3児の母が実感。育児中に「SOS」を出す葛藤…でも助けは待っていてもこないから
LIMO / 2020年2月5日 10時15分
3児の母が実感。育児中に「SOS」を出す葛藤…でも助けは待っていてもこないから
学生時代、友達がいなくて、教室で1人ポツンとしている子をクラスで見かけたことはありませんか。その子に話しかける子はほとんどいなかった、というケースが多かったのではないでしょうか。
同じように育児中は、いくら困ったり、悩んでいたとしても、黙ったままでは誰も助けてくれません。育児が行われているのは密室ですから、自分でアクションを出す勇気が何よりも大切。相談するにしても、伝え方を工夫したり、相手との相性を見極めることも重要です。
3児の母である筆者が、育児中のSOSの出し方について感じたコツをご紹介します。
「悩みの過小評価」はやめよう
まずは相談するまでの心の葛藤への対処法です。育児相談で一番大切なのは「相談する勇気」をもつことですが、相談する勇気って、なかなか出ないものですよね。
「育児だからこそ相談しにくい」と思う人もいるでしょう。相談するまでにアレコレ悩み、「これくらいのことで」と自分の悩みを過小評価し、結局相談しなかったという人も多いでしょう。
ここで大事なのが「母親なら育児ができて当たり前」という間違った先入観を捨てること。女性はただ出産しただけで、「育て方」は誰からも教わっていません。育児が分からなないのは、男も女も同じ。「女だから、母親だから育児が上手くできる」なんてことはないのです。
誰しも育て方が分からず、悩み、不安になり、間違え、自己嫌悪し、後悔することを繰り返しながら、手探りで育児をします。「これくらいのこと」なんて思わず、むしろ、まずは小さなことから相談するクセをつけると相談上手になれるでしょう。
相談すると視野が広がる
心の葛藤を減らすためにもう一つ重要なのは、視野を広げることです。
筆者も育児をしながら、子どもの少食やアレルギー、入院など数々の悩みや不安を経験してきました。勇気をもって周囲に相談すると、悩んでいるのは自分だけではありませんでした。
いつも笑顔のママが、ものすごく悩んだり、同じように辛い思いをしていたり。勇気を出して周囲に相談して知ったのは「悩んでいるのは自分だけじゃない」ということと、「自分は視野が狭かったかもしれない」ということでした。
まずはインターネットやSNSで悩みを検索してみてください。「みんな悩んでいる」と分かるでしょう。勇気をもって周囲に相談してみると、同じように皆悩み、苦しんでいることが分かります。それがある時は勇気になったり、ある時は傷付いた心を慰めることもあるのです。
「相談相手との相性」は重視を!
いざ相談となると、「夫や親きょうだい→旧友やママ友→子育て支援センターなどに常駐している方、保健師さん、園の先生など」と段階を踏んでいくことが多いと思います。
ここで大切なのが、相談相手との相性です。理想だらけで現実味のないアドバイスをする人、昔ならではの「女なんだから」という価値観を持ち出す人、「やっぱり母乳が一番」と自分の価値観を押し付けてくる人、相談内容を聞いてマウントをとってくる人…様々な人がいます。
その中から、親身になってくれたり、具体的なアドバイスをしてくれる人を選んで相談しましょう。保健師さんなどプロに相談する場合も、1人に相談して諦めるのではなく、複数の人に相談してみてください。
同時に、現代だからこそSNSでつぶやいたり、絵日記やイラストを投稿したり、ブログを書いみるものいいでしょう。育児中は地域の人としか出会えないのがネックですが、SNSを利用すれば広く多くの人と出会うことが可能です。
相談内容は具体的に、インパクトのあることから
悩みが大きい場合は、具体的なエピソードで、インパクトのあることから話すことを心がけましょう。
悩み相談をするとき、特に育児など家庭の内容になると、エピソードが散らばってしまいがちに。インパクトの大きい内容から説明すると、相手に伝わりやすいですし、具体的なアドバイスを貰うことができます。相談したいことは紙にまとめておくことも大切です。
核家族やワンオペ育児の現代だからこそ、相談は思っている以上に大切です。まずは相談する勇気を出し、おすすめなのは相談先をいくつももっておくことです。「子どもの体調はこの人」「長男のことはこの人」「家庭のことはこの人」と何人も相談相手を見つけておくと心強いでしょう。
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