家計のスリム化は「固定費」がカギ!2020年こそ貯蓄を増やそう
LIMO / 2020年1月29日 19時15分
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家計のスリム化は「固定費」がカギ!2020年こそ貯蓄を増やそう
余裕ができたら貯金できるはずなのに…。そう思うこともありますよね。どうすれば家計の負担を減らせるのでしょうか。実は節約に慣れていなくてもできる支出削減方法があります。それが固定費の見直しです。なかなか削ることのできない項目がある一方で、見直し効果の高い項目もあるので早速確認していきましょう。
見直すと効果的!「固定費」はこれに注目
固定費の中から、見直し効果の高いものをピックアップしていきましょう。見直しには書類を確認したり、契約をし直すなど、多少手間のかかる部分があります。それでも毎月の支出を削減できれば、貯蓄をする余裕も出てきます。思い切って検討してみてくださいね。
[1]通信費
スマホの料金プランやインターネットプロバイダ料金、動画サービスなどの契約です。今の契約内容は自分に合っているでしょうか。サービスは料金に見合っていますか?利用していないサービスは付帯していませんか?夫婦で格安スマホへ乗り換えると、料金が今までの半分以下になることもあります。切り詰めるような節約活動をしなくても、自動的に節約ができるのです。
[2]生命保険・医療保険の契約内容の見直し
「保険」は結婚や出産など、人生の節目に増やす方向で見直す方も多いと思います。一方で人生の経過とともに契約内容を見直した方が、実生活にフィットした保障内容になる場合があります。まず若いときに加入してそのまま継続している場合は、保険料を調べ直してみましょう。同じ保険料でも保障の範囲が広がっていたり、以前と同じ内容でも保険料が安くなっていることも少なくありません。
また働いている会社で団体加入の保険があるなら、検討すべきでしょう。団体加入は同じ補償内容でも、保険料が割安に設定されています。
住宅ローン利用者の場合は、大半が団体信用生命保険に加入していると思います。その場合、返済中に契約者に万が一のことがあったら、その段階でローンの返済が不要になります。負債や育児のことを心配して、死亡保障を過剰に増やさなくてもいいのです。
[3]貯蓄型保険の見直しは慎重に
「養老保険」や「学資保険」、「終身保険」など貯蓄型の生命保険に加入している方も多いでしょう。貯蓄型保険は貯蓄が苦手という人でも、半強制的に保険料の支払いを継続していると思います。ただし貯蓄型保険では、保険加入後一定期間を過ぎる前に解約すると、払込金額よりも少ない金額しか受け取ることができません。
また貯蓄型保険は、掛け捨ての保険よりも払込金額が高額になります。このため契約したときは問題がなくても、その後の家庭の事情により継続が困難になることもあるのです。最初は夫婦二人分の「生命保険」、その後子どもが生まれて「学資保険」、老後の不安から「養老保険」と増やしていくと、保険料の支払いだけで負担が大きくなる場合があります。保険貧乏には要注意です。
貯蓄型の生命保険は、「払済」の保険に変更することもできます。払済保険というのは、今契約している保険を解約することなく、保障期間も変更しないで、保険料の支払いのみ終了させる方法です。保障額を下げることによって保険料の負担を減らして、その時点での解約返戻金を一時払保険料にします。そのため一時払保険料を用意しなくてもいいのです。払済保険への変更が可能かどうかは保険会社への確認が必要ですが、どうしても払い続けるのが困難な場合は、解約する前に払済への変更を相談してみましょう。
[4]塾・習い事…本人が希望しているかどうか
毎週通い続ける塾や習い事。みんな習い事にどのくらい支出しているのでしょうか。株式会社バンダイが2019年5月に、3~6歳の未就学児と小学生の子供を持つ親(700人)にアンケートを実施しました。「子どもの習い事に関する意識調査(https://www.bandai.co.jp/kodomo/pdf/question252.pdf)」によると、子ども1人当たりの月謝は平均1万3,607円。未就学児では8,644円ですが、小学6年生では1万5,611円となりました。習い事別に見てみると、最も費用が高かったのは学習塾で1万5,362円。次いで英会話が8,761円、ピアノが7,200円、学習塾費に2万円以上を充てている家庭も3割近くありました。
子どもの人数分だけ習い事の費用は増えていきますから、時には子どもに習い事のことを聞いてみましょう。親としては良かれと思っていても、子どもにとっては負担になっていることもあります。実は習い事に通うことに疲れている子どもも多いのです。何事も向き不向きがありますので、親子でゆっくり話をしてみるのも大切なことですね。
家庭によっては通信教育を利用しているところもあるでしょう。通信教育は塾と比べて往復の時間がカットでき、入塾料も不要、時間を自由に設定して学習できます。しかし自主的に学ぶ方法が向いているお子さんもいれば、塾の方が向いているお子さんもいます。料金のみで学習方法を決めるよりも、お子さんに合う方法を探したほうが、長い目で見てためになるはずです。
まとめにかえて
通塾費用のように、見直すことによって一時的に費用が増えるケースもあるかもしれません。しかし思い切った見直しにより、より良い人生、より優れた家計支出につながる可能性も高くなります。固定費の見直しは、取り掛かってみると効果を実感できる優れた家計管理方法です。家計の最適化をはかって貯蓄額アップにつなげていきましょう!
【参考】
「子どもの習い事に関する意識調査」株式会社バンダイ
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