げて昨年来高値を更新しました。
また、ハイテク株も買戻しが目立ち、東京エレクトロン(8035)やTDK(6762)が大幅反発となり、HOYA(7741)は主要ハイテク株で唯一の昨年来高値更新となっています。
その他では、前日に大幅安となったインバウンド関連銘柄で資生堂(4911)やコーセー(4922)が買い戻されて反発したのが目を引きました。
一方、ドイツ検察当局から独国内の家宅捜査を受けたことが報道された三菱自動車(7211)が、排ガス規制に関する不正疑惑懸念から一時▲7%安の急落となりました。
また、この事案で参考人調査を受けたことが報道されたデンソー(6902)も一時▲3%超安の大幅下落となりましたが、その後は落ち着きを取り戻して引けています。
その他では、東証2部の東芝(6502)が下げ止まらず3日続落で引けたことが注目を集めたようです。
新興市場(東証マザーズ)では、ブシロード(7803)が反発し、EduLab(4427)も大幅高となりました。一方、マクアケ(4479)が反落し、ウォンテッドリー(3991)は昨年来安値を更新しています。
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