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「叩き上げ系お金持ち」の人たちが考える、自分が稼げるようになった理由

LIMO / 2020年1月28日 20時15分

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「叩き上げ系お金持ち」の人たちが考える、自分が稼げるようになった理由

世の中のお金持ちには、「親がお金持ちだった」という人と「親は関係なく自分で富を築き上げたという人がいます。親がお金持ちの人のマネをすることはできませんが、自分で富を築いた人の話を聞いて参考にできることを探すのは可能ですよね。

そこで今回は、筆者が金融の仕事で出会った「叩き上げ系お金持ち」の人たちが考える、自分がお金持ちになれた理由について聞いてみました。

周囲の人に頼ることができたから

20代のうちに自分で起業し、いまや20人以上の社員を抱える会社の社長となったAさんは、自分がお金持ちになれた理由を「周囲の人に頼ることができたから」だと語ります。

「20代で社会人としての経験も浅く、知識もスキルも中途半端な自分が起業して成功できたのは、周囲の人に頼る才能があったからだと思う。今思えば昔から有能な人を見つけたり、その人を仲間にするのも得意だった」と言います。

「学生のときも、体が小さくて気が弱い自分がいじめられないように、頭を使ってうまく立ち振る舞うタイプだったと思う。その分、自分にはプライドも自信もなく、変な意地もない。ピンチに陥ったらすぐ誰か力のある人に助けを求めることができる性格だった」のだそう。

「自分ができないことを、できる人に味方になってもらいながら今の会社を切り盛りしている。自分は圧倒的なカリスマ性もないし、リーダー気質でもないから、『何もできない社長のために頑張ってやろう』と思ってもらえるように普段から社員の皆とはこまめにコミュニケーションを取っているし、利益が出たらしっかり還元する。だって、自分が独り占めしていい利益では到底ないから」と言うAさん。

こういう性格だからこそ、周囲の人の助けを借りることができるのでしょう。逆に、お金持ちになれなさそうだなと思う人について聞いてみたところ、「自分の仕事を『ほかの誰もできない、いわば囲った状態』にしておくことが、会社での自分の価値を高めることだと勘違いしている人」とのことでした。

そういう「一人で仕事を囲ってしまう人」はどの会社にもいるものです。Aさんの話を聞いていると、確かにそういう人は苦労ばかりして、お金持ちにはなれないかもしれないと思いました。

「人と違うこと」を追求したから

フリーランスとして活動し、自分の資産で郊外に大きな家を持つBさん。家族との時間を大事にしながら、普通のサラリーマンには手の届かないような金額を稼いで生活しています。そんなBさんは「あくまでも人と違うことをやったから、お金持ちになれたと思う」と言います。

「誰かと同じものというのは、もう世の中に需要も供給もあって、そこに新たなビジネスチャンスはないと思った。無理に参入してもいいけれど、参入障壁が高かったり、競合が多すぎて他社からお客さんを引き離したりするのがまず大変。そこにパワーを使うくらいなら、誰も供給していないしまだ需要も生まれていないようなところで潜在的なニーズを探ったほうがいいし、ライバルも出てきにくいのでは、と考えた」と話します。

Bさんの仕事はクリエイティブ系の要素もあって、Bさん独特の感性がうまく生かされている仕事です。それは、たとえば「Bさんっぽい作風でお願い」と誰かほかの人に頼んでも、なかなか実現できないもの。それまでになかった新たなニーズを喚起するということを突き詰めてやったからこそ、今の生活があるのだと思うと教えてくれました。

自分がオタク系だから

投資で成功し、いまや10億円以上の金融資産を保有しているCさん。彼がお金持ちになれた理由は「オタク系だったから」だと話します。

「オタクっていいイメージがないかもしれないけど、実はすごい。自分で言うのもなんだけれど、ハマったらトコトン追及してしまう。書店の投資コーナーの本を片っ端から読んだし、いろんな投資の講座にも足を運んだ。最終的には『自分の型』みたいなものを見つけたけれど、それを見つけるまでにはすごく時間がかかった。でも、それだけやらないと自分の型が見つからなかったと思うし、時間を無駄にしたとは全く思っていない」とCさん。

Cさんは自分なりにいろんな角度から研究と分析を重ね、自分なりのトレードルールを確立したのだそう。

「こういうものの研究っていかにもオタクがしそうなことでしょ? オタクって悪いことじゃないし、むしろカッコイイと思う。自分の好きなことをトコトン分析、研究するには集中力が必要だし、たいていの人はちょっとやっただけで終わってしまうから何にもならない。やり切ったと自信を持って言えるまでやるのが大事」と語ってくれました。

面倒くさがり屋だから

最後は、30代で起業したDさん。会社の規模や内容については明かせませんが、かなり成功している様子です。そんなDさんは「面倒くさがり屋だから」お金持ちになれたのではと思っているのだそう。

「ビジネスでも何でもそうだけど、『これやるの面倒だな』って思ったところにチャンスがあると思う。それってみんな面倒だから。それを代行したり、ラクにできるようにしたりすることには絶対需要がある。自分自身が面倒くさがり屋で、仕事をしていても、『ああ、面倒だな』と思うことが多かったし、なんとかラクをしたいと思っていた」のだそう。

「ルーティンワークはExcelとか社内ツールを使って簡単にできるように工夫していたし、それを特に独り占めしたいとも思わなかった。でもそういうところが評価されていって、『お前ってすごいな』と言われるうちに『こういうことをやっていけば食っていけるかも』と思って起業した」とDさんは言います。

たしかに、面倒くさがり屋ほど仕事がデキるようになるのが早いということも耳にします。面倒だからと省力化したり、時短化したりする方法を考えてくれるのは、会社にとってもプラスでしょう。こういう人ほど、ビジネスに使えるアイデアを思いつくものなのかもしれません。

まとめ

お金持ちの人は、やはりどこか突き抜けているような印象があります。Cさんが語った「オタク」もそうですが、ほかの人が考えないようなことや、到底やりきれないようなことをやることが大事なのだと感じました。彼らの話を参考に、お金持ちを目指してみてはいかがでしょうか。

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